勉強前のルーティンに。カウント呼吸法をご紹介 | 速読ナビ

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勉強前のルーティンに。カウント呼吸法をご紹介

更新日:2024年12月26日 公開日:2024年12月26日

「カウント呼吸法」のご紹介

カウント呼吸法とは

 カウント呼吸法とは、クリエイト速読スクールで用いられている、集中力を高めることを目的とした呼吸法です。

カウント呼吸法 〜姿勢〜

  1. 背筋を伸ばし、椅子に深く腰をかけます。
  2. 肩と首の力を抜いて、軽く前に俯くような姿勢をとります。
  3. 手は腿の上に乗せ、目は軽く閉じて、まぶたの力を抜きます。

カウント呼吸法 〜実施方法〜

  1. 上記の姿勢のまま、お腹をへこませて体の中の息を吐き切ります。
  2. 息を吸いはじめます。その際、息を吸いながら、心の中で「ひと〜つ」と数えます。
  3. 空気をいっぱいまで吸い込んだら、静かに吐き出していきます。その際、息を吐き出しながら、心の中で「力が抜けていく、力が抜けていく••••••」と唱えます。
  4. 息を吐き切ったら再び息を吸います。息を吸いながら、心の中で「ふた〜つ」と数えます。
  5. 上記の①〜④を3分間繰り返します。

 3分経過後は、目を開けて、首や肩をゆっくり回して体をほぐしてください。

 慣れてきたら、呼吸をゆっくりと深くすることを目指していきましょう。

 3分間で15回が目安となります。

クリエイトの速読トレーニングは、カウント呼吸法から始まる

 クリエイトの速読トレーニングは、3分間のカウント呼吸法から始まります。

 心身をリラックスさせることで、目の前のことに集中できるように、というのが主な目的です。

 回数はあまり気にせずに、楽に呼吸することを意識しましょう。

勉強前のルーティンに、カウント呼吸法を

 くわえて、もう一つ、隠れたねらいがあります。

 それは、自分の集中のスイッチを作ること、です。

 ここぞというときに、最大のパフォーマンスを発揮することが求められる人は、ルーティンを持っていることが多いです。

 ルーティンは、場の空気に飲まれることなく、自分の世界に入るための儀式です。

 これから集中するぞというときに、決まった動作を繰り返すと、その動作はやがて、集中のためのスイッチへと変貌します。

 何をルーティンとするかは自由ですから、オリジナルのポーズでも体操でもかまいません。

 ただ、どんな場面でも手軽に実施できて、医学的な裏付けもあるという点で、カウント呼吸法に勝るものはありません。

カウント呼吸法の効果がないときに、見直すべきポイント

 深呼吸をすれば、緊張がほぐれる。

 よく言われるアドヴァイスですが、なかなか効果を感じない、という方も多いはずです。

 解決策は一つ。

 困ったときにだけ縋るのではなく、普段からカウント呼吸法を取り入れることです。

 本番の極限状態で、普段やらないことをいきなりやっても、効果はありません。

 勉強を始める前、仕事を始める前、1分でいいですからカウント呼吸をしましょう。

継続することで、より効果的に

 繰り返した回数だけ、ルーティンの効果は、強力になっていきます。

 入学試験や資格試験などで、一番緊張するのは、問題用紙を配られた後の待ち時間です。

 定期テストや模試であれば、せいぜい数分ほどですが、本番では、10分以上待たされることも珍しくありません。

 勝負の日を見据える方にとって、カウント呼吸法は強力な武器になるはずです。

日常の合間に、カウント呼吸法を取り入れよう

 ほんの一手間で、心身をリラックスさせ、気持ちを落ち着けることができます。

 短い時間でかまいません。

 日常の合間合間に、カウント呼吸法を取り入れてみてください。

 うまくいかないときほど、呼吸が浅くなっているものです。

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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表