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共通テストで時間が足りなくなる理由
「最後の問題も簡単だったのに、解く時間が足りなかった」
悔しさも相まって、つい口にしがちな言い訳ですが、これを「仕方がない」の一言で済ませてはいけません。
なぜなら、昨今の入試では、情報処理能力を露骨に試す出題が増えているためです。
共通テストの特徴
大学入試の共通一次試験では、2021年度のセンター試験から共通テストへの移行後、問題分量が増加傾向にあります。
2025年度から、設問数の増加や、試験時間の延長が決まっている科目もあり、今後もこの傾向は続くことになりそうです。
母校の先生曰く、「ユウくんが受験生の頃と違って、東大を受けるような最上位の生徒であっても、足元を掬われかねない一次試験になっている」とのことでした。
共通テストの実施方針
文部科学省が公表している「大学入学共通テスト実施方針」では、その目的について、次のような説明があります。
問題分量の増加や、出題形式の複雑化は、こうした実施方針の表れといえます。
これからの入試は、情報処理能力が問われる
思考や判断は、念入りな下準備に支えられてこそ、価値があります。
念入りな下準備とは、すなわち、膨大な関連情報を処理することです。
実際に試験問題をみてみると、問いの整理に時間がかかる出題をするぞ、という作問者の意気込みが感じられます。
高い情報処理能力は、差別化要因になり得る
AIをはじめとする情報技術がどれだけ発達しようと、その受け手は人間です。
技術が進化するスピードに、ヒトの進化はけっして追いつきません。
であるからこそ、情報処理能力を鍛えておくことは、生涯にわたっての差別化要因となります。
受験勉強を通じて、情報処理能力を高めよう
高い情報処理能力が、どれほど大きな差別化要因になり得るか。
こちらの熱量が高いせいかもしれませんが、周囲と話していると、まだまだ理解されていないように思います。
教室に通う中高生には、圧倒的な情報処理能力を身につけてもらいたいです。
出題形式や問題量の変化などものともせず、正面から踏み倒していける力を。
部活のように通う子たちが増え始めたら最後、クリエイトは今のままではいられないはずです。
「テストで時間が足りない」を放置しない
いつも解答時間が足りないという悩みは、決して表面的なものではなく、思考力や判断力に直結する問題です。
早めに気づけた今がチャンスだと思って、一度専門的なトレーニングを受けてみませんか。
他のどの塾にもない独自の切り口から、あなたの受験勉強をバックアップします。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表