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論理的思考力を鍛える。ロジカルテストをご紹介

更新日:2024年10月29日 公開日:2024年10月26日

【例題】論理的思考力をチェック

 問題です。

AはBより高い。BはCより高い。一番高いのは?

 簡単ですね。

 高いものから順に、ABCと並ぶため、Aが答えになります。

 

 では、ちょっと難しくします。

CはBより低い。AはBより高い。一番高いのは?

 表現が変わっているものの、今回も高いものから順に、ABCと並ぶため、Aが答えになります。

 

 最後に、物足りないという方向けの、難しい問題。

BはAより高い。CはBより低い。DはBより高い。三番目に低いのは?

 答えは、記事の末尾に載せておきます。

論理的思考力を鍛える「ロジカルテスト」

 ご紹介したのは、クリエイトの中盤トレーニングの一つ、ロジカルテストです。

 一つひとつの問題が難しすぎることはありません。

 しかし、これを限られた時間内で、できるだけ速く、たくさん解くとなると、話は別です。

 3分間で行うトレーニングに初めて挑戦すると、慣れない負荷にアタマが悲鳴をあげ、どっと疲れます。

論理的に整理する力

 これは「整理する力」を鍛えるためのトレーニングです。

 ロジカルテストの問題文はとってもシンプルです。

 現実に私たちが読む文章は、もっと長くて、もっと複雑です。ABCだけではとうてい表せません。

 しかし、「結論とその前提」「主張とその根拠」といったように、「論理関係の整理」という観点でみると、似たような頭の使い方をすることが多いです。

ただ解けるだけで終わらせない

 「基礎は、手が勝手に動くようになるまで、反復せよ」

 高校時代、私の数学の先生が繰り返していた言葉です。

 たとえ問題が解けたとしても、そこに頭のエネルギーが費やされていては、応用が利きません。

 重要度が高い処理は、反射的に答えが出せるまで、訓練しておく必要があります。

 ロジカルテストは、30問を2分半以内に終わらせることが目標です。

 全問正解だけでは良しとせず、極限まで時間の短縮をねらうところに、クリエイトの中盤のユニークさがあります。

ロジカルテストが得意な人の特徴

 数学の不等式チックなところがありますから、文系よりも理系の方が、できる傾向にあります。

 最初からいきなり良くできるのは、現役の東大生です。

 勉強が得意な連中は、ここが良くできます。

論理的思考力は読む力の土台

 逆に言うと、こういう力を鍛えていけば、彼らに追いつき、そして追い越せるのではないか、というのがこのトレーニングの発想元です。

 なかなか読んだ内容が頭に残らない、という悩みを根本から解決するトレーニングです。

 腕っぷしに自信がある方は、ぜひ、教室の記録に挑戦しにきてください。

 ※最後の例題の答えはBです。

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劉 智秀 1999年東京都生まれ/栄東中学・高等学校/東京大学経済学部卒/クリエイト速読スクール二代目代表