速読トレーニングの核となる考え方 | 速読ナビ

速読訓練法

速読トレーニングの核となる考え方

更新日:2025年2月26日 公開日:2025年2月26日

気持ちを動かそう

 クリエイトの速読トレーニングは、とにかく気持ちを動かさないことには、始まりません。

 どの教材も、ただこなすだけでは、無目的な事務作業でしかないのです。

 限られた時間の中で、全力を尽くすことで、はじめてトレーニングとして機能するようになります。

 自分のペースで、自分の得意な領域で、取り組んでいては、意味がありません。

 参考:コンフォートゾーンとは。焚き火の例えで意味を簡単解説

目を動かすよりも大事なこと

 トレーニング初期によくある質問として、目の動かし方がわからない、というものがあります。

 ポイントが視野に入っていれば無理に目を動かす必要はない、という教室共通のルールはありますが、そのほかにこちらからお伝えすべきことはありません。

 目の動かし方は、スコアや読字数が伸び悩むと、真っ先に飛びつきたくなる部分です。

 しかし、ほとんどのケースは、目の動かし方ではなく、気持ちの動かし方に問題があります。

 トレーニングに慣れた結果として、目が速く動いていようと、気持ちが止まっているようであれば、それ以上の成長はありません。

 今の自分の限界を打ち破ろうと、先へ先へ押し進める気持ちこそが必要なのです。

 参考:速読はなぜ目を動かすのか

身体は気持ちに従う

 マウンドに立つピッチャーが、足の上げ方や、腕の動かし方を意識していては、かえってぎこちない動きになります。

 まずあるべきは「目の前のバッターを絶対にねじ伏せてやる」という気持ちです。

 身体は、その気持ちに従うかたちでついてきます。

 この主従関係の逆転は、起こり得ません。

 私たちの目に見えるのは投擲されたボールだけかもしれませんが、その前には、キャッチャーミットを睨め付ける気迫が必ずあります。

教室でトレーニングを積み上げよう

 教室は、無理ができるように用意された、訓練の場です。

 序盤のトレーニングは、目ではなく、とにかく気持ちを動かすことに集中します。

 結果として空回りしてしまっても、大丈夫です。

 修正すべきポイントがある場合は、必ず講師がフォローします。

 避けるべきは、ただこなすだけのトレーニングになることです。

 気持ちを動かしましょう。そのほかは全て、後からついてきます。

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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表