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SEG講習
SEG「文章表現スキルアップ」講座 受講生アンケート
2000年度 前・後期2回
SEGでは、2000年度受講生に前・後期2回アンケートを実施しました。一部を抜粋してご紹介致します。
SEG(エスイージー)とは、Scientific Education Groupの略で、「文化としての数学」の普及を目的として1981年に結成された塾です。中1~高3生(2002年10月在籍会員4737名)が、 大学受験にも大学入試後にも役立つ自然科学、語学、社会科学を学んでいます。
'00・9月 ~ '01・2月 受講生
前期
他人の文章を読んで、他の人が何を考えているのか少し垣間見ることが出来て面白かった。特に一緒に講座を受けている人たちの作文を読んだ時は、書き手が目の前にいるからいろいろ考えさせてもらえた。自分は、少し飾りすぎているみたいだ。他の人のストレートな文章を読んでそう思った。自分を表現するってことは、相手にわかってもらうことだから、自分だけわかっていてもしょうがないなぁ、とつくづく思った。まだまだ全然だ、それが講習で一番わかったこと。こういう形の授業は学校を含めて初めてだったので、新鮮な感じだった。こんなに講座の中で人と人が向き合える授業はないと思う。SEGというイメージを壊してくれた。
後期
おやじ文。おやじギャグのように誰も共感できない、自己満足に浸りっぱなしの文章を松田さんはこう呼んだ。感動したことを「感動しました」と書いても、読み手に感動は伝わらない。面白くも何ともない。冷静になって客観的に描写してごらん、という。文章には、素っ裸の自分がさらけ出されてしまうから、十分に気を使って正確な言葉を選ばないと恥ずかしいことになる。この講座で身に浸み込まされたことだ。正確な言葉を見つけるのは根気のいる作業だけれど、ぴったり!という時の快感は病み付きになる。どうせ文章書くなら全部表現しきらなきゃ、気が済まない。そんなことを思い始めたらもうおしまいだ。松田さんは自分の仕事を「産婆術」といった。なるほど、ぴったりだ。
(渋谷幕張 高2女子)
前期
文章を書くのに慣れていて、書くのがうまい作家の文章は書物でいくらでも読むことができるが、僕自身と同じような「素人」の人たちのたくさんの文章を読むのは初めてで自分にもあてはまることが多く、すごく役に立った。そして僕の文章をこんなに細かく、論理的に読んでもらったのは初めてで、不安だったが、話を聞いてなるほどと思った。講座の名前からして、細かい文書の書き方を教えられるのかと思っていたが、それ以上に文章の内容をより深く、よりわかりやすいように引き出す方法が習えてとてもよかった。「要約の取り方」はやっていて、「なるほど!」といった感じでとてもよかった。あまり授業前にやってはこなかったが、先生に言われたところに線を引くだけでも、役に立ったと思う。もう一度作文に挑戦して、講評してもらいたい!
後期
細かい文章の書き方だけではなく、作品全体の中で書きたいことをどのように書いていけばいいのかということを学べてよかった。今まで学校の作文やレポートの宿題では、課題枚数を越えようと同じようなことを何度も書いたりしていたが、この講座を受け始めてからは徐々にそんなことはなくなっていき、自分の書きたいことを自分の言葉で自由に書けるようになった。課題枚数なんか簡単に越えるようになり、気にしなくなった。先生に提出した作文は自分の考えや気持ちを整理するつもりで書いていた。そのような気持ちで文章を書くのは学校の宿題などではなかなかできないことだ。さらにそれを先生に書き直されると、「あーなるほど」というふうに感じることも多く、とてもよかったと思っている。また、授業で使う作品やプリントで考えさせられることも多かった。
(暁星 高1男子)
前期
