現役慶應生が実感した速読の効果。5種類の伸びた力とは? | 速読ナビ

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現役慶應生が実感した速読の効果。5種類の伸びた力とは?

更新日:2023年12月18日 公開日:2023年7月11日

 この記事では、2005年発行のパンフレットに掲載された速読体験記を、3記事ご紹介します。

2005年発行パンフレット掲載
知のパラダイム ~クリエイトとの出会い~  — 慶應義塾大学商学部3年 —

大西 隆

<1、クリエイトへの道>

 クリエイトの門を叩いたのは今年の3月でした。
 動機は、第一志望の研究会が要求する莫大な読書量をこなすため。経済学、計量経済学、歴史小説、古典、諸々の書籍を読破することが要求されるゼミです。「速読ができたら研究会の要求する高いハードルを越えられるに違いない」と思い、速読について色々と調べたところ、クリエイトという教室を見つけたのです。

 体験授業後の説明のときに、受講するにあたり「いつ頃から効果が出るのか」などの不安要素について相談したところ、クリエイトの謙虚かつ生徒への真摯な姿勢を感じることができ、安心して受講を決意しました。

<2、クリエイトの効果>

 クリエイトのプログラムの詳細は他に譲るとして、効果について述べます。
 直截的に申しますと、速読力、論理構成力、理解度、記憶力が伸びて、集中力が飛躍的に上昇しました。新田次郎や司馬遼太郎の歴史小説なら2時間もあれば読破できるくらいのスピードです。ただ漠然と読むだけではなく、シチュエーションを想像しつつ、人物を記憶しながら読み込めるようになっています。また、集中力が上がったことで、専門的な書物を読むにあたっても、3時間は簡単に集中して取り組むことができています。

 クリエイトの効果により、図書館で借りた本は概ね読破して返却できるようになりました。1カ月に最低でも20冊は借りられるようになりました。また、購入した本もほとんど読破できますし、気になる本は立ち読みで済ませられるようになりました。以前では考えられない進歩です。現在受講中(25回)なので、まだどれだけ成長できるかが楽しみです。

<3、最後に>

 クリエイトで過ごす時間は人生の中で、僅かな時間に違いない。しかし、ここで学んだことは今後の人生に大きく貢献してくれると思います。何故なら、クリエイトで学べることはその場しのぎの知識ではなく、普遍的に役立つものであるからです。速読と同時に文演を受講して分かったことですが、クリエイトでは「生きるために必要な知的技法」を授けてくれる場所だということです。クリエイトは自分というものを大きく成長させてくれる場所であること確信しています。

2005年発行パンフレット掲載
読書が心底楽しくなった — 電鉄会社勤務 —

高橋 博明

 会社の仕事も一区切りがつき、少し自分の時間を持つことができた時だった。何か自己啓発のようなものをしたいと考えた。資格取得のため予備校に通うことも考えてはみたが、速読を身につけることができれば効率よく仕事ができるうえ、様々な場面で応用が利くはずと思った。仕事では報告書など文章と接する機会が多くなり、どうにか克服できないものかと考えていたことも後押しした。早速インターネットでスクール探しを始めた。いくつか候補があった中でクリエイトを選んだ大きな理由は、SEGと提携していることだった。SEGの実績、評判は私が高校生の時から高かった。クリエイトの速読授業がSEGの生徒に大きな影響を与えていることを知ったのは大きかった。

 クリエイト速読スクールに決めてからは受講体験記を中心にホームページをくまなく読んだ。誰もが自らの状況に応じて確実にステップアップしていく過程が伝わってきて、読書の仕方を根本から変えてみたくなった。そうはいっても果たして自分にできるのかどうか悩んだが、まずは「体験レッスン」を受けてから判断することにした。「体験レッスン」では、90分間驚くくらい集中できたこと、教室の和やかな雰囲気の良さにも惹かれ、期待を持ってその場で申し込んだ。

 訓練が始まり、最初に効果を確認できたのは、サッケイドシートである。数回目で視野が広がり、文字がスラスラと流れいく感覚がわかった。以前と大きく変わったのは、文字を読むのではなく、行を読む感覚が身についたこと。また、ページ全体が視界に入り、徐々にではあるが先の行を意識することができる。文章を読むのが非常に楽になった。

