ここで失敗できて良かったな、 | 教室ブログ by クリエイト速読スクール

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2022-03-06

『文演』情報

ここで失敗できて良かったな、

 第78期文演(21/11/20~22/2/5)アンケートからです。

  きょうは、大学生のMさん

 
2021-09-15私自身を試してみたかった」のMさんです。



    Mさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
クリエイト速読スクールへ通い始める前に、紹介してくれた友人から「文章演習講座」というものがあること、とても楽しくて学び豊かな講座なので受けたほうがよい、といったことを聞いていました。

   もともと、文章を読むことも書くことも好きではあったのですが、書き方は完全に自己流です。読みやすくて良い文章の書き方、またその判断ができる基準は何なのか、それを明確に知りたい! という思いが自分の中にずっとありました。また、大学生のうちに良い文章を書く力と見抜く力を得ておいて、いま目指している国語科の教師になることができたら、生徒の書いた感想文や小論文を的確に添削できるようになりたい、という思いも加わって、文演に参加しました。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
「読みやすい文章の判断基準」が掴みやすくなりました。誰かの文章を読んだときに感じていた、何となくモヤモヤする違和感がどうして生じているのか、根拠を見つけることができるようになりました。

  また、これまでは最初に読んだときに、プロの小説家の作品なのでは、と思っていた文章でさえも、先生の指摘で改善点がたくさん浮かび上がってくるように分かるので不思議です。どれだけ素晴らしいことを書いていても、誤字脱字や表記の誤りで印象がガラリと変わってしまう、ということに気付いて、改めて文章を書く姿勢には気をつけたい、と思いました。

  その第一歩として、友人へ送るSNS上でのメッセージも、注意を払って書くようにしています。無機質な文字のやり取りこそ、一つの表記ミスで意味や印象が振り回されがちで、それによって相手との関係性に大きな悪影響が生まれてしまう可能性もあると思ったからです。

 
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
・大学受験期に友人から提案されて、現代文の評論文問題の対策として新聞記事を要約した経験があって、宿題の「要約」はとても楽しみでした。ただ、今回扱った文章は文字数が多く、口頭での回答を文章にしたものだったので、要約することが難しいと感じました。筆者の伝えたいことを正確にすくい出すように、と意識して書いたのですが、一回目の提出に対して「重要な部分がまだ書かれていない」といったコメントをもらいました。その後もう一度提出したのですが、指摘された「重要な部分」がいまいち掴みきれないままの提出になってしまって、悔しかったです。


A.3-2「授業後」
文字数が不足しているという失敗をしてしまいました。「なぜこんな初歩的なところで」という情けなさでいっぱいになって、文章に向き合うときの集中力がまだまだ足りないことを実感しました。

  ただ、ここで失敗できて良かったな、と思いました。これから先、社会に出ていくことで、公的な文書を書く機会は増えると思います。そのとき、きっと