文章を書いていく上でのルールを知ることができ、とても勉強になった。今まで自分が何気なく書いていた文章が間違いだらけだったことが分かった。最初に提出した作文についての先生からのコメントが納得させられるものばかりだった。良い点・悪い点を的確にのべていただき、自分に自信がついた。これからもどんどん文章を書いていこうという意欲もわいてきた。要約の取り方も、非常に勉強になった。このように要約をすることで筆者の言いたいこと・意見がすっと頭の中に入りこんでくるので、とても分かり易かった。
後期
中学3年生で、後期の講座を受けていたのは私だけで、最初は少し抵抗を感じていた。しかし、何回も通ううちに場の雰囲気も和やかになって楽しむことが出来るようになった。1人1人が書いてきた作品について先生や他の生徒さんたちが意見を出しあい、ディスカッションしていくというのはとてもいい方法だと思った。「要約」もこれから先、ずっと役立っていくと思う。こんな講座は、他のどこを探しても受けられないだろう。本当にSEGで受講することが出来て良かった。ありがとうございました。
(桐朋女子 中3女子)
前期
受講して本当に良かった。今まで全然知らなかったことでかつ知りたかったことを教えてくれた。毎週授業の時間が来るのがとても楽しみだった。文章は楽しい。もっとたくさんの文章に触れたい。そして書きたい。まだ入口に入ったばかりだという気がするのでまだまだ続けたい。1月の講座も絶対受けようと思う。
後期
あらゆる意味で、この講座は特別であった。今まで全く教えてもらえなかったことを学べた。それはけっして文章の書き方だけではない。他にも僕は色々と大切なものを学ぶことができた。自分の意見を言う大切さや、学ぶ時の姿勢、他人の良い所の見つけ方、文章の読み方、読ませ方、など。この講座を一生忘れないと思う。このような文章を書くともっと具体的に書くべしとか、気持ちがわかるようにとか松田先生に言われそうだが、これが僕の素直な気持ちだ。そう、この講座で得たものは言葉では語りつくせない。僕はこの講座に出会えたことの喜びを独りでかみしめたい。「文章表現スキルアップ」を受けた者として恥ずべきことだが、うまい表現が思いつかないのである。これでかんべんしてほしい。ただひとつ言いたいことは、僕はこの講座のおかげで文章が好きになったということだ。大切な友達が1人増えた気分である。おそらくこいつとは何らかの形で一生つきあっていくことだろう。いいつきあいをしていきたい。松田先生、本当にありがとうございました。でも、僕はまだ続けますよ、追いかけますよ、覚悟しといてくだい。
(海城 高2男子)
前期
授業の回数を重ねるにつれ、提出した自分の作文がとても恥ずかしく思えた。今までごく普通としてきたことが、全く通用しないことがわかったからだ。講座の中で実際に自分の文章のおかしな点を指摘されるのもとてもいい経験になった。他の受講生が書いた文を扱うのも、同年代の人たちの意見を知ることができ、おもしろかった。「要約」の取り方は、勉強になったと思う。だが、先生の読むスピードがはやくてついていくのが大変だった。
後期
何よりも、自分で文章を書き、授業で色々と自分の文章について指摘されたことがすごいいい経験になった。自分が感じたことを言葉に表すことほど難しいことはないと思った。言葉にすると気持ちが軽くなってしまわないだろうか、という思いを常に頭にとめておくようになった。しかし、気持ちを表現することの難しさがわかると同時に、いかに気持ちを伝えるかの作業が楽しく思えてきた。もっともっと文章に関する知識を身につけて、もっと自分の気持ちを文章にして人に伝えたい。文章を好きにならせてくれたこの講座に感謝!! P.S.松田先生へ。僕は大学へ入ったら、今度はクリエイトの方にまた教わりにいくつもりでいます。(勝手に考えてるだけだけど)その時は嫌な顔をせずに僕にまた色んなことを教えてください!
