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【最短ルート】効率のいい勉強法4選。ながら勉強などのNG事例も解説

更新日:2024年4月20日 公開日:2023年9月12日

 受験や資格取得など、学生、社会人を問わず、勉強をしなくてはならない人が増えています。

 限られた時間の中で成果を出すためにも、勉強の効率は高めたいものです。

 この記事では、効率のいい勉強法について取り上げていきます。

効率のいい勉強法4選

こまめに勉強をする

 1回に長時間勉強をするよりも、短い時間に分けて複数回勉強をする方が、効率的に勉強ができます。

 これは、間隔をあけ反復して学習することが、記憶の定着を促すためであり、「スペーシング効果」として知られています。

 参考:竹内 龍斗 2019年 2月 誠文堂新光社 『進化する勉強法: 漢字学習から算数、英語、プログラミングまで』

 仮に、3時間分の学習計画を立てる場合、連続した3時間を確保するよりも、1時間×3回に分けた方が良いでしょう。

異なる内容を交互に学習する

 1つの科目を連続して学習するよりも、複数の科目でローテーションを組み、各科目を交互に学習をした方が、内容が頭に残りやすくなります。

 この学習法は「インターリービング学習」と呼ばれ、教育心理学の領域で実証研究が進められています。

 参考:『ブロック練習と交互練習の単独効果と複合効果の比較検討』(2023年9月12日閲覧)

 たとえば、英単語を覚える場合、ひたすらに英単語と向き合うのは非効率です。

 「30分英単語を覚えたら、次は数学の計算問題を30分勉強し、また英単語の勉強に戻る」というように、変化のある学習計画を立てましょう。

アウトプットを行う

 テスト形式で問題演習を行う、覚えた内容を紙に書き出すなど。勉強時間内にアウトプットの時間を設けることは、学習効率を高める上で欠かせません。

 問題演習に時間を使った分だけインプットの時間が少なくなることを考慮しても、アウトプットの時間を設けた方が効果的であることが実証されています。

 参考:カルフォルニア大学の研究より “The effects of tests on learning and forgetting”(2023年9月12日閲覧)

 自分の勉強計画に、アウトプットの時間が設けられているか、確認をしてみましょう。

自分の言葉で人に説明する

 効率よく勉強をする上では、理解の程度を誤らないことが重要です。

 たとえ勉強をしたとしても、得点に結びつかないレベルの理解では、結果につながりません。

 そこで、理解の程度を確認する目安として役立つのが、「自分の言葉で人に説明できるか」という視点です。

 人に説明し納得してもらうためには、用語の意味や解法プロセスなどを、形式的ではなく、本質的に分かっている必要があります。

 「勉強した内容を他人に説明できるか」という意識を、常に持ちましょう。

効率のいい勉強をするために〜NG事例集〜

いきなり質を追求する→まずは量を確保

 勉強効率は、試行錯誤を繰り返す中で、徐々に改善されていくものです。

 勉強効率を気にする人ほど、勉強量が足りていないケースが多いです。

 まずは一にも二にも量です。質や効率は後からついてきます。

 楽をしようとせずに、しっかりと勉強量を確保する覚悟を決めましょう。

目標が決まってない→事前に目標を設定する

 勉強を始める前に目標を定めることで、何を勉強するべきかが明確になります。

 これは、目標から逆算をして、学習計画を立てることができるためです。

 自分はどういった目標に向けて勉強をするのか。

 明確になっていない場合は、一度整理をしてみましょう。

なんとなく勉強を始める→勉強する時間を決める

 漫然と机に向かうよりも、時間を決めて勉強をする方が、集中ができます。

 〜時までにこのページまで終わらせるなど、時間を意識した学習計画を立てましょう。

マルチタスク→シングルタスク

 一度に複数のことを行うマルチタスクをさけ、一つのことに集中するシングルタスクの状態を維持しましょう。

 マルチタスクは、シングルタスクに比べ40%も多くの時間がかかり、複雑なタスクの場合はさらに時間がかかることが実証されています。

 参考:デボラ・ザック , 栗木 さつき  2017年 8月 ダイヤモンド社SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 「ながら勉強」が非効率的であることも、同じ観点から説明ができます。

勉強場所にこだわりなし→集中できる環境をつくる

 勉強をする空間から誘惑を取り除く努力をしましょう。

 集中力をいきなり高めることは難しいですが、集中を削ぐものをきっぱりと遠ざけることは、比較的容易にできます。

 勉強効率を高める第一歩は、環境づくりであると言っても、過言ではありません。

 集中できる環境を追求していきましょう。

睡眠は敵→睡眠は味方

 効率の良い勉強をするうえで睡眠は欠かせません。

 睡眠時間が足りないと、記憶が定着しづらくなるほか、集中力も低下してしまいます。

 必要な睡眠時間はしっかりと確保しましょう。

長時間勉強を続ける→適度な休憩をとる

 長時間勉強を続けていると、集中力が逓減していきます。

 また、一度勉強を始めたら休憩をとらないという習慣は、勉強開始のハードルを上げる要因にもなりかねません。

 30分勉強したら5分休憩するなど、こまめに休憩をとることを意識しましょう。

他人の勉強法を鵜呑みにする→自分に合った勉強法を選ぶ

 勉強法を選ぶ上で重要なことは、自分に合っているかという点です。

 様々な勉強法が取り沙汰されていること自体が、勉強法に唯一絶対の解がないことを示しています。

 特定の情報を盲信することなく、試行錯誤を重ね、自分なりの勉強スタイルを確立していきましょう。

社会人の勉強事情

 社会人になると、学生時代とは異なり、仕事と勉強のバランスをどう取るかが一層重要になります。

 以下の記事では、社会人の勉強している割合や、勉強を続けるコツについて解説しています。ぜひご一読ください。

 参考:社会人の勉強事情まとめ。統計データ・人気資格・勉強法などをご紹介。

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