速読ってどんな読み方をするんですか? | 速読ナビ

速読訓練法

速読ってどんな読み方をするんですか?

更新日:2025年10月9日 公開日:2025年10月8日

 

速読=特別な読み方?

 「教室ではどんな読み方を教えているんですか」と質問されることがあります。

 何か特別な読み方の技術があって、それを教える場所として、速読教室をイメージされる方が多いです。

クリエイトの速読

 クリエイトの速読は、こうした一般的なイメージとは異なる考え方をしています。

 授業中に、読み方のレッスンをすることはありません。

 そのかわりに、アタマに負荷がかかる教材に、全力でぶつかっていただきます。

目を速く動かすだけでは読めない

 読むという行為は、脳の情報処理そのものです。

 表面的な読み方だけを変えたところで、処理速度は上がりません。

 せいぜい、読み飛ばしによる取捨選択の結果、処理の一部が省略される程度です。

 たとえば、「目の動かし方」だけを変えても、理解力や集中力は追いついてきません。

 それを支えるだけの理解力、つまり、理解力向上のための教材が必要です。

速さに対応できる「十分な処理能力」が必要

 コンピュータを例に考えてみます。

 目の動かし方というのは、入力装置についての話であり、コンピュータにおける、キーボード操作やマウスの動かし方と対応します。

 これらを素早く操作するための訓練も、たしかに大切です。

 しかし、求める作業をスムーズに実行できるだけの処理能力、すなわち十分な性能のCPUが搭載されていることが、その前提にあります。

古いパソコンで作業をするイメージ

 調子の悪い、古いコンピュータで、何か作業をする場面をイメージしてください。

 処理が遅く待たされる、すぐにフリーズする、途切れ途切れで集中できない。

 こうした状況を改善するには、CPUの性能を上げるしかありません。

 読書中・勉強中に「理解が追いつかない」「集中できない」というのも、同じく、脳のCPUがフリーズしている状態です。

 ハードな情報処理には、それに対応できるだけの処理能力が、必要となります。

速読のための理解力向上トレーニング

 目のトレーニングだけでなく、理解力向上の教材があるというのが、他との違いです。

 今の自分の読み方の延長で、より楽に、より正確に読めるように、アタマを鍛えていく教室です。

 だからこそ、クリエイトの授業は、座学や短期集中セミナーではなく、教材と格闘するトレーニングの数々で構成されています。

自分のアタマは、もっともパーソナルなコンピュータ

 自分のアタマは、もっともパーソナルなコンピュータであり、仕事や勉強をするうえで、なによりの拠り所・土台となる部分です。

 ここを鍛えられる教材があることに、生徒だった頃の私は、衝撃をうけました。

 単に本が速く読めるだけに留まらない、アタマを鍛えることの本質的な価値が伝わっていれば嬉しいです。

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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表