(巣鴨 高1男子)
前期
他の人が書いた文章について、悪例を挙げながら検討していく方法は、今まで気付かなかった盲点を次々と知ることができ、とても参考になりました。自分の書いた文章の指摘は、全て身になる指導だとは思ったのですが、まだ、緊張がぬぐいきれず、少し抵抗を覚えたのも事実です。
後期
他の受講生の書く作文を読み、吸収、飲み込みのはやさ、進歩のようすに驚き、人はこの講座を受けることで確実に進歩できるのだ、という確信を得た。それこそ目からう○こが落ちるように伝わって来ます。しかし一方自分について考えてみると、今一つ伸び具合がわかりません。少し不安です。本講座、もちろん松田先生、他の受講生さんたち、との出会いを大切に思って、これからも生きてゆきたいです。クリエイト、SEGの発展を願います。あ、そうそうそういえば、自分の文章を大勢の人の前で批評されるという体験、とにかく緊張し、つらくもある体験ですが、やはり一番身になる体験だと思います。これからもどしどし続けてください。ぼくも自分自身胸をはれるような文章を書き、批評されるときには先生と対決できるくらいになれれば幸いです。どうもアンケートを書くことは苦手です。クリエイトには緑茶が似合うと思います。
(海城 高2男子)
前期
この講座では、文章に疑問をもって読んだり、必要な部分だけを取り出す要約をしたりと、今まで経験したことのない読み方をした。新鮮でおもしろかった。自分で書くことはとても難しいけれど、自分の書いた文が活字になるのは驚きでもあり、てれくさいけれど少しうれしかった。何より自分の書いた文が、講評されることが、自分の長所、短所や気づかなかった見方が発見でき、とてもうれしく、楽しかった。これから、もっとたくさん色々なことを書いてみたいと思った。
後期
こういう講座は受けたことがなかったので、最初は少しドキドキしていた。受けてみてからも、未知の世界だったのでたいていドキドキしていた。そして、楽しかった。人の文章を読んで先生が批評したりするのははじめてで、新鮮かつ勉強になった。自分の文章も、書くまでが大変だったけれども、書きはじめたら楽しかったし、批評してもらえるのがまた、嬉しく楽しかった。批評されたプリントは、とてもわかりやすく参考になり、色々考えさせられた。文書をひとつ書くにしても様々な書き方があるのだと、改めて、認識した。「要約」は、楽しかったけれども、難しくもあった。どうしても文が長くなってしまう。「要約」も生まれて初めてでとても新鮮だった。個人的に残念だったことは授業を1回休んだり何回か遅れてしまったりしたことだ。フルででたかった。同年代の子たちが、私には思いつかないことを考え、出せない表現で書いてカルチャーショックを受けたと同時に、少し考えも変わった。
(東邦大東邦 高2女子)
前期
あらゆる文章という文章には、大抵の場合自分以外の読者がいる。小学校で書かされるダメな作文でさえ教師という読者がいる。自分以外の読者のいない文章は日記ぐらいのものだ。他人に読ませる文章なのだから、その文章によって読者に自らの意見を納得させ、また読者を楽しませられなければならない。読者を不快な思いにさせては何にもならない。他人に読ませる文章、他人の読む文章だからこそ、その他人たる読者を思いやった文章を書かなければならない。そういう観点からの「文章表現スキルアップ」だと強く感じた。「他人を不快にさせない」という点においては、他人の意見、主張をきっちり読みとることも重要。そういう意味で(こればっか・笑)、要約のとり方も勉強になった。
後期
今までは本当に何も知らなかった。いや、知らされなかったといった方が本当かもしれない。この講座で扱う「推敲術」「段落の作り方」「要約の手順」などは高校ではもちろん小学校でもまず習うことがない。もしかしたら文部省はナメているのかもしれない。小学校では「こんなこと教えてもわからんだろう」中高では「これくらい知っているだろう」とでも考えているのだろうか。とにかく学校の国語の授業ではまず教えてくれない。だからなのだろうが、大人でもけっこう段落が目茶苦茶な人もいる。実際、私も今まではけっこうデタラメに段落を切ってきた。もしかしたら切ったらまずいところできっていたかもしれないし、切るべきところで切っていなかったかもしれない。でもはっきりいって「知らないのだからしょうがない」という言い訳で済まされかねない。でも今は違う。どこで段落を区切れば適切かを考え、どういう風に論を展開していけばよいかを考え、デタラメでなく、feelingでなく、考える。そしていちばんいい状態で自分の意見を披露する。とにかく考えに考えさせられる授業だった。
(筑駒 高2男子)
'00・1月 ~ 11月 受講生
前期
以前は、文章を書けるか書けないかなんて、所詮その人のセンスが一番重要だと思っていた。しかし、この講座を受講して、やはり文章の能力の習得には日々の精進が肝心だということが分かった。僕は文章能力は将来絶対に必要になると思ってこの講座を受講したのだが、やはり受けてよかった。自分の知らない知識を多く得ることができたからだ。
