- ホーム
- 提携パートナー
- SEG「文章表現スキルアップ」講座案内
- 2004年度 Ⅲ・Ⅳ期 受講生アンケート
SEG講習
SEG「文章表現スキルアップ」講座 受講生アンケート
2004年度 Ⅲ・Ⅳ期
SEGでは、2004年度授業最終日に受講生にアンケートを実施しました。一部を抜粋してご紹介致します。
SEG(エスイージー)「文化としての数学」とは、Scientific Education Groupの略で、「文化としての数学」の普及を目的として1981年に結成された塾です。中1~高3生(2002年10月在籍会員4737名)が、大学受験にも大学入試後にも役立つ自然科学、語学、社会科学を学んでいます。
この「文スキ」を受けるまで少しイカガワシいなぁと思っていました。夏期講座の「速読」の授業がやっと終わった後、ホッとひと息ついている私に今回の「文スキ」のお知らせが届き、「何だかタイミングがよすぎるような……」「うまい誘いだなぁ」「うさん臭いかも」という印象あったからです。けれど小学校からずっと、私の書いた作文はけなされ、悔しい思いをしていたので今回受講しました(今まで作文を書いてほめられたためしがありません)。
受講してみて私が感じたことは、自分は注意力が弱い、ということです。毎回、課題のプリントが配られ、読んでいる時に文章の内容が何かおかしいのだけれど、具体的にはどこが……、と頭をかかえていました。そう思っているところに他の受講生が、「ここがおかしい」と言っていたり先生の解説を聞いて、「あ、なるほど、私が思っていた違和感はこれなんだ」と毎回納得していました。文章を読む時には、意地の悪い小姑のような注意力を持って読むことが重要なんだな、ということを感じとりました。
今はもちろん、受講する前まで持っていたイカガワシい印象はありません。ここでこの「文スキ」を取ったおかげで、文章の読み方、書く時の注意点というのがはっきりと理解することが出来ました。もしこの講座を取らずに大人になっていたらきっと痛い目に遭っていたと思います。
要約について
今回の要約が一番勉強になりました。私は「要約」というものは「ただ原作者の言いたいことを抜き出して字数に合わせてまとめればよい」と今まで思っていました。けれど、先生が配られた模範例を見ていると、私のルールによって書かれている文章は1つもありませんでした。どの例もよく解釈した上で、自分の言葉に置き換えてあったのです。その人の色と原作者の意図がうまく重なっている要約に驚き、自分の言葉に置き換えるということの意味と大切さが理解できました。また、他の人が書いた文章が自分にとって参考になり、勉強になるものだと思い知らされました。(淑徳 高2女子)
文章を書くのは、実はこんなに難しいことだったんだ、と驚いた。今まで考えてもみなかった、文を書く・読む上での常識を知ることで視野が広がり、色々なことに注意できるようになった。レベルアップできたと思う点は、読む時にただボーッとわかったような気になるのではなく、自分なりにつっこみが入れられるようになったことだ。考えながら読む癖がついた。文章の価値やすごさのレベルがわかるようになってきたので、いいものに出あったら、以前の何倍も感動することができるだろう。人生の明度・彩度が明らかにアップしたと思う。
文スキを受けて、文章は映画だ!! と思った。人や風景を具体的に描くことで抽象的な部分を想像させること、対象の切り取り方、視点等、あげたらきりがないほど文章と映画による表現方法は似ている。“描き方”で学んだことを、女優や歌手としての“魅せ方”に活用したい。
毎回配られるプリントも興味深かった。
要約について
自分では気づかないよい部分・悪い部分がはっきりとわかり、今後どうしたらよいかが見えたのでよかった。丁寧な添削ありがとうございました。愛を感じました(笑)。(桜蔭 高1女子)
