
目次
この記事では、勉強に集中できる場所の特徴と具体例をご紹介していきます。
勉強に集中できる場所の条件
誘惑するものがない
勉強をする際には、スマートフォンやゲームなどの誘惑をシャットアウトすることが重要です。
「なるべく触らないようにする」といったルール設定は、誘惑と戦うことにエネルギーを消費してしまうため、おすすめしません。
スマートフォンを置いて外出するなど、完全に思考の中から誘惑を取り除くことを心がけましょう。
適度な静かさ
騒音がする場所が勉強に向かないのはもちろんですが、極端に静かな環境も、勉強には向きません。
物音を完全にシャットアウトした場所での勉強に慣れてしまうと、勉強に取り組める場所が限られてしまうためです。
また、テストや試験本番でも、一定の物音がある状況下で集中することが求められます。
こうした理由から、勉強には適度な静けさの場所をおすすめします。
十分な広さがある
本格的に勉強をするには、ノートや参考書を広げたり、書く作業スペースを確保したりなど、ある程度の広さが必要です。
空間的なスペースが足りないがゆえに、思考のスペースが狭まるような経験をしたことはありませんか。
何度も本を閉じたり開いたりしなくてはならない状況は、なるべく避けるべきです。
勉強をするのに不自由しないだけのスペースを確保するようにしましょう。
通いやすい場所にある
勉強場所が遠いようだと、行き帰りによって、勉強に充てるべき体力を浪費してしまいます。
また、勉強時間の確保には、空いた時間にすぐ勉強を始められることが重要です。
限られた時間を有効活用するためにも、勉強場所は、自宅や学校から近い場所にしましょう。
勉強に集中できる場所5選
自室
自室での勉強は、思い立ったときにすぐに始められる利点があります。
ただし、自室は勉強の妨げになるものが多い傾向にあります。
勉強中はスマートフォンを家族に預ける、ベッドに寝転びることがないように着替えてしまうなど。
誘惑を遠ざける環境づくりに注力しましょう。
リビング
適度な騒音があるリビングは、集中して勉強するのに向いています。
人によっては、家族の目があることで、怠けずに頑張ることができる環境となります。
ただし、兄弟姉妹がいるなど、家庭環境によっては勉強に向かないほか、時間帯によって使えないことがあるでしょう。
図書館
図書館は、落ち着いて勉強に集中できる環境が整っています。
勉強目的の利用者が多いため、ほどよい緊張感が漂うのが特徴です。
図書資料へ簡単にアクセスできるのも魅力の一つです。
カフェやファミレス
カフェやレストランは比較的安価で利用でき、適度な雑音があります。
疲れたときにドリンクや軽食を摂るなど、勉強と休憩のメリハリをつけやすい環境です。
本格的に勉強をするには向きませんが、溜まった宿題をこなすときなど、リラックスしながら作業をするのにおすすめです。
塾や予備校の自習室
塾や予備校の自習室は、勉強のために設計されています。
周囲のライバルも勉強をしている環境下にあるので、勉強へのモチベーションが高まりやすのいのが魅力です。
筆者は自習室利用を主目的に、自宅近くの東進ハイスクールに籍を置いていました。
自宅以外の場所で勉強する際の注意点
自分に合った環境で勉強をする
勉強場所を選ぶうえで重要なことは、自分に合っているかどうかです。
静かな環境が良い人もいれば、雑音があった方がいい人もいます。一人で集中したい人もいれば、周りに人がいた方が集中できる人もいます。
どのような場所が自分に適しているかを試行錯誤しながら、勉強場所を決めましょう。
他の人に迷惑をかけない
公共施設やお店で勉強する場合、その場所のルールは必ず守りましょう。
図書館や自習室では私語を慎む、カフェやレストランでは混雑時に長時間利用しないなど、周りの人への配慮をお忘れなく。
勉強に集中できない方へ
勉強場所をお探しの方の中には、「勉強に集中することができない」という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、学習環境を整えることは、勉強に集中するうえで欠かせない要素ではあります。
しかし、勉強に集中できないという悩みを根本から解決するためには、集中力そのものを鍛えるというアプローチを検討することが必要なのではないでしょうか。
以下の記事では、勉強に集中できないという悩みについて、他にはない独自の視点から解決策を提示しています。ぜひご一読ください。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表