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クリエイト速読スクールでは、速読受講生の方を対象に「文章演習講座」を開講しています。
教室に通う全生徒さんを対象としておりますが、特に中高生の方に受けてほしい内容となっています。
それは次のような理由からです。
文章について考える時間
受験において、「文章力=国語力」というイメージが強いですが、読み手に伝わるように記述する力は、全科目の土台となります。
上位とされる大学ほど、こうした傾向が強く、国語の対極にあるとされる数学も例外ではありません。
本格的な受験対策が始まる前に、文章について考える時間をとることは、得点力の最大化に貢献します。
大人と一緒に学ぶ時間
文章演習講座では、年齢を問わずみなさんに、同じ課題に取り組んでいただきます。
優秀な大人たちが、自分と同じ問いを前に、何を話すのか。
黙って聞いているだけでも十分に収穫がある場となっています。
自分の考えをもつ契機
文章を書けるようになることは、自分の考えを持つための第一歩であると私は考えます。
なぜなら、基本的には言葉を使うことでしか、私たちは自己表現をすることができないためです。
文章演習講座では、受験対策の視点ではなく、自己表現の道具として文章を取り扱っていきます。
読み書きは表裏一体
書き手の視点を学ぶことは、文章の成り立ちに対する理解を深め、読む力を向上させます。
速読スクールであるクリエイトが、文章についての講座を開講するのは、「読むこと」と「書くこと」に密接な相互関係があるためです。
実際に、文章演習講座の受講後、速読に対する姿勢が変わる生徒さんが多くいらっしゃいます。
「文章演習講座」受講体験記抜粋
2016年体験記
司法試験合格 小西建次郎さん
大抵の内容の事柄は、ある程度の教育を受けた日本人であれば何となく文章の形にできてしまう。文演ではこの何となく形にする段階を脱して、分かりやすく説得的な文章を書けるようになるのに必要なルールや考え方を習得した。松田さんの切れ味鋭い解説に、多少は得意に思っていた文章に関しても自分はまだまだであると思い知らされた。
(略)
書き手の思考を学ぶことで、文章の読み方も変わった。文章全体というマクロの視点から、接続詞や「てにをは」レベルのミクロの視点まで、より多くの角度から深く読み取ろうとする態度が身についた。問題文や裁判例を読んでいるときも、こう書いたほうがわかりやすいのに、などと不遜にも考えることが増えた。文章の好き嫌いが激しくなったような気もする。
「文章演習講座」受講アンケート
過去に文章演習講座を受講した中高生のアンケートを、以下のブログにまとめております。
大人顔負けの文章が並んでいます。ぜひご一読ください。
そのほかのアンケートについては、教室ブログ内、「文演情報」カテゴリをご参照ください。
劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表