私はこの講座を受けるということを半分自分で決めました。読解にはほんの少しだけ自信があったので、もっともっと磨きたいと思い、受講する前はとても楽しみにしていました。受講した感想は、正直に言うと、最初はまわりの人のレベルに全然ついていけませんでした。先生が言っている内容も難しくて毎回、受講するたびに自信をなくしてしまいました。でも、先生がすごく優しかったのと、とてもレベルの高い話を聞けるのがうれしくて休むことなく通いつづけることができました。
文章を書くとはとても大変なことなんだと思いました。新聞の社説も前はつまらないと思っていたのですが、参考になることがたくさん含まれてると知り、もっとたくさんの文章を読んで勉強したいと思います。受講する前と後では、文章に対する姿勢のようなものが全然変わったような気がします。今まで与えられたものをそのまま受けとっていた私にとって他人の文章を批判するというのはとても難しかったのですが、勉強になりました。受講していない人がかわいそうに思えてきました。
要約について
要約してくるという宿題はとても難しかったです。かなり時間がかかったのですが、何を書いても間違いだらけのような気がしました。最終回の今日、授業がはじまる前から心臓バクバクでした。結果は先生に少し誉めてもらえて、本当にうれしかったです。大変な宿題だったのですが、自分ががんばれば、がんばる程、自分のためになる宿題だったのですごくやりがいがありました。最初のころは自信を失くし続けていたので、なんで受講してしまったのだろうと思った時もありましたが、今日の(一番最後の)授業を受けて本当に受講してよかったと思いました!! とても勉強になりました!!!!(普連土学園 中3女子)
この「文スキ」を受講したいな、と思ったのは、速読で松田先生が「本人の文章をコテンパンに言って~」と嬉しそうに笑いながら言っている先生をみて、"何なのだろうな、この先生は"と思ったのがキッカケでした。
授業を重ねていくうちに、文章がパッと入ってくるようになって、さらに重ねると、文章で表現することに対しての怖さがなくなって自分で書いて試したいと思うようになりました。よかった所は、変に遠回しにしないストレートなところ、それでかつスカッと受け入れられてしまえる説得性があるところでした。もっともっとやりたいです。
でも、やっぱり、要約だけじゃなくて、もう一回位、自分の書いた文章を見てほしかったなと思います。
要約について
すごく勉強になりました。書いた時は、パニックしそうな位に考えたつもりでした。でも、批評してもらったあとで、先生の“一つ大きくぬけている”の一言を考えて、途中の休み時間に他の人の文章を見ていて、「ココかぁ……!!」と思ったとき、(暖房のせいもで……)顔に血がのぼる感覚でした。でも、そこがわかると、急に原文の構造が自分の中に描けるようになりました。
要約は文章をなるべくそのままにコンパクトにすることだと思っていましたが、それにプラス「よりわかりやすく」という意味がわかった気がします。原文を同じ意味で加工していく……100%のオレンジジュースを、濃縮して、美しいグラスにそそぐ感覚なのかなと思います。
読解が足りない……一番大切なところが足りなかったのは、自分が客観的に自分を見られなかったからかなと思っています。他の人の文章の隙が目に入ってくるように、自分にも甘えないで見えるところを見なきゃいけないな、と思っています。
何言われるかな……と思ってたけれど、でもその反面、言われるのがドッキドキのスリルが楽しくて仕方なかったです。どんどんコテンパンに言ってもらいたいと思えました。(筑附 高1女子)
毎回授業のたびに新鮮なものを受けとった感じがする。自分では「別にこの文章変じゃなくない?」と思った文章が松田先生の手にかかるとピーコもびっくりな辛口文章チェックの刑にされていて、目が覚めるような気分だった。
また、毎回大量に配布されるプリントはどれもこれもおもしろく、今まで手を出していなかったジャンルの本を読むきっかけを作ってくれた。先生には申し訳ないが、私は友人に絶対この講座をすすめない。文章の読み書きがこんなに楽しくなるなんて、もったいなくて友人などには教えられない。反対に、将来自分の子供には必ず文スキに通わせたい。そのときまでずっと文スキ続けててくださいね。ありがとうございました。
