
目次
この記事では、集中力を高める具体的な手法を7つ、ご紹介していきます。
集中力を高める方法
糖分を補給する
糖分が不足すると、脳を動かすのに必要なエネルギーが不足し、集中力が低下してしまいます。
頭を使う際には、定期的に糖分を補給することをおすすめします。
具体的にはチョコレートやガム、フルーツなどが効果的です。糖分をこまめに補給することで、集中力の持続をサポートできます。
筆者は作業中、森永のラムネを食べるようにしています。
参考:~ラムネ菓子についての研究~ぶどう糖の経口摂取が「実行的注意力*」の向上に寄与する可能性が示されました
睡眠を十分とる
睡眠不足が続くと、脳に疲労物質が溜まり、注意機能が低下します。
集中力が持続できなくなるほか、作業効率の低下にもつながります。
個人差もありますが、成人では1日7~8時間の睡眠が目安とされています。
参考:西野 精治, 2017年3月, サンマーク出版, 『スタンフォード式 最高の睡眠』
タイマーを活用する
タイマーを用いて時間を区切りながら作業をすることで、集中力を高められます。
この集中力持続法の背景にあるのが「ポモドーロテクニック」です。ポモドーロテクニックとは、25分作業と5分休憩を繰り返す時間管理術です。
参考:Francesco Cirillo著 斉藤祐一翻訳, 2019年3月, CCCメディアハウス, 『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』
マルチタスクをやめる
2つの作業を同時に行う「マルチタスク」の状態を避けることで、集中力を高めることができます。
脳には「タスク・スイッチング」と呼ばれる、処理の切り替えに時間を要する特性があります。
そのため、2つ以上のタスクを、並行して進める能力はあまり高くないとされています。
勉強や仕事では、複数の作業を同時にこなすのではなく、1つのタスクに専念することをおすすめします。
参考:ゲアリー・ケラー 著, Gary Keller 著, ジェイ・パパザン 著, Jay Papasan 著, 門田 美鈴 翻訳, 2014年3月, SBクリエイティブ, 『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』
場所を変える
同じ場所での長時間勉強は、集中力の低下につながります。
定期的に場所を変えることで、集中力の回復が期待できます。
具体的な勉強場所選びについては、以下の記事をご確認ください。
参考:勉強に集中できる場所の条件とは。勉強場所選びのポイント4選。
環境を整える
環境を整えることも集中力を高めるのには必要です。
仕事や勉強の際には、以下のポイントを確認してみましょう。
- 机と椅子の高さは適切か
- 照明の明るさは適切か
- 室温は快適か
- 静かな場所か
- スマホなどの誘惑はないか
明確な目標を立てる
たとえば、「できるだけ勉強する」と漠然と机に向かうよりも、「教科書の第3章を読破する」という明確な目標があった方が集中がしやすいです。
作業が長続きしない場合は、事前に達成すべき目標を定めてみましょう。
「カウント呼吸法」のご紹介
カウント呼吸法とは
カウント呼吸法とは、クリエイト速読スクールで用いられている、集中力を高めることを目的とした呼吸法です。
カウント呼吸法 〜姿勢〜
- 背筋を伸ばし、椅子に深く腰をかけます。
- 肩と首の力を抜いて、軽く前に俯くような姿勢をとります。
- 手は腿の上に乗せ、目は軽く閉じて、まぶたの力を抜きます。
カウント呼吸法 〜呼吸法〜
- 上記の姿勢のまま、お腹をへこませて体の中の息を吐き切ります。
- 息を吸いはじめます。その際、息を吸いながら、心の中で「ひと〜つ」と数えます。
- 空気をいっぱいまで吸い込んだら、静かに吐き出していきます。その際、息を吐き出しながら、心の中で「力が抜けていく、力が抜けていく••••••」と唱えます。
- 息を吐き切ったら再び息を吸います。息を吸いながら、心の中で「ふた〜つ」と数えます。
- 上記の①〜④を3分間繰り返します。
3分経過後は、目を開けて、首や肩をゆっくり回して体をほぐしてください。
慣れてきたら、呼吸をゆっくりと深くすることを目指していきましょう。
3分間で15回が目安となります。
集中力を鍛えたい方に
クリエイト速読スクールでは、読書により集中することを目指す、情報処理機能のトレーニングをご用意しています。
読むという行為にアプローチしていくため、読書だけでなく、勉強や仕事でも効果を発揮するカリキュラムとなっています。
ぜひ、以下の記事をご一読ください。