2016-01-17
他の受講生の皆さんの要約と比較
第64期文演(15/9/26~12/5)アンケートです。
きょうは、外資コンサルのNさんです。
Nさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 30年以上生きてきて文章を書くきちんとした訓練を受けたことがなかった(と感じている)ので、作法を学ぶ良い機会だと思い単純な興味で受講しました。読む訓練のスクールが提供する書く訓練がどういうものかというのも大いに関心をひきました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 何となく大事だと思っていたことを改めて意識するきっかけになりました。自分が普段いかに何となく文章を書いてきたか、また気をつけどころが抜けていたかを思い知らされました。
具体的には、(「具体的」部分省略)大事なのだと理解しました。この点がいかに難しいか(なかなかすぐにはできないことか)が、他人の文章を題材にした本講座で非常によくわかりました。卑近なところでは、話やSNS・ブログの文章が面白い人とそうでもない人の違いは、この点が日常のアウトプットで自然に(意識して)できているかどうかの違いなのだろうとも講座を受けていて思いました。
少しそれるかもしれませんが、上記の基本的な考え方、姿勢は「文章」に限らず、プレゼンテーションや商談・パーティーでの会話(例:初めてお会いする人に次も会ってもらえる印象を与える必要がある場合等)にも通じることだと感じましたので、今後、プレゼンや会話のシーンでもほどよく意識しようと思っています。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 要約作成にあたり、強く意識したのは、筆者の用いている言葉、表現に忠実であること、全体の構成の2点でした。限られた時間でできるだけ思案して宿題の要約を作成しました。完全に納得いくものを提出したかと問われるとそうでもない感じでしたが、提出時点ではさらなる改善点は自分なりには見当たらない状況でした。何かすっきりしない気持ちでした。
A.3-2 「授業後」 何となく感じていましたが、自分にはバランス感覚が足りないと実感しました。他の受講生の皆さんの要約と比較して、より強く感じられました。
自分が気になった箇所には思案に時間をかけ文章も長くなりがちな一方、最初にこれはいらないと思った箇所はばっさり切り捨てるという極端なところがしっかり表れていました。性格や生き方の問題(?)も大いに反映されるのだと思いますが、独善的だなぁと改めて思いました(文章の読み取り方、書き方以前の問題も)。良い文章を読み想像を膨らませる経験量が足りないのが一因と思いますので、速読訓練の成果を活かして、講座の中で薦めていただいたものを含め読んでいきたいです。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 受講した価値が大いにあったと感じています。妻にも勧めたいくらいです。
繰り返しになりますが、実際に他人が書いた生きた文章事例をもとに、おそらく世の中の多くの人があまり意識していない文章の書き方、姿勢、書く上で配慮すべき点を学べる点が大変希少で価値あるものでした。また、当たり前に思われていることですが、書く能力と読む能力はセットで考えるべきであると再認識できたことも大きかったです。
仕事等で文章を書く機会、プレゼンテーションを準備し行う機会自体は多くても、いかに読み手や聴衆をひきつけこちらの目的を果たせるように運ぶか、ということをしっかり考え議論する機会は普段はなかなか取れないのが実情です。ましてその点を的確に指摘、指導できる社会人は決して多くないと感じています。鍵は、作法、基本的技術を土台に、意識的なインプット(質の良い文章をたくさん読む、様々な人生・仕事経験を積む)とアウトプット(できるだけ多様な相手に表現し伝えてみる)を地道に積み重ねていくこと、および相手からフィードバックを得ることと考えます。
本講座のオペレーションに関して、かなり思慮され現在のスタイルがあるものと察しますが、個人的感想として以下の2点をご提案します。
(提案部分省略
)
最後に、高校生や大学生の時期に本講座や速読を学べる環境は素直にうらやましいです。
学びに遅すぎることはないので、私自身、自分なりにインプット、アウトプット、フィードバックを重ねていきたいです。
「具体的部分省略」「提案部分省略」と、2か所も割愛させてもらいました
「独善的だなぁと改めて思いました」とは、Nさん、自分をあっさり突き放せるとは大人です。懐が深いです。
文演のよさは、「宿題」によって「他の受講生の皆さんの要約と比較」できることに尽きると思いますが、どうでしょうか。
第65期文演がきのうからスタートしました。
今期は、4週連続授業1回休み、そして4週連続授業で終了という短期集中講座になっています。
また18人のツワモノがそろいました。
事務室で仕事をしていたクワタさんたちは、「初回から賑やかでしたね。元気ですねー」と驚いていました。
真