要約について
自分の書いた文章を人の前で公表されるのは初めてで緊張したがとてもためになった。自分の文章を何度も繰り返し読み直す、というのも初めてで、読むたびに自分の文章が嫌になっていってしまった。提出する前、かなり読み返したつもりだったが、1週間後に読み直すと、至らないところがボロボロでてきて、文章を推敲するということはこういうことなんだなぁと痛感した。
私は最初テキストの文章が好きでなく、もっとおもしろい文章を要約したい、と思ったが、何度も読んでいくうちに、この文章にも愛着がわく、というか親しみを感じるようになってきた。普段なら、好きでない文章は1回読んで「あーつまんなかった」で終わるが、第一印象があまりよくない文章でも、何度も読むうちに、おもしろいと感じてくることを発見できた。
先生のダメ出しもわかりやすくて、すごく参考になった。よい例が、とてもわかりやすくまとまっていて、これから、こういう文章をお手本にしたいな、と思った。(白百合学園 高1女子)
「文章表現スキルアップA」では、これまで気付かなかった問題点が次々と挙げられ、最初のうちはずっと戸惑っていました。周りの生徒たちも鋭く文章に切り込んで行き、いつも驚かされ、焦ってばかりで大変でした。それでも、毎週休まず通ったかいもあり、初回とは比べものにならないほど、文章を読む力がついたと思います。
しかし、それより大きいのは、本をよく読むようになったということです。先生が配ってくださるプリントの中から気に入ったものを見つけ、その本を読むのがとても楽しかったです。
この先、「文章表現スキルアップA」で学んだことが生かせれば、と思います。短い間でしたがお世話になりました。
要約について
要約は実際に自分で文を書くことにより、意外と基本的なことが抜け落ちている、と気付くことができました。特に、自分としては十分考えたつもりだったのに、あれもこれもといくつも問題点を指摘されてしまった時には、ヤバイ、とずっと思っていました。
他の受講生の要約を検討する時にも、一度自分で考えた文章だったので、松田先生の言葉はこれまで以上にすっきりと頭の中に入ってきました。
さらに、最後に配られたプリントには細かい字で一人ひとり要約に対するコメントがびっしりと書かれており、驚きと感謝の気持ちでいっぱいになりました。(桐蔭学園 高1男子)
今年の春に「速読」の授業を受けて、「文章表現スキルアップ」もぜひ受講したいと思っていました。後期に受けられてよかったです。一番初めに、教室に入ったとき、顔と名前が全員一致していた先生に、驚きました。さすが松田先生だなぁと不思議なパワーを感じました。
たくさんの文章を読み、先生の指摘を聞いて、私は、基本的なことも知らなかったのか! とショックを受けました。私は、正直にいうと、文章を書くのがあまり好きではないので、夏の作文の宿題にはいつも苦労していました。でも、たくさんの人々の文章を読み、自分もこんなに深みのある文章が書けたらなぁと思うようになりました。家に帰ってから、要約のプリントを復習し、もっと文章技術をアップできるように、頑張ろうと思います。
要約について
とても勉強になりました! 要約してみて、感じたことは、普段あまり文章を気をつかって書いていないなぁということでした。他の人の文章を読んだとき、私の文章はなんて読みにくい文章だろうかと、とても恥しくなりました。松田先生に指摘されたように、一文一文が長くなってしまう傾向にあり、自分でもしまいには、わけが分からなくなってしまうときがあります。まずは、一文ずつ、しっかりと自分で理解してから次の文を書くように、もっと丁寧に文章を書いていきたいと思います。
“よい例”は、心に残りました。気づいたことは、今まで読書量が足りなかったために、よい文章に出会う機会が少なかったということでした。そのために、まともな文章を書けるようになりたいという気持ちになれず、いつも作文の宿題に嫌気がさしていたのだと思いました。「文スキ」を受けて感じたのは、文章をきれいに書けることに対する魅力(!?)のようなものです。これからは、たくさんの人の文章に、読書したりすることによって、触れたいです。そして、自分の表現力を高めていきたいと思います。(白百合学園 高2女子)
初回から驚きの連続だった。自分の全く知らない世界だった。どれだけ教えてもらったことを体得できたかどうかは分からないが、純粋に楽しかった。たまに先生がおっしゃることとは違うかなと思うことがあったが、その部分は自分の個性かなと解釈した。
速読でもうびっくりしていたから、前と後で特に変わったことはない。あ、ウソ、小説をもっと読んで、書きたいと思った。自分なんかよりできる人がもっともっといることを知って、その実力の差に落胆したけれども、がんばってこつこつとその差を埋めようと思った。面倒臭がりだから、初めの一歩がなかなか踏み出せなさそうだが、踏み出せたら、がんばって書きまくりたい。
要約について
他人の文章を読むこと自体、勉強になった。やっぱりすごい人はどこまでもすごいと感じた。自分の文章を手直しされた時はやっぱりショックだったが、納得できた。右目が腫れていて結構つらかったけど、楽しかった。この宿題はもう少し丁寧にやった方がよかったと、後悔した。(海城 高1男子)
毎回配られる文章は興味をひくものばかりだった。授業内容では、配られた文章の批評をしたが一見何も問題がなさそうでもよく見ると問題点が沢山あった。そんな問題のある文を今までに自分が書いてきてしまっているだろうと思い、それから「文スキにこの文が出ても批評する場所がないくらい徹底的に書こう」という志を持って書くようになった。
要約について
文章力のことだけでなく、私の内面的なことも先生が見抜いてくれた。そのため自分に足りないことを知った。また、人の要約の長所・短所を探していくうちに一語一語が大切だと実感した。
自分が大切だと思ったフレーズが大して必要ではなくて落胆したが、それは自分が更に考えれば向上できたことだということを教わり、これからよく考えていこうと思った。((都)戸山 高1女子)
最終回の授業がとても印象的でした。頭のよい人の文章はやっぱり違うと感じました。自分に足りないものもたくさん知ることが出来てよかったです。今まで自分があまり本を読んでこなかったことに、他の人の文を読んでハッと気づくことがありました。
自分の書いた文にここまで丁寧にいろいろ教えてもらえる機会がなかったので復習して、これからの生活に役立てていきたいと思います。
他の人の作品の悪い所を考えるようなことは、いつも学校のテスト問題で作者の意図を、どのような文にしろ汲みとることが求められていたので、とても新鮮でした。でも、最初は文句をつけることに抵抗がありました。それが、最後になるに従ってどんどん楽しくなっていき、毎週楽しく通えました。
同年代の人達が書いた作品とかを読んで、同じ年齢で文が書ける人もいることに驚きました。
要約について
とにかく今まで要約を評価されることがなかったので、今回のように1人ひとり見てもらえることはよい経験になりました。要約の大切さも知りました。批評されたときは最初、衝撃的で多少傷つきましたが、よく考えてみるとその通りだと納得できました。いろんな人の要約があり上手な人の文も読めて、上手な人の文は本当に上手で書く人の頭の良さをすごく感じました。(頌栄女子 高3女子)
受講する前から速読の時みたいにおもしろいはずと思っていたので、今回の8回の授業は楽しかった。国語は今まで苦手だったが模試とかでこの授業を受けたおかげか前よりもいい成績を残せたので受けてよかったと思います。今度はまたいろんな本を読むような機会を与えてほしいと思っています。
要約について
今まで文章は読むだけであまり書く機会がなかったのでいい経験になりました。理系に行きますがこの経験は生かしていきたいと思っています。後、宿題の要約はやってみると750字に入れるのが意外にきついんでせめて1000字ぐらいにしてほしいです。それに自分の文章があまりにもひどくて少し笑いました。(浅野 高1男子)