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【最短ルート】タイピングのコツと効率的な練習方法。無料タイピングゲームやおすすめ資格をご紹介

更新日:2024年5月7日 公開日:2023年8月8日

タイピングとタッチタイピングの違い

 タイピングとは、キーボードを使ってキーを打つことによりテキストを入力する技能、を表す言葉です。

 タイピングのなかでも、キーボードを見ることなく、手の感覚だけでテキストを入力する技術を、タッチタイピングと言います。

 過去にはブラインドタッチという表現が使われることもありましたが、現在ではタッチタイピングという呼称が主流です。これは「blind」という表現に対する配慮によるものです。

タッチタイピング(ブラインドタッチ)の練習方法

ホームポジションを覚える

 まずはホームポジションを覚えましょう。

 すべての指を使って、効率的にタイピングをするためにも、ホームポジションを守ることは大切です。

 多くのタイピングゲームでは、ホームポジションを覚えるための基礎トレーニングが用意されています。ぜひ活用してみてください。

「あいうえお」を繰り返す

 日本語のローマ字入力は、その9割以上が「子音+母音」の組み合わせとなっています。

 つまり、5つの母音「a・i・u・e・o」の登場頻度が、ずば抜けて高いのです。

 そのため、頻繁に入力が求められる母音を、集中的に練習することが、効率的な練習のポイントになるのです。

単語を入力する

 ホームポジションと「あ行」に慣れたあとは、実際に単語を入力してみましょう。

 文章の入力は大変ですから、まずは単語から練習していくわけです。

目隠しする

 どうしても慣れないうちはキーボードを見てしまいがちです。そこで有効なのが目隠しです。

 目隠しと言っても、画面が見えないと練習になりませんので、ちょっとした工夫をします。

 薄いハンカチやタオルを用意して、キーボードの上に被せてしまいましょう。

 キーボードの感覚は指に伝わるけど、キーを見ることができない状況を作ってしまうのです。

タイピング練習のコツ

必ずホームポジションで

 ホームポジションとは、タイピングを行う指の基本配置を表す言葉です。

 左手の人差し指を「F」、右手の人差し指を「J」におきます。

 ホームポジションは、慣れないうちからも必ず守りましょう。

 人差し指だけでタイプする等、自己流の方法でも、ある程度のスピードで入力ができます。

 しかし、ホームポジションを習得しない限り、上達は頭打ちです。

 ホームポジションを意識するとスピードが落ちる場合でも、長期的にはホームポジションを維持したほうが良い成果を得られるでしょう。

まずは遅くてもタッチタイピング

 「キーボードを見ない」ことはとても重要です。

 キーボードを見てしまうと、長く練習を続けていても、タッチタイピングが身につきません。

 まずはゆっくりでも良いので、キーボードを見ないことを心がけましょう。

スピードよりも正確性

 間違ったキーを入力すると、間違いに気づくまでの無駄な入力、間違った分のキー削除など、多くのタイムロスが発生します。

 練習中は、スピードよりも正確性を重視しましょう。

 正確にタイプを続けていると、キーボードの位置関係を、手が覚えてくれます。

記録をとる

 タイピングゲームなどを利用して、自分のタイピング記録をとりましょう。

 記録をとることには多くのメリットがあります。

 たとえば、自分のタイプミスの記録を集めると、決まった指や、決まったキー入力でミスをしていることがわかります。苦手な動作を特定し、集中的に練習をすることができれば、練習効率はぐっと高まるでしょう。

