2014-08-30
具体的にどのようにすればよいかを知ること
※追記:Sさんは令和三年司法試験に最終合格した田中信さんです。
第61期文演(14/1/25~4/26)アンケートです。
今回は、「Q.4」のみとなります。
司法書士Sさんと、製薬会社で研究職の仕事をしているTさんです。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
Sさん.受講目的は、文章の読解力と表現力をつけるノウハウを学ぶことでした。そして、この講座では、期待どおりそれを学ぶことができました。読書嫌いで文章にあまり接してこなかった私にとって、文章はつかみどころがないものでしたが、文章演習を受講し、文章はどのような構造で、相手にわかりやすく伝えるためには、具体的にどのようにすればよいかを知ることができました。また、文章演習の宿題の要約を添削していただき、今後の文章読解・表現の重要な指針を得ることもできました。文章演習を受講し、具体的な方法論を学ぶことができてとても満足しています。
Tさん.文章全体の流れ・論理立てを意識するようになりました。受講前は、中~長文を読むときに読んでいる文章の前後1、2文程度とのつながりしか意識していませんでしたが、講座受講後は、文章全体を通して論理の破綻がないかを考えるようになりました。また、これまで文章の読み方として、受身(passive)な読み方をしていましたが、文(または本)全体の論理を考えるためには、エネルギーを使って積極的(aggressive)な読み方をする必要があると感じました。ただ、すぐにできるようにはならないと感じています。積極的な読書のためには、自分で論理の破綻のない文書を書く練習が効果的なのではないかと思っています。期間をおいて復習し、自身の文書作成に反映できるようしたいと思います。
Sさんは、2014-04-17「本を読む速度は明らかに速くなりました」の紳士です。
教室ではいつもいつも穏やかな表情ですが、仕事ではSさんのようなひとこそシビアになります。このトシになるとわかってしまいます
速読は、現在、受講79回目です。
Tさんは、元SEG「速読による能力訓練」受講生。文演の後半に「実は、SEGで速読を受けたことあります」と言われました
SEGに問い合わせると、2000年冬期講習を受けていました。当時は、最終日の5日目に文章の話をしていました。
「簡単なことでも、ちょっと手を加えると、すごく分かりやすい文章になるんだなと思いました。そして、今までずいぶん分かりにくい文章を書いていたんだなと反省しました。……」が、そのときのアンケートコメントの一部です。「速読よりも、1時間の文章の話の方が印象に残っています」とのことでした。
要約もよくできているわけですから、Tさんはこれから(現在、受講25回目)は速読です。無敵になります。
来月9月27日(土)からの第62期文演は、すでに定員となっております。
来年1月10日(土)からの第63期文演は、ただいま募集中です。
真
