
目次
「カウント呼吸法」のご紹介
カウント呼吸法とは
カウント呼吸法とは、クリエイト速読スクールで用いられている、集中力を高めることを目的とした呼吸法です。
カウント呼吸法 〜姿勢〜
- 背筋を伸ばし、椅子に深く腰をかけます。
- 肩と首の力を抜いて、軽く前に俯くような姿勢をとります。
- 手は腿の上に乗せ、目は軽く閉じて、まぶたの力を抜きます。
カウント呼吸法 〜実施方法〜
- 上記の姿勢のまま、お腹をへこませて体の中の息を吐き切ります。
- 息を吸いはじめます。その際、息を吸いながら、心の中で「ひと〜つ」と数えます。
- 空気をいっぱいまで吸い込んだら、静かに吐き出していきます。その際、息を吐き出しながら、心の中で「力が抜けていく、力が抜けていく••••••」と唱えます。
- 息を吐き切ったら再び息を吸います。息を吸いながら、心の中で「ふた〜つ」と数えます。
- 上記の①〜④を3分間繰り返します。
3分経過後は、目を開けて、首や肩をゆっくり回して体をほぐしてください。
慣れてきたら、呼吸をゆっくりと深くすることを目指していきましょう。
3分間で15回が目安となります。
クリエイトの速読トレーニングは、カウント呼吸法から始まる
クリエイトの速読トレーニングは、3分間のカウント呼吸法から始まります。
心身をリラックスさせることで、目の前のことに集中できるように、というのが主な目的です。
回数はあまり気にせずに、楽に呼吸することを意識しましょう。
勉強前のルーティンに、カウント呼吸法を
くわえて、もう一つ、隠れたねらいがあります。
それは、自分の集中のスイッチを作ること、です。
ここぞというときに、最大のパフォーマンスを発揮することが求められる人は、ルーティンを持っていることが多いです。
ルーティンは、場の空気に飲まれることなく、自分の世界に入るための儀式です。
これから集中するぞというときに、決まった動作を繰り返すと、その動作はやがて、集中のためのスイッチへと変貌します。
何をルーティンとするかは自由ですから、オリジナルのポーズでも体操でもかまいません。
ただ、どんな場面でも手軽に実施できて、医学的な裏付けもあるという点で、カウント呼吸法に勝るものはありません。
カウント呼吸法の効果がないときに、見直すべきポイント
深呼吸をすれば、緊張がほぐれる。
よく言われるアドヴァイスですが、なかなか効果を感じない、という方も多いはずです。
解決策は一つ。
困ったときにだけ縋るのではなく、普段からカウント呼吸法を取り入れることです。
本番の極限状態で、普段やらないことをいきなりやっても、効果はありません。
勉強を始める前、仕事を始める前、1分でいいですからカウント呼吸をしましょう。
継続することで、より効果的に
繰り返した回数だけ、ルーティンの効果は、強力になっていきます。
入学試験や資格試験などで、一番緊張するのは、問題用紙を配られた後の待ち時間です。
定期テストや模試であれば、せいぜい数分ほどですが、本番では、10分以上待たされることも珍しくありません。
勝負の日を見据える方にとって、カウント呼吸法は強力な武器になるはずです。
日常の合間に、カウント呼吸法を取り入れよう
ほんの一手間で、心身をリラックスさせ、気持ちを落ち着けることができます。
短い時間でかまいません。
日常の合間合間に、カウント呼吸法を取り入れてみてください。
うまくいかないときほど、呼吸が浅くなっているものです。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表