2025-02-17
全員が同じ課題に取り組み、お互いに成果物を見せ合うことの効果を感じた
第87期文演(24/11/30~25/2/1)アンケートです。
第1回は、仕事の傍ら弁理士試験に挑戦するTさんです。
2025-01-04「朝トレのテンションを忘れないで取り組もうと思う」のTさんです。
なお、Q.3A-1の「授業前」とは、〈この部分のアンケートだけは最終第7回「授業前」に記入しておいてください〉というものです。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・昔から文章に苦手意識があった。仕事でも図面や数字を扱うことが多く、文章に向き合う機会があまりないまま歳を重ねてきてしまった。
転職を機に、文章を書かざるを得ない状況になったが、どう書けば良いか分からず、時間がかかることが多い。文章が出来上がっても、分かりづらいと感じることもある。何が悪いのか分からない状態から抜け出して、正確な文章を速く書けるようになりたいと思っていた。
書けない原因を突き止め、苦手意識を克服する目的で文演を受講した。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・文章を書く場面だけでなく、読む場面の視点や考え方が増えた。読みやすい文章、イメージが浮かびやすい文章には理由があり、細部にわたって工夫がされていることが分かった。巧みな表現があると目に留まるようになり、プロの作家に対して尊敬の念を抱くようになった。
一方で、文章を書くことに対して怖さも感じるようになった。慎重に言葉を選ばないと、思慮の足りなさや浅はかさが文章に表れてしまう。文演を受ける前よりも、何をどう書くべきか、より慎重に考えるようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 課題に手を付ける前から、要約は難しいだろうと覚悟していた。仕事でも、得られた情報から要旨を読み取り、成果物に落とし込む必要があるが、重要な点を見落としていたり、取り違えてしまうこともある。また、長々と文章を書くと、内容が伝わりにくくなることもある。抜け漏れなく、短く文章を書くのは難しいと実感していた。
実際に要約に取り掛かると、納得のいくまとめができず、自信のない部分が2カ所あった。時間をかけて完成させ、最初の提出をしたところ、2カ所とも指摘を受けた。まるで見透かされているようだった。最終的な提出までに2度出し直しを行った。少しでも良くなるように直したつもりだが、逆に悪くなっているかもしれない。正解が分からないので不安が残った。
最終授業の前である第6回終了後に、全員の要約が配られた。自分以外の15人全員が記載している内容があった。不要な内容であると考え、意識的に削除した内容だった。ますます不安になった。
A.3-2 「授業後」 時間をかけて完成させた要約であったが、検討が足りていないことが分かった。重要なキーワードも落としており、実際に指摘を受けなければ気付くことができなかった。正しいフィードバックを受けることの重要性を感じた。文演では、自分の書いた文章をしっかりと添削していただける。普段、このような添削は受けられないため、貴重な機会であった。
自分がつまずいた部分については、他の受講生の要約が参考になった。一人で取り組んでいると、考え方が限られ行き詰まってしまうが、他の受講生の考えを知ることで視点を変えることができる。全員が同じ課題に取り組み、お互いに成果物を見せ合うことの効果を感じた。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・得意なことを伸ばすのではなく、苦手なことを克服する目的で文演を受けようと思ったため、受講前は漠然と怖さを感じていた。小学校の作文の授業で、半べそをかきながら消しゴムのカスの山を作っていたことを今でも鮮明に覚えている。また嫌な思いをするのではないかと思っていた。
受講を終えた今となっては、もっと早く受けておけばよかったと感じている。文章表現の豊かさに気が付くことができ、良い表現とはどのようなものかを考えられるようになった。今後の読書は、今まで以上に深く楽しめると思う。
迷わずに速く書けるようになりたいといった当初の目的には、多くの意識すべき点に気付いたため、一時的に遠ざかってしまったように思える。しかし、今回学んだことは、今後文章力を向上させるには欠かせないものであると実感している。
講座は終わってしまったが、文章を書く点においては、内容を吸収しきれていないと感じている。手元に残ったプリントを参考に、良い文章を多く読み、学んだことが自然に出来るようになるまで繰り返し文章を書いていこうと思う。
最後に、「ぼんご」のおにぎりご馳走さまでした。最高でした。行列店のレアおにぎりが、なぜ手に入るのだろうと、前から疑問に思っていました。夜遅くに食べるには、さすがに大きいのではないかと一瞬思いましたが、ものすごく美味しく、妻とふたりでぺろりと食べてしまいました。
弁理士試験短答式に、昨年合格。
今年は再度論文式試験にチャレンジするTさんです。
第87期文演申し込みの第1号でした。
速読もすでに100回を超えているにも関わらず、さらに100回継続更新しています(転職→弁理士試験挑戦→チラシでクリエイト→朝トレ/文演受講→100回追加。すべてに奥さんの了解があったことになります
)。
「慎重に言葉を選ばないと、思慮の足りなさや浅はかさが文章に表れてしまう」と、サラリと書けるような思慮深さがTさんの持ち味
油断さえしなければ、今年の論文式試験を突破できると読んでいます。
仕事と試験勉強でいっぱいいっぱいのなかを通うことが醍醐味と捉え、淡々と速読に通ってほしいです。
それから、ぼんごの「行列店のレアおにぎりが、なぜ手に入るのだろう」は、電話で予約すればなんぴとも「手に入」ります。クリエイトの場合は、量が多いので、毎回、最終回5日前の月曜午前にFAX注文しています。万一に備えて、前日の金曜にクワタさんらが確認の電話をしています。
真
※Tさん関連ブログです
・2024-07-30「今後は、持久力も伸ばしていきたい」(受講10回~40回)
・2024-08-27「読むのが遅いことを知っている妻に驚かれている」(受講50回)
・2024-09-22「時代に逆行して読書量が激増している」(受講60回)
・2024-11-24 「精神衛生的にも良い効果があるように感じている」(受講70回・80回)
・2025-01-04「朝トレのテンションを忘れないで取り組もうと思う」(第50期平日朝トレ)
