2011-02-09
メラメラと燃えるものが心の中に生まれてきた
第53期文演(10/9/25~12/4)アンケートです。
Yさんは地方公務員です。
『公務員として、あんなに↓書いていいんですか?』
「出されて困ることは書いていませんので大丈夫です」
10日ほど前、入れ替え時間の教室で、こんなやりとりがありました。
Yさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 公務員という職業柄、文章に触れる機会がとても多く、自分の文章の能力をもっと向上させたいという思いから受講しました。
役所に入った最初の3年間は福祉系の現業職場にいたため、文章を自ら書くという作業があまりありませんでした。しかし、昨年4月に事業を執行する部署に異動し、自分で文章を書き、上司や住民の方に説明を行う機会が増えました。
本来であればA4用紙を何枚も使って説明したい内容を、要点をおさえて要約する作業に苦しみ、もっといい文章が書けるようになりたいと思っていました。
速読を受講する中で、堂園さんから文演を受けたほうがよいという話を聞いて、自分の文章をもっとよいものにするチャンスだと思い受講しました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 文章を書く際、自分がどう書くかという視点から、相手にどう伝わるかという視点にかわったように思います。これまでは、自分の持っている材料をどう積み上げて文章を書くかということを考えていました。
文演を受けて、どうすれば相手に伝わるかを考えて文章を書くように気をつけています。相手に伝えるうえで、ポイントは何か、落としてはいけない点は何なのかを意識するようになりました。ただし、どうすれば相手に伝わるかを考えながら書くのがこんなに難しかったのかと痛感しています。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 宿題を通して、久しぶりに1つの文章に熱中することができ、苦しいと同時に楽しかったです。
締切りの1週間前、どうも自分の文章が読みづらいなぁと考えていたとき、思い切って文章を大きく変えてみたら、グッと読みやすくなったことがありました。宿題を通して、自分の文章が良くなる瞬間を体験できたことが、大きな収穫だったと思います。
A.3-2 「授業後」 第7回を終え、帰りの電車の中でクラスの他の皆さんの文章を読んだとき、しまった! と思いました。自分のおかした失敗に気付き、背中に冷や汗を流しながら帰りました。あえてこうしてみたらいいのではないかと考えて書いた箇所が、ことごとく裏目に出ていました。気を取り直して第8回に出席しましたが、自分が思っていた以上の失敗をしていたことが次々とあらわになり、教室の端で縮こまる思いでおりました。しかし、うまい人の文章がなぜうまいのか、自分はどうすればよかったのかがわかってくると、目の前が徐々に明るくなってきました。自分に何が足りなかったのかを知ることができました。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 文演を受けている最中は教室の端でウンウン頭をひねり、松田さんの問いに答えられなかったときは「あぁ、何でわかんなかったんだろう、あぁ悔しい!」と思い、答えたら答えたで「あぁ、言わなきゃよかった!」と赤面しておりました。
帰り道の電車では「あぁ、あの質問に答えた人すごいなぁ、よくわかったなぁ」と思い、自転車をこぎながら「あぁ悔しい、あぁ悔しい」とぶつぶつつぶやいて帰りました。
家に帰ると妻に「今日はこんな話でな、こんなすごい人がいてな、こんなこと言っちゃってな、すっげー悔しくてな」と学校から帰った小学生のようにその日の印象的なことを全て話しておりました。
妻に「なんかずいぶん楽しそうね」と言われたとき、あぁそうだ、自分は文演が楽しいんだとふっと思った瞬間をよく覚えています。
うまい人の要約を読んだ後、自分にはまだまだ足りないものがある、もっとこれから勉強していかなくてはいけないと思うと、サッパリした気持ちで帰ることができました。しかし、翌日起きてから、何でもっと良い文章が書けなかったのだろうと、悔しさがあふれてきました。
もっと文章がうまくなりたい、そのためにはもっと勉強しなくてはいけない。
メラメラと燃えるものが心の中に生まれてきたように思います。
文演を受けて、毎回こんなに悔しくて楽しい思いができる講座はそうないのではないかと思っています。
優秀なクラスのメンバーに囲まれ、素晴らしい経験ができました。
終わるのは寂しい思いもしますが、受講できるチャンスが与えられて本当によかったです。ありがとうございました。
Q.4の前半部分回答は、2010-11-28「なんかずいぶん楽しそうね」にすでに登場しています。
「公務員試験は、資格試験であるとともに人物試験でもありますから」と、大西隆さんが言っていたのを、Yさんを見ていると思い出します。
ロジカルDタイプに突入したのは、受講28回目(10/5/25)
アンケートからもわかりますように、ヒトのよさで覆い隠していますが、実際は切れ味抜群で骨太な頭脳の持ち主です。
Yさんのような能力の高いひとたちが、黙って大人しくトレーニングに精励できるような速読プログラムを目指してきたことだけはたしかです。
「Yさんの受講60回目アンケート11/1/16」
マイナス・妻の妊娠等もあり、文演の間はなかなか来ることができなかったのが悔やまれます。50回から60回までだいぶ間があいてしまいました。・文演の前後でスコアがだいぶ伸びたと感じており、文演の受講がどうスコアに影響したのかを色々と考えてみたのですが、思考が散乱しただけでした。
プラス・しばらく間があいた分、トレーニングを受ける際の気持ちがリフレッシュされました。トレーニングを楽しめていると思います。・文演を受けて、ハイスコアの人や能力の高い人が大勢いたことは速読を続ける上で励みになりました。自分の目標をしっかりともって、楽しみながら続けたいと思います。80回までにたて一行180、ロジカルDダブル、倍速2万字/分を何とか達成したいです。
きのう火曜4限、67回目のレッスンを受けていました。
「Yさんの受講67回目の主なスコア11/2/8」たてサッケイド48 数字ランダム50・50 かなBP160 漢数字一行〇→5,200、三→1,950、一→1,600 たて一行ユニット170・180 スピードチェック40(45秒)・40(40秒)ロジカルテストDタイプ51/53(3分)43/51(3分)イメージ記憶19/40(20秒)31/40(20秒)倍速読書『龍馬がゆく(二)』20,300字/分 理解度A−「・ロジカル1回目で集中力を使いきってしまいました。全体のバランスを考えてトレーニングを受けるように気をつけます」
「全体のバランスを考え」るのは、67回のいまだから。とりあえず最初は前のめりです。
分間読字数ばかりが重要なのではなく、応用範囲の広い、各種能力を数値化・可視化できる各トレーニングのスコアの向上が重要なのであります。
Yさんは、この点がが全体的に高いのです。
真