 その他記憶力や処理能力向上など目的に応じて様々な訓練が用意されているが、それらは全て基礎トレーニングだと考えている。スポーツでいうと筋力トレーニングやイメージトレーニング。スポーツでも指導者、コーチに恵まれることが伸びる要素であるが、速読においても正しい指導を受け、それを実践することにおいては同じであると感じた。

 訓練を初めてもうすぐ40回となるが、読書スピードや訓練の成績は受講当初と比べて相当伸びた(体験時706字、33回目『人生の目的』7150字)。しかし、クリエイトのレッスンは常に自分の現状より、少しの負荷がかかるように設定してある。常に届きそうな目標が先に見えるので、到達したことのうれしさ以上に次の目標を達成したいという意欲の方が大きい。おそらく、受講が終了するまで満足することはないだろう。まだまだこれからという気持ちで通っている。

 最後にクリエイトに通って最もよかったことは、読書が心底楽しくなったことだ。日常生活においても読書を欠かすことができなくなった。学生時代に、読書には無限の可能性があると言っていた友人の言葉を思い出す。今となってようやく彼の言葉の意味がわかるようになった。少し遅れはしたが今後読書を大いに楽しみたい。

2005年発行パンフレット掲載
速読で得られたもの — 会社員 —

瀬古 香織

1、読書と私

 小学生から高校生の頃まで、本を読むのは好きではなかった。読むのが楽なマンガばかり読んでいた。ところが、大学に入り、長い通学時間に単行本を読むようになってからは、どんどん読書が好きになっていった。
 しかし、本格的に読書をしようと思ったのは2年ほど前のことである。当時、私には大きな悩みがあった。自分の力ではどうにもならないことだった。いつまでも落ち込んではいられない。何とかしてこの悩みから脱出しなくてはならない。そんなとき、ある1冊の本に出会った。

 この本には、人生を前向きに生きるヒントが散りばめられていた。帰りの電車の中で私は一気にこの本を読んだ。考えが根本から変わった。あれだけ落ち込んでいたのに、立ち直ることができた。本は力を持っていると感じた。本は人の考え方や、生き方までも変えることができる。これからはもっと多くの本を読んで人生を豊かにしていこう、とその時私は決心した。

2、速読を学ぶきっかけ

 決心したのは良かったが、社会人は学生のように自由な時間がない。なぜ時間のある学生時代にもっと本を読まなかったのか、と過去を悔やんでも、過ぎた時間は戻ってはこない。それならば、いっそのこと速読を身につけて、限られた時間で何倍もの読書をすればよいのではないか、と思いついた。早速、私はネットで速読教室を調べてみた。

 いくつかの教室が候補にあがった。その中で場所も通いやすく、受講料も手ごろなクリエイトの体験教室に行ってみることにした。教室では、小学生から社会人に至るまで多種多様な生徒が受講していた。それぞれが、それぞれのペースでレッスンを受けている。これなら私もマイペースで続けられると思い、受講を決意した。

3、速読の効果

 受講して早半年が経った。その効果は意外なところに現れた。
 まず、新聞を読むのが速くなった。以前は、一文字一文字をじっくり目で追っていたが、今ではまず記事全体をざっと見て、次に必要なところをブロックごとに読んでいる。例えるならば、記事という土地を、以前は鋤と鍬で掘り起こしていたが、今はショベルカーでざっくり掘り起こしているような感じだ。

 次に、メールを読むのが速くなった。今の仕事は受信メールがかなり多い。1日に数百件ものメールが届くこともある。以前は半分ほどしか読めなかったメールも、今ではそのほとんどに目を通すことができるようになった。
 もちろん、仕事以外にも効果は現れている。読書量も以前の倍以上になった。速読のレッスンの帰り道に本屋に寄っては、2、3冊本を買っているので、家の本棚には収まりきらなくなってしまった。だが、まだ私の満足の行く読書量には至っていない。読みたい本も数え切れないほどある。
 今、私は、新しい本棚を買うことを計画中だ。

劉 智秀 クリエイト速読スクール二代目代表