
速読は特別な能力?
速読と聞くと、それは特別な能力で、努力で身に付くものではない、と考える方もいるかもしれません。
もしあなたのゴールが、世界一の速読家を目指すことにあるのだとしたら、たしかに才能が必要です。
見たページを瞬時に暗記するくらいはできないといけません。
しかし、今の自分の読むスピードを、着実に伸ばしていきたい、という目標でしたら、どなたであっても達成可能です。
速読はスポーツトレーニングと似ている
アタマを使うか、身体を使うか、という違いはありますが、速読はスポーツの世界と似たところがあります。
100メートルを10秒台で走るとなると、よほど恵まれた才能が必要でしょう。
努力だけでたどり着ける境地ではありません。
しかし、陸上の素人が、今の自分のタイムを数秒縮める、ということであれば、才能など関係ありません。
よく考えられたトレーニングを、一定期間継続しさえすれば、間違いなく達成できます。
トレーニングの量が大切
読む速さのスタートラインや成長速度が人によって違うことは、事実です。
しかし、それは才能の違いというよりも、過去の勉強経験や読書経験の差であることがほとんどです。
速読は、特殊技能ではなく、トレーニングの積み重ねで習得可能なスキルです。
これは、過去の私のように、遅読に悩む方にとっては、勇気づけられる事実のはずです。
情報処理能力を高めていく
では、そのトレーニングは、難しいのでしょうか。
読むうえで必要な、情報処理能力を鍛えていきますから、簡単ではありません。
どれも集中しなくてはこなせないものばかりです。
しかし、ひたすら目を動かす、同じ文を繰り返し読む、といった退屈さはありません。
思わず熱中してしまう、やりごたえのある教材に、全身でぶつかっていただきます。
教材は、書籍にて公開しております。どうぞお確かめください。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表