2016-04-05
その日は、なにかをひたすら要約している夢をみた
第65期文演(16/1/16~3/12)アンケートです。
きょうは、公認会計士のTさんです。
Tさんは、関西で『速読らくらくエクササイズ』→ユーキャンにトライ。その後、上京してクリエイトに入会。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 受講目的は、文章の読み方、要約の仕方を純粋に学びたい気持ちがあったから。速読で集中力やイメージ力が向上し、クリエイトの講座に信頼性をもっていた。文演についても、受講料以上の価値が得られると思い、申し込んだ。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 苦手意識があった「文章」について、文演を通して本気で向き合うことができた。ルールやマナーを学び、授業で取り上げる作品内容をディスカッションしていくうちに、文章に対しての見方と姿勢が変わった。「この文章はここではいらないのでは?」「ここではこういう文章が必要じゃないのかな?」「あれ、この漢字間違ってるぞ」
なんとなくわかればいいや、から、この文章をちゃんと理解しよう! とマインドを切り替えたことで、今まで見えてなかったところが少しずつ見えてくるようになった。授業を重ねるごとに、文章への抵抗感が薄れていった。また、自分の文章はいかにいい加減なものだったのかという羞恥心も生まれてきた。速読のアンケート、毎回いい加減に書いてすいませんでした!
文章とは、書き手と読み手の架け橋で、その構造に欠陥があれば、読み手が橋を渡っている途中で崩れるかもしれない。いつ崩壊してもおかしくない橋であれば、誰も渡ろうともしない。このアンケートも、クリエイト関係者との架け橋になる予定なので、最後まで渡ってもらえるように書くことを心掛けた。書き手、読み手を意識しながら文章と向き合えたことが、文演で大きく成長したところであると感じている。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 宿題内容は、早い段階で教えてもらっていた。松田さんも、「じっくりと考えて完璧な要約を提出してくださいね~」と不敵な笑みを込めておっしゃっていた。
自分の戦略としては、宿題提出日までに実施されるすべての授業後に、一気に仕上げようと考えていた。必要な知識・コツを学んだうえで取り組めば、すぐに要約できると高をくくっていたからだ。戦略は間違っていた。完璧に仕上げることはできず、その場しのぎの要約となってしまった。提出後の授業で松田さんから一言。「Tさん、50点だから明日までにやり直してください」頭が真っ白になった……。自分のすべてを見透かされたような気持ちになり、ものすごく恥ずかしかった。その日の授業は集中できず、明日までにどう完成させるかずっと考えていた。
松田さんの一言でスイッチが入り、完璧に仕上げてやる!! と戦闘態勢にはいった。家に戻り、今までに学んだ文章やメモ書きを、食い入るように見返した。提出した要約も全部削除し、ゼロベースで考えなおす。書き手の主張と読み手の解釈がズレないように、ワンセンテンスごとに神経を集中させた。「この文章はいらないな」「これとこれはまとめられるだろ」「いや待て、やっぱりいるかも!」削除・追加を繰り返し、時には2時間ほど手がとまった……。
さすがの松田さんも指摘できないだろう、と思えるようになった頃には、頭がボーっとして、疲れ果てていた。その日は、なにかをひたすら要約している夢をみた。ここではじめて、要約することの難しさを痛感した。
A.3-2 「授業後」 「Tさんの要約、すごい良くなったね! やればできるじゃないか!」そう褒められるだろうと本気で思っていた。だってほぼ徹夜で妥協せず、書き直したのだから……。結果は完敗。二点、致命的なミスをおかした。ひとつは、形式的なミスだった。求められたルールを守れていなかったので、この時点でアウト。自信がガラガラと崩れさった。提出を早くしていたら予防できたことなので、ものすごく後悔している。もうひとつは、内容のミスだった。「まさか、ここで!?」と驚いた。文章を正確に読み取れておらず、説得力を失っていた。ほかの人の要約を読むと、自分の間違いがより明確になった。要約スキルを取得するための道のりはまだまだ長い。武器は手に入れたので、うまく使いこなせるように、今後も要約のアウトプットを継続していこうと思っている。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 「思ったことは、どんどん発言してくださいね」
文章に自信がなく、静かにこっそりと授業を受けようと思っていたが、初回授業での松田さんの一言で意識が変わった。毎回の授業で、最低でも1回は発言する!という目標を立てて、実行した。とんちんかんな発言をし、恥ずかしい思いもしたが、褒められることもあって、発言し続けてよかったなと思う。何事も積極的に取り組むことが大事だと感じた。
また、個性的でおもしろい生徒がおおく、毎回楽しんで受講することができた。
文演を通じて感じたことは、速読と要約は相互に連携しているということ。速読とは、文章を素早く要約することである、と自分の中で定義づけすることができた。定義づけだけで終わらせるのではなく、引き続き、速読と要約を学び、自分の力にしていきたい。
最近は仕事が激務で、土日でも速読スクールに通うことができない状況です。5月末くらいまで、繁忙期が続く予定です。
落ち着きましたら、最低でも週に1回は速読に通いたいと思っています。
最後になりますが、貴重な学びを提供してくれた松田さん、クリエイトの先生方、受講生のみなさん、本当にありがとうございました。
「その日は、なにかをひたすら要約している夢をみた」という体験をしていただくことは、主宰者冥利というものです。
2015-09-23「頭にも体力が必要だということを感じた」のTさんです。
まだ20代半ば。
クリエイトを上手に活用している生徒さんのひとりです
「50点云々」は、メンバーのなかでは残るものですからひと言。
書き直しは、点数にすれば90点です。
要は、最重要ポイントがよく取れているかどうかです。あとは、小言です。
アンケートの面白さ豊かさに、Tさんのこれからがあらわれていると読みました。
真
※クリエイト速読スクールHP
