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暗記方法6つをご紹介。暗記のコツは◯◯を使うこと

更新日:2024年4月20日 公開日:2023年8月3日

 暗記は、学生からビジネスパーソンまで、さまざまな人々にとって必須のスキルです。

 情報過多の現代社会では、覚えるべきことが多く、また、覚えてもすぐ忘れてしまいがちです。

 この記事では、効率的な暗記の方法や、暗記のコツについて解説します。

すぐにできる暗記方法6選

1.書いて暗記

 何度も書くことで、脳はその情報を定着させようとします。

 また、書くことで情報を視覚的にとらえ、脳の異なる部分を刺激します。手書きでノートを取ることは、情報の処理と理解を深め、暗記に役立ちます。

 注意点として、ただ「書く」行為そのものが目的とならないように、必ず「暗記する」という意識を持って取り組むことが重要です。

2.音読して暗記

 音読は、視覚と聴覚の両方を利用し、情報を脳に強く印象付けるのに効果的です。

 また、声に出すことで自分の発音を確認し、新しい言葉や概念の理解を深めるのに役立ちます。

3.語呂合わせで暗記

 複雑な情報や一見覚えにくい事柄も、リズムや韻を利用すれば楽しく覚えることができます。

 語呂合わせは、情報を覚えるだけでなく、その情報を思い出すための手がかりにもなり暗記に役立ちます。

4.図・イラストを活用して暗記

 図やイラストは、情報を視覚的に表現し、抽象的な概念を具体的に理解するのに役立ちます。

 また、色や形を使うことで、記憶に深く刻み込むことができ暗記に役立ちます。

5.関連づけて暗記

 新しい情報を既存の知識と関連付けることで、記憶に定着させやすくなります。

 これは、脳が情報をパターンや関連性とともに処理するためです。

6.人に説明をして暗記

 覚えたつもり、理解したつもりの事柄でも、いざ人に説明をするとなると、うまく説明ができないものです。

 人に説明をするには、自分の頭の中で、情報が整理されている必要があります。このため、人に説明をするというプロセスは、暗記にも役立つのです。

 必ずしも誰かに聞いてもらう必要はありません。「もし説明するとしたらどのように話すか」というイメージトレーニングだけでも十分に効果があります。

暗記のコツはイメージを使うこと

イメージを使った暗記の方法

 イメージを使った暗記方法とは、暗記の対象から想起されるイメージに集中し、心の中でイメージと戯れることで強い記憶を作り出す方法です。

 暗記の対象を丸暗記するのではなく、イメージ化して捉えようとする点に特徴があります。

イメージとは何か

 イメージとは、一般的には心の中に形成される視覚的な表象や絵、あるいは感覚的な体験を指します。

 これは実際の視覚体験に基づくものであることが多く、過去の経験や想像から生まれます。

 「自ら創り出したイメージと主体的に関わりあう」という点で、図やイラストを活用した暗記方法とは異なります。

なぜイメージが暗記に役立つのか

 イメージを明確に心に描くことができれば、その情報は深層の記憶に定着し、一時的に忘れてしまったとしても思い出すきっかけがあれば容易に取り出せます。

 そのため、イメージを活用した暗記法は、情報を効果的に記憶する際に役立つです。

暗記のコツを実践してみよう

 イメージ記憶法は様々な学習分野において応用可能ですが、ここでは英単語と歴史用語を具体例にあげます。

英単語を暗記してみる

 たとえば「liberty(自由)」という単語を学ぶ際、自由の象徴ともいえる自由の女神像を思い浮かべてみてください。

 また、「revolution(革命)」を覚えるときには、火を巻き起こす人々の激しいイメージを描いてみてください。

 具体的なイメージを結びつけることで英単語が暗記しやすくなります。

歴史用語を暗記してみる

 歴史の用語についても同様です。

 「ルネサンス」の時代を学ぶ際、芸術と科学が躍進した時代として、画家が絵画を描いたり、科学者が実験をしているイメージを頭の中に描くことで覚えやすくなります。

 イメージを用いて単語や歴史用語の意味を視覚的に理解し、記憶に定着させることがイメージ記憶法の具体的な活用方法です。

 一つひとつの単語や用語に具体的なイメージを結びつけることで、より深く理解し、長期記憶に留めやすくなります。

暗記のトレーニング教材

 イメージを使った暗記方法について、さらに詳しく知りたい方に「イメージ記憶」をご紹介します。

イメージ記憶の解答用紙イメージ記憶の問題

 印刷は以下のリンクからどうぞ。

 「解答用紙」は、「問題」に対応した内容で、下の単語を空欄に記入できるようになっています。

トレーニング方法

 時間制限は、単語を記憶するための2分間と、それを書き出すための2分30秒が設定されています。

 問題は1ページに2段、上下で2つ1組の単語が並べられており、それらが40組あります。

 解答用紙は問題に対応して、単語の下段が空欄となっています。

ステップ1: 暗記

 問題の単語40組を2分間で覚えていきます。2つの単語を組み合わせて1つのイメージに変換し、それを心に留めます。

 たとえば、「星」と「風呂敷」の組み合わせなら、「風呂敷に包まれた星」あるいは、「星柄の風呂敷」というような映像を思い描きます。

 2分が経過したら、解答用紙1に、下段の単語をイメージを元に思い出しながら書き出します。

ステップ2: 繰り返し

 書き出しが終わったら、すぐに答え合わせはせず、再度同じページの問題を開き、1回目と同じ手順を踏みます。

 2分間で記憶し、解答用紙2に、下段の単語を思い出しながら記入します。

ステップ3: 答え合わせ

 記入が完了したら、問題のページを確認し、答え合わせを行います。

トレーニングの目的

 イメージ記憶は、単語からすぐに視覚化できるイメージを作り出す訓練です。

 この技術を鍛えることで、読書の速度を上げると同時に、内容をより深く理解することも可能となります。

 文章のシーンや状況を頭の中で鮮明に描き出す能力を身につけると、そのイメージは深層の記憶に保存されます。

 その結果、一度忘れてしまっても、必要なときにそれを思い出すことができます。

無料体験レッスン

 クリエイト速読スクールでは、記憶力をはじめとする、読書に必要な能力を一つひとつ確実に鍛えていく、地味なトレーニングをご用意しています。読書速度だけでなく、総合的能力の向上を意図したプログラムです。努力を重ねた分だけ、しっかりと成果が収穫できる設計となっています。

 無料体験レッスンでは、みなさんの情報処理能力を、種目(項目)ごとに数値化して分析することができます。ぜひ一度、教室に遊びにきてください。多彩なトレーニングをご用意して、お待ちしております。

 

 

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