後期
初め、自分の文章が読まれるということに強い抵抗があった。批判されるのが恐かったのかもしれない。そして、講座ではしっかり批判されてしまった。しかしそれにより自分の文章の弱さを知ることができた。また、他の人の文章を読むことで、新しい書き方、間違った書き方を知った。先生もいい人で、親しくなることができた。授業は厳しかったが、多くのことを学ぶことができた。前は「文章くらい書けるだろう」と思っていたが、自分の文章力の不足を思い知らされてしまった。
(駒場東邦 高2男子)
前期
自分の文章の悪いところを直すのはおもしろかった。新しい文章を書いてみて、いい文章になってるかどうかをはやくやってみたい。
後期
自分が書いてきた文章を注意・指摘されるのは興奮した。また文章を書きたくなった。「要約」を一生懸命に書いて出したことは忘れられない。この講座を受ければ一生役立つと思った。和やかな感じでできたのも楽しかった。来年もやりたい。いつか書き直しを出したい。
(東京電機大学高 高1男子)
前期
まだ何となくだが文章の中心についてわかったような気がする。そんな意味で有意義なクラスだったと思う。
後期
この講座は僕にとってとてもやりがいのある講座だった。特に、ひとつひとつの話題に対しての疑問を一問一答のような形でどんどん解いていってくれるところが良かった。「要約」などの細かいところがわかってとてもよかった。要約最高。
(桐蔭学園 中3男子)
前期
受講してみて、今までの自分の文章の書き方に多くの問題点があることがわかりました。この講座で教えられたことは文章を書く場合だけではなく、他の様々な場面でも役立てることができると思いました。9月以降もよろしくお願いします。
後期
最初(4月)は皆恐ろしいほど静かに授業を受けていたのが、最後の方は和やかな感じになって、意見が色々出てくるようになったのはよかったと思います。僕は普通の論説文みたいなものが書けないので、作り話を提出させてもらったのですが、それでも見て下さって有難うございました。色々と厳しく指摘してくれて、自分の悪いところがよくわかるようになって嬉しかったです。結局、論説文は提出できませんでしたが……。もし僕が高1だったなら次も受けられるのに、と残念に思っています。「要約」が上手にできるようになれば、文を書くのにも役立つということがわかりました。慣れてくれば、本当に面白いです。
(駒場東邦 高2男子)
前期
文章を書いていて、違和感を感じるがどう直したらいいかわからない部分が生じ、よく困ってしまうことがありました。今まで、文章の書き方を教わるというのは考えたことがなく、そのようなことが生じてしまうのも自らの文章表現力が低いからでそれは本を読み、本から自分が学びとるものだと思っていました。この講座を受講してみて文章は自分を表現するものであることを知りました。そして何より、自分を表現する楽しさ、おもしろさを感じました。文章はただ面倒なものというい先入観がありましたが、今はとても興味深く思えるようになりました。
後期
面白い作文を読んでいく時は特に、真剣にどこがおかしいかを考えてしまった。全体(速読を含めて)的に、私は本が好きになった。これは、確実に言えることである。文章に興味が出ると、国語という教科が、想像以上に深い、素敵な科目のようにさえ感じられた。国語を好きになれて、文系にしようと決断できた。日頃から文章に興味を持つと視野が広くなれる。勉強するモトがここにある! と思った。
(洗足学園 高1女子)
前期
学校では文章の良い例ばかり習ったが、あまり自分にはピンと来なかった。しかし今回の講座のように悪例を示されると、「なるほど!」と思うことが多かった。
後期
この講座を受ける前と受けた後では文章の読解力がよくなっていることを自覚できた。文章の書き方がわからなかったので学校の作文で困っていたが、今回受けてみてわかったので作文をすることが楽しくなった。
(東邦大附東邦 高2男子)
前期
今まで自分が書いていた文章では、自分の言いたいことがあまり読者に伝わっていなかったのではないか、と思うようになった。秋の講座では、少し字数が増え(800字→1500字)たので、余計に不要な部分を削るように努力して、他の人に言いたいことが伝わる文章を提出したいと思う。
後期
この講座を受講して、文章についての考え方が変わったように思う。自分の書いた文章を批評されたり、他の人の文章を批評することによって、「どうすれば読者に自分の言いたいことを伝えられるか」というのがおぼろげながらも見えてきた。「要約」は小学生の時に少しやったことがあったけれど、この間久しぶりに真剣にやってみたら、文章を読む力が少しかわったような気がした。これからも、ここで学んだことを活かして、文章を書いていきたいと思う。最後に、時々集中力が切れてしまったり、9月からは部活や文化祭の都合で遅刻が多くなってしまったりしましたが、7ヵ月以上の間、どうもありがとうございました。
(筑駒 中3男子)