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情報処理能力って何だろう
輪郭はハッキリしないが、情報処理能力というものがあり、ここが低いせいで、読むのが遅いのでは。
これは、私自身が過去に抱いていた疑問ですが、共感してくださる方も多いはずです。
今回は、このぼんやりとした疑問を、一緒に解消していければと思います。
そもそも情報とは
情報は、「あることがらについてのしらせ」と定義されます。
情報と聞くと、IT関連の難しい話を連想しがちですが、情報そのものは、コンピュータやインターネットが発明される前から存在しています。
天気予報や、美味しい飲食店の場所、期末テストの試験範囲、といった身近な例も、情報の一種です。
情報は媒体にのって運ばれる
情報を、他者に伝えるには、媒体が必要となります。
媒体とは、情報を伝達するための手段、を意味します。
頭の中だけで考えている内容は、SNSに書き込んだり、自分から誰かに話したり、動画を撮ったりしない限りは、他者に伝わることはありません。
新しい情報というのは、媒体にのって運ばれることではじめて、私たちのもとにやってきます。
媒体の種類
媒体は、文字、音声、画像、動画、の4種類に分けられます。
それぞれ、身近な例が、思い浮かぶはずです。
情報のほとんどは、文字媒体で届けられる
ここ数年、動画媒体の勢いが盛んですが、勉強や仕事の文脈において、文字媒体が首位を譲ることはないでしょう。
情報処理能力とは、文字を処理する速さである
情報のほとんどが、文字媒体によって届けられる以上、情報処理能力は、文字を処理する速さを意味します。
情報処理能力が、読む速さに影響しているのではなく、「読む速さ≒情報処理能力」であり、自分は、読む速さという指標を、矮小化して捉えていた。
これが冒頭でご紹介した疑問に対する、私なりの回答です。
つまり、速読トレーニングとは、情報処理能力の改善に他ならないのです。
参考:理解力を鍛えてこその速読
情報処理には3段階ある
情報処理とは、何か。
捉えどころがなく、少し難しいですが、
「入力→処理→出力」の3段階があると、私は考えます。
電卓を例に挙げます。
- 電卓のキーを打ち、任意の数式を入力すると
- 一瞬のうちに、内部で数的処理が行われ
- 液晶画面に、その結果が出力される
このように、3つのステップが揃ってはじめて、情報処理です。
情報処理能力を鍛えるには
文字媒体による情報処理も、同様です。
読む作業は、
- 目を通して入力される文字情報に対して
- さまざまな処理をくわえ
- その結果を自在に出力できるようにする
営みといえます。
そのため、各段階に対応したトレーニングを行うことが、情報処理能力を鍛えることになるのです。
情報処理能力を鍛える速読スクール
受験のために、資格試験のために、仕事のために、自己研鑽のために。
情報処理能力を改善したい人にとって、これ以上ない環境をご用意しています。
どうぞご活用ください。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表