
読書速度の計測ルール
クリエイトでは、
- 一般的な難易度の
- 初見の文章を
- 理解度を下げることなく読む
という3つの条件のもとで、読書速度を計測しています。
速読が身につくまでの期間
「速読」という言葉から連想される読書速度は、まちまちですが、ここでは「当初の3倍速」という基準を採用します。
この意味での速読であれば、ほとんどの方が、1コマ90分の授業を10〜20回受ける間に達成されます。
期間に直すと、1〜3ヶ月といったところです。
回数にばらつきがあるのは、過去の読書経験や勉強経験の違いによって、差が出るためです。
授業を50回受けてなお、3倍速を達成できないケースは、300件に1件あるかないか、といったところです。
参考:年代別読字数分析
速読は身につけるもの?
ただ、本音を申し上げますと、「速読が身につく」という表現。個人的には違和感を覚えます。
他の習い事に置き換えると、この違和感は、よりはっきりしてきます。
ピアノが身につく、野球が身につく、筋トレが身につく、ヨガが身につく。
どうでしょうか。
能力を伸ばすための速読教室
訓練を重ね能力を伸ばしていく事柄に、身についたと断定できる明確なゴールなど存在しません。
もちろん、段階的な達成目標のようなものはあります。
数回訓練を重ねれば、まったくの素人に遅れを取ることはなくなるでしょう。
しかし、「身についた!」とバンザイ諸手で教室を後にするというイメージは、少なくともクリエイトの速読とは合いません。
速読のための分厚いトレーニングを
速読に必要なのは、知識やハウツーではなく、訓練です。
前回よりも今回。今回よりも次回。
過去の自分を超えることを目指して、努力を続けるのが当たり前、という認識を広めたいです。
それは、訓練を続けないと元に戻ってしまうから、ではなく、いくらでも上の世界があるからです。
上へ上へと、よじ登り続けられる環境を用意しています。
こちらから「もっと続けてください」と言うことは絶対にない教室ですが、「もう終わりでいいですよ」と言うこともありません。
何回通っても終わることのない、分厚いトレーニングをご用意しています。
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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表