 ほかにも、自分の成長記録をとることは、タイピング練習へのモチベーションになります。

 記録という観点では、「タイピングカルテ」という記録システムがある、e-typingというタイピングゲームがおすすめです(詳細後述)。

毎日続ける

 1回ごとに、何時間も練習時間をとる必要はありません。

 短い時間であっても、継続することの方が大事です。

 2時間の練習を週に1回行うよりも、10分の練習を毎日行う方が、効果があります。

 タイピングを、仕事前のルーティンにするのがおすすめです。

目標を設定する

 具体的な練習目標を設定しましょう。

 タイピングゲームのスコアなどを活用するのがおすすめです。

 なかなか記録が伸びなくなってからは、練習時間など、必ず達成することのできる目標設定が良いでしょう。

目的を明確にする

 「日々の練習が楽しくて仕方がない」という方はなかなかいらっしゃらないでしょう。

 モチベーションを保つためにも、「自分は何のためにタイピングを練習しているのか」を明確にしてから、練習に取り組みましょう。

タッチタイピング(ブラインドタッチ)の習得期間

 練習の量と質にもよりますが、だいたい1〜3カ月ほどで習得することができます。

 すこしでも楽に習得するためには、正しい練習を行うことが大切です。

タイピングが速いメリット

仕事が速い

 タイピングそのものは単純作業です。

 しかし、この単純作業の時間を減らすことで、その他の本質的な業務に集中する時間を作ることができます。

 社内で仕事が速いと噂される人を思い浮かべてみましょう。タイピングのスピードも速いはずです。

思考スピードが上がる

 脳内の思考は、アウトプットを経ることで整理されていきます。ここからそのアウトプットの方法を3つ見ていきましょう。

 1つ目は発話です。簡単に言い換えると、喋ることです。話してるうちに解決策が浮かんだ、という経験は誰しもあるかと思います。人は1分間に約300字の言葉を話します。自分の体さえあれば話すことはいつでもでき、スピード感もあるアウトプットの方法と言えますが、形に残すことができないというのがデメリットです。

 2つ目は筆記です。視覚化して残すことができるというのが最大の特徴です。また書く作業そのものが理解につながる、という側面もあります。ただデメリットとして、スピードが遅い、腕が疲れる、などが考えられます。

 3つ目はタイピングです。慣れていない人にとっては筆記の下位互換でしかありません。しかし、訓練次第では、発話と筆記のデメリットを補った、最強のアウトプットツールになり得ます。KPMが400だとすると原稿用紙一枚の作文は2分で仕上がります。このことからも、タイピングのスピード感が伝わると思います。

 このようにタイピングは、上達すると、心強いツールとして思考のアウトプットに役に立ってくれます。

 見出しでは思考スピードが上がると表現しましたが、頭の中にある雑多な思考を、制約なく垂れ流すことができるというイメージの方が正確です。タイピングを続けていると「アウトプットの作業に邪魔されて本来のスピードで考えることができなかったんだな」と実感する瞬間が必ずやってきます。

疲れにくい

 速くタイプしようと思うと、より疲れるのではないかと思いがちです。

 しかし実際は、速さと疲れやすさは比例しません。

 正しい練習を続ければ、タイピングが速くなりつつも、疲れにくい、省エネのフォームを身につけることができます。

タイピングが遅いデメリット

姿勢が悪く首肩に負担がかかる

 まず、椅子に座ってまっすぐ前を向いてください。

 その後、顎先を喉につけるように、下を向いてみましょう。体は真っ直ぐのままです。

 どうでしょうか?

 あまり楽な姿勢ではないと思います。

 この姿勢は、キーボードを覗き込んでいる姿勢を再現したものです。

 タッチタイピングが身についていない人は、仕事中にこの姿勢を長時間続けざるを得ないのです。首周りの複数の筋肉と、首を支える肩周りの筋肉を緊張させている、とても辛い姿勢です。

