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速読とは?
「読む」という行為は、複数の能力が絡み合うことによって実現する、総合的な知的作業であると、私たちは考えます。
読書に必要な能力を、一つひとつ鍛えることによって、はじめて可能になるのが「速読」なのではないでしょうか。
クリエイト速読スクールは、「一朝一夕で簡単に速読が身につく」などといったメソッドを提供することはできません。「1冊3分」といった超人的なスピードで読めるようになることを、お約束することもできません。
しかし、読書に必要な能力を着実に訓練したいと望む方には、納得いただけるだけのカリキュラムをご用意している自負があります。
勉強や仕事にそのまま使える「読む力」の習得を目指す教室です。
参考:合格実績
この記事では、速読に関心をお持ちの方向けに、当スクールのトレーニングの着眼点を、速読のコツとしてご紹介していきます。
速読のコツ1.視線をコントロールする
速読の最初のコツは、視線のコントロールです。
私たちは、何か特定のものに注意を向けるときに、対象物に視線を合わせるという行動をとります。これは、視線を合わせることで、視覚情報を取りこむことが可能となり、多くの情報を得られるためです。
視線を合わせるという行為は、無意識で行われるものです。しかし、いざ意識して目を動かすとなると、訓練をしていない限り、なかなか思い通りに動かないものです。
速く読むためには、視線をコントロールして、スムーズに文字情報を取り入れる必要があります。
そのため、当スクールでは、眼球運動のトレーニングを行なっています。
参考:ビジョントレーニングとは? 効果とおすすめ教材をご紹介。
速読のコツ2.文字に素早く反応する
視線をコントロールする能力と、視覚から得た情報を認識する能力は、別の能力です。
そのため、当スクールでは、文字への反応を鍛えるトレーニングを設けています。
これは、頑張って読もうと思わなくても、文字が目に入ってくる状態を作ることを目的としています。
速読のコツ3.文字をまとめて捉える
読むのが速い人の特徴として、文字情報を認識できる範囲、すなわち認知視野が広いことが挙げられます。認知視野を広げることもまた、速読のコツのうちの一つです。
1文字1文字を丁寧に追っていくよりも、1行をまとめて捉えた方が速く読めることは、何となくイメージができるかと思います。
認知視野を自分の意識だけで広げようとすることは難しいでしょう。なぜなら、文字を認識しようと集中するほど、注意を向ける範囲は、通常狭くなってしまうものだからです。
そこで、当スクールでは、訓練のなかで自然と認知視野を広げていけるカリキュラムをご用意しています。
速読のコツ4.ワーキングメモリを鍛える
速読のコツは、目の使い方だけに留まりません。理解力を鍛える必要があるためです。
多くの文字を見ることができるようになった後は、見た情報を頭の中で整理する力が求められます。
情報を整理する能力の土台となるのが、ワーキングメモリです。
ワーキングメモリとは、情報を一時的に保持・操作する際に使われる脳の機能です。記憶と処理を同時に行う機能で、たとえるなら「脳の中のメモ帳」のようなものです。
ワーキングメモリに関する詳細や、具体的なトレーニング方法は、以下の記事でご確認いただけます。
参考:ワーキングメモリが低い人の特徴とは? 大人も遊べるトレーニングで鍛えよう。
速読のコツ5.論理的思考力を鍛える
情報整理を助ける具体的な能力として、論理的思考力が挙げられます。
当スクールでは、読んだ本の内容を、論理的に理解する力を鍛えるために、「ロジカルテスト」というトレーニングをご用意しています。
速読のコツ6.イメージ処理のスピードを上げる
情報整理の際には、イメージを用いることも重要です。
文章を読んでいるときに、その場面の状況が頭の中で素早く浮かぶのと、そうでないのとでは、読書のスピードでも内容の理解度でも、大きな差が出てくるためです。
読書とイメージ力の関係については、以下の記事でご紹介しています。
参考:想像力を鍛えるトレーニング教材をご紹介。読書と想像力の関係とは?
『図解でわかる 速読のすごいコツ』
『図解でわかる 速読のすごいコツ』は、クリエイト速読スクールの最新の出版物です。
当スクールが提供するトレーニング内容、目的、教材などを余すことなく公開しています。
読み物としてはもちろん、速読のコツを身につけるための、トレーニング教材としてもご活用いただけます。
ここまでにご紹介したトレーニングに、本格的に取り組みたい方には、お薦めの1冊となっています。
出版物の詳細や、購入ページは、以下の記事でご確認いただけます。
参考:出版物紹介