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SEG講習
SEG「文章表現スキルアップ」講座 受講生アンケート
2005年度 Ⅰ・Ⅱ期
SEGでは、2005年度授業最終日に受講生にアンケートを実施しました。一部を抜粋してご紹介致します。
SEG(エスイージー)とは、Scientific Education Groupの略で、「文化としての数学」の普及を目的として1981年に結成された塾です。中1~高3生が、大学受験にも大学入試後にも役立つ自然科学、語学、社会科学を学んでいます。
文章に対するスタンスを教えられた。今までは持っていなかった、「相手に文章の力によって何かを伝えるんだ」という意志を持つことができるようになった。そして、ここで教わった文の作り方や、その他から学んだことを使って、文章を上手くしていける基礎中の基礎を得られたと思っている。もう一つのスタンスは、文章に対する誠意だと思った。先生が文章が好きだと言う気持ちが伝わって来た。
要約について
自分の文章と他人の文章の比較によって、自分のいたらなさ、判断の間違いを、自分で気がつくことができるというのは、やっていておもしろい方法だった。どうせ自分で文章を書くなら自分の伝えたいことを書いて、それがどのくらい伝わるのかも試してもみたかった。(開成 高2男子)
「速読による能力訓練」から本を読むことが楽しくなり、「文スキ」を受けてからさらに読みたいという気持ちが強まり、松田先生より紹介された本も読み終わりました。私はこの授業を受けて日本語が好きになったことが、自分の中では大きいと思います。また、論理的に文章を書くということを学べたのはよかったです。前から学校で作文を書くと、ろくに見直しもしないまま提出するだけでした。文章を組み立てる、詳しく書くところは詳しく書くということを注意しなければいけないと分かって、これから文章を書くときに役立ちそうです。自分の考えを人に伝えるのは大変ということもよく分かりました。「文スキ」の授業は、また受け続けたいぐらいよかったです。
要約について
たった1回の宿題の要約を書くのにとても苦労しました。でも、学校の宿題とは違って楽しかった部分もあります。パソコンに文字を打って、印刷して、それをまた見直して、パソコンに向かって・・・・・・という作業を何度もくり返すうちに、もっと文章が上手くなりたいと欲を出している自分がいました。今まで、文章を書く宿題を一番後回しにして、短時間で思いついたことだけを書くことにしていた私がそんなふうに思うなんて信じられませんでした。要約の宿題が出されたときの暗い気持ちとは正反対にやり遂げた後のすがすがしさが心に残りました。要約の最後の授業はこれからにつながるよい授業でした。文を削り落とすときに、設計図のプリントであったように最初に書くといいことが分かったのはよかったです。文をあのプリントのように大まかにつかんでみると、文が浮きでるような感じでよく分かりました。あとは、自分にもっと語彙をつけたいと思いました。高2、3になって小論文を書いたりするときに、文章を組み立てる方法が分かっているというのは大きなことだと思います。だからこそ、今の時期にこのことがしっかり(まだ自分の中でしっかり定着しているかは分からないけれど)分かったことが一番うれしいです。(女子学院 高1女子)
この講座を受ける前の自分は、かなり甘かったものだと、今アンケートを書いて、思う。それまで、少しずつ好き嫌いは変わってきたのだが、この講座は大きく自分を飛躍させてくれたのだ。物事の真理を自分なりに見抜けるようになり、試験での国語の読み取りも上がり、点数も伸びた。そんな中でも、一番印象に残ったのは、「具体的なこと」から「抽象的なものを想像させる」という話だ。この講習期間中、自分は数冊本を読んでいた。ある雨の日、昼寝をし過ぎて、夜中頭が冴えて、眠れないでいた。このとき気付いたのが、一番印象に残っている話だ。数冊の本の具体的事実から、私生活におけるさまざまな抽象的なことへとつながったとき、鳥肌がたった。ゲーテとかパスカルとかアリストテレスが天才であり、哲学者でもあったのは、「学問という具体」から「哲学という抽象」を導きだしたからではないだろうか。まさに、知の海に溺れているような感覚になった(表現が強いかもしれないが……)。自分は何を言いたいのかわからないが、この講座は受けて損は一つもなく、とんでもない変化が自分の中に起こるってことです。
要約について
この講座を通して、松田先生の言いたいことはここに凝縮され、要約されているのだと思う。話の軸をずらさず、相手に上手く理解させ、努力すること。こんなメタファーを用意して、気付くようにしむけるのはずるい。完全に一本とられました。(私)城北 高2男子)
よくない文章の例をいろいろと取りあげ、解説を受けたが、一見問題ないような文章でも多くの誤りがあることが分かった。
要約について
実際要約をしてみて、原文にある重要な部分の多くを見落としていることが実感できた。これはつまり、普段文章を読んでいるときにも、その文章のポイントをつかみきっていないということを意味しているように思えた。注意して要約しても、意外と原文と言っていることがずれてしまうことが分かった。相手に情報を伝えるという行為は、結構恐ろしい部分を含んでいるのかもしれないと思った。(開成 高1男子)
文スキを受講する前は、「きっとたくさんの文章を書かされて、ビシバシと鍛えられるような講座なのだろうな」と思っていました。しかし、実際に受講してみると違いました。他人の書いた文章のよい点、悪い点を指摘していく、という授業は、とても参考になることばかりでした。自分もうっかりと書いてしまいそうな間違いや、文章をよりコンパクトに、鮮明にイメージできるようにするためには、どのような工夫をすればよいのか、という指摘が、特に参考になりました。他の塾では決して学べないようなことをたくさん教えていただきました。
要約について
自分の要約はまだまだ甘いということを思い知らされました。重要部分を落としてしまった、ということが一番ショックでした。大人の人たちの書いた要約を読んだときは、「こんなに素晴らしい要約を書く人がいるのか」と感心してしまいました。(世田谷学園 高2男子)
文スキを受けてから、私は文章を書くときに考えることが増えました。今までは頭になかったことが、グルグル回ってきて……。学校で、小論文を書く機会がこの前ありました。書いている間、松田先生の言っていた注意点などがすごく役に立ちました。おかげで、受ける前よりよい小論文が書けたと思います。中学生の頃行っていた塾で、通信教育で、何度か文章の添削を受けたことがありました。それらの添削に100%納得したことはありませんでした。でも、文スキで先生が教えてくださったことは、本当に100%納得でき、目からウロコなことばかりでした。文スキは、まだ受け続けたいほど好きです。国語ができなくて、文章を書くと下手なものしかできない私ですが、今回受けて得た知識を大人になっても活用して、少しでも文章を上手く書けるように努力していこうと思います。
要約について
先生にズバッ!と問題点を指摘されると、少しショックもありましたが、すんなり納得できてしまいました。先生の書いてくださったコメントのプリントは、私の宝物ですよ。アンケート用紙には書ききれない多さ、私の文章力では表現できない大きさ、の感謝の気持ちでいっぱいです。(浦和明の星 高2女子)
実は、「文章表現スキルアップA」を受ける前は、少し自分に自信があった。第1回の授業の内容を聞いても7、8割は、自分の中で知っているようなことだったので、それも、私の“根拠のなかった自信”を助長させた。しかし、第2回以後、講義を受けてみると、高度な内容になっていた。また、学校の現代文でも同期間に要約の授業をやっていて、非常に役に立った。そして、極めつけは最終回だ。私自身の書いた「要約」や、同クラスのメンバーの「要約」の添削を聞いて、いかに自分が未熟であったかを知った。これからは、8回の授業のプリントや、とりこんだことを使って、自分なりに要約の勉強をしたい、と思う。
要約について
自分に対する批評だけではなく、他のクラスメートの文章に対する批評に、とても感心できた。様々なところに先生の批評があり、「あっここにも」「あっそこにも」と、意外なところばかりだった。様々な人の作品をこれだけ読んだのは、初めてなので、その人々の作品の特徴(よい点、悪い点両方)をはっきりと理解し、よい点を自分の中にとりこんでいこうと思う。今回の受講後に、自分の中で今何が不足しているのかに気付いた。それは、物語の本ばかり読んでいて、論説文、説明文などをほとんど全くと言ってよい程読んでいない、ということだ。これが、要約がうまくいかない原因の一つであると思う。元来、読書は好きなので、これからは分野を変えて、本を読んでいこうと思う。“要約”は、書く力も、読解力も養われていくので、とても役に立つ勉強法だ、ということも受講を通して学べた。文スキ、ともに素晴らしいことを学ぶことができ、新しい視点が開けた気がした。(私)本郷 中3男子)
文章の書き方で、表現や、具体的に書いた方がよいところなどが分かり、新聞の要約で、要約にも著者の個性が必要だということが分かった。
要約について
要約をしたときに何だか変な感じの文章になってしまったと思ったが、それがなぜか分からなかった。授業で、内容がダブっているなどの原因がわかった。(学習院 高1男子)
この講座を受講して本当によかったと思う。長所を探すことでなく短所を発見して、それを活かすことの大切さを学べたのだから。もちろん、文章を書き表す力は受講前に比べたら格段に伸びていることは、自分の頭の中にいろいろと文が浮かんでくることから身にしみて感じられる。また、日常生活ではなかなか読めない同世代の人の意見文を読むことができ、大きな考え方の差を実感させられたことは、私の学習意欲を非常に促進させた。私の弟にも是非、この講座をとらせてやりたい。
要約について
とても勉強になった。違う視点から見ると、要約するのも勉強だが、要約した文の内容を自分の生き方にバカ正直に取り入れてみるのもよいと思う。その点から考えると、内容のよい文章を授業で扱うことが大切に違いない。(渋谷教育渋谷 高1男子)