 慢性的なコリに悩まされている方は、タイピングの姿勢に問題があるのかもしれません。

目が疲れやすい

 キーボードを打つときに下を向き、画面を見るときに首をあげる。そんなロボットのような動作をしてる人はいないはずです。

 ブラインドタッチができずに下を向く人は、その角度のまま、目だけを画面に移すことで作業を行なうことになるのです。

 これにより画面をまっすぐに見続けて仕事をする人よりも、眼球の運動が何十倍も必要になります。

 これは、目の周囲の筋肉の疲労・目の乾きにつながります。

仕事が遅くなる

 多くの仕事をパソコンでこなす今の時代は、タイピングのスピードが、仕事効率に直結します。

 資料の作成から、社内でのコミュニケーション、取引先とのメールでのやり取りなど。

 タイピングの速度は、タスク処理にかかる時間として表れてきます。

ITに苦手意識が生まれる

 算数や数学に苦手意識を持っている人は、計算を苦手としていることが多いです。

 あらゆる問題を解く上で、計算という作業がつきまとうため、計算に不慣れなだけで、科目そのものに苦手意識が生まれるのです。

 タイピングにも同じことが言えるのではないでしょうか。

 ITを活用する上では、キー入力という作業がつきまとうため、タイピングに不慣れだと、IT全般に苦手意識が生まれかねません。

 こうした心理的なハードルは、大きな機会損失につながるでしょう。

 ITに苦手意識がある方には、克服の第一歩として、タイピング練習をおすすめします。

タイピングの速さを測るkpmとは?

 タイピングの場合は、「1分間に入力したキーの数」を文字数とカウントします。

 「タイピング」と入力した場合、キー入力は「taipingu」となり、8キーです。

 このカウントの仕方には、KPM(Keystrokes Per Minute)という名称がつけられています。

タイピングの速さの平均

一般的なタイピングの速さ

 タイピングの場合、1分間に約150キーが目安となります。

 これは、個人的な用途でのパソコン利用に問題のない人の値です。

 参考:1分あたり文字数まとめ

タイピングスピードの最高記録

 タイピング練習ソフト「e-typing」の2023年7月3週目のランキングでは、最高スコアが824となっています(スコア=KPM×正答率の3乗)。

 参考:e-typingホームページ レベルはどうなってるの?

 参考:e-typingホームページ 第1161回 腕試しタイピング ランキング

おすすめ無料タイピングゲーム

 タイピングを練習する際には、楽しく続けられるタイピングゲームを利用するのがおすすめです。

 様々なジャンルのゲームが、無料で公開されていますので、以下に簡単に紹介をしていきます。

e-typing

 e-typingは、会員登録者100万人超えのタイピングサイトです。

 無料で会員登録をすると、タイピング練習のカルテを自動で作成してくれます。

 自分のタイピングスピードtrの推移や、苦手指などがわかるため、効率的に練習をしたい方におすすめのサイトです。

e-typing マイページ画像

筆者個人のe-typingマイページより

 まずは簡単に自分の腕前が計測できる、「腕試しレベルチェック」に挑戦してみましょう。

タイピングゲーム 画面

腕試しレベルチェック プレイ画面

寿司打

寿司打

 回転寿司のお皿が流れていく前に、画面に表示される文字をタイプして、どれだけたくさん食べられるかを競います。

 読み方は「すしうち」ではなく、「すしだ」になります。

 ゲームは3段階の難易度から選ぶことができ、初級者から上級者まで楽しむことができます。

寿司打 難易度選択画面

難易度は3つのコースから選べる仕様

寿司打 プレイ画面

コース料金のモトをとるべく頑張ろう!

仕事効率アップには速読もオススメ

 クリエイト速読スクールでは、「読む力」を鍛えるためのトレーニングを提供しています。タイピングと同様「読む」という作業も、勉強や仕事に欠かせないものです。

 どのようなトレーニングを行い、どのような成果をあげているのか。どうぞ、当ブログの「受講生の声」カテゴリをご一読ください。

代表者挨拶

 私はクリエイトに入会するまで、速読に一切興味を持っていませんでした。一部の人の特殊能力、といった印象があり、仕事や勉強に役立つとは到底思えなかったからです。

 もしあなたが、速読に対して同様のイメージを持っているのであれば、ぜひ当スクールのホームページやブログで情報収集をしていただきたいです。

 クリエイト速読スクールでは、読書に必要な能力を一つひとつ確実に鍛えていく、地味なトレーニングをご用意しています。読書速度だけでなく、総合的能力の向上を意図したプログラムです。努力を重ねた分だけ、しっかりと成果が収穫できる設計となっています。

 無料体験レッスンでは、みなさんの情報処理能力を、種目(項目)ごとに数値化して分析することができます。ぜひ一度、教室に遊びにきてください。多彩なトレーニングをご用意して、お待ちしております。

クリエイト速読スクール 二代目代表 劉智秀

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劉 智秀 クリエイト速読スクール二代目代表