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速読=特別な読み方?
「教室ではどんな読み方を教えているんですか」と質問されることがあります。
何か特別な読み方の技術があって、それを教える場所として、速読教室をイメージされる方が多いです。
クリエイトの速読
クリエイトの速読は、こうした一般的なイメージとは異なる考え方をしています。
授業中に、読み方のレッスンをすることはありません。
そのかわりに、アタマに負荷がかかる教材に、全力でぶつかっていただきます。
目を速く動かすだけでは読めない
読むという行為は、脳の情報処理そのものです。
表面的な読み方だけを変えたところで、処理速度は上がりません。
せいぜい、読み飛ばしによる取捨選択の結果、処理の一部が省略される程度です。
たとえば、「目の動かし方」だけを変えても、理解力や集中力は追いついてきません。
それを支えるだけの理解力、つまり、理解力向上のための教材が必要です。
速さに対応できる「十分な処理能力」が必要
コンピュータを例に考えてみます。
目の動かし方というのは、入力装置についての話であり、コンピュータにおける、キーボード操作やマウスの動かし方と対応します。
これらを素早く操作するための訓練も、たしかに大切です。
しかし、求める作業をスムーズに実行できるだけの処理能力、すなわち十分な性能のCPUが搭載されていることが、その前提にあります。
古いパソコンで作業をするイメージ
調子の悪い、古いコンピュータで、何か作業をする場面をイメージしてください。
処理が遅く待たされる、すぐにフリーズする、途切れ途切れで集中できない。
こうした状況を改善するには、CPUの性能を上げるしかありません。
読書中・勉強中に「理解が追いつかない」「集中できない」というのも、同じく、脳のCPUがフリーズしている状態です。
ハードな情報処理には、それに対応できるだけの処理能力が、必要となります。
速読のための理解力向上トレーニング
目のトレーニングだけでなく、理解力向上の教材があるというのが、他との違いです。
今の自分の読み方の延長で、より楽に、より正確に読めるように、アタマを鍛えていく教室です。
だからこそ、クリエイトの授業は、座学や短期集中セミナーではなく、教材と格闘するトレーニングの数々で構成されています。
自分のアタマは、もっともパーソナルなコンピュータ
自分のアタマは、もっともパーソナルなコンピュータであり、仕事や勉強をするうえで、なによりの拠り所・土台となる部分です。
ここを鍛えられる教材があることに、生徒だった頃の私は、衝撃をうけました。
単に本が速く読めるだけに留まらない、アタマを鍛えることの本質的な価値が伝わっていれば嬉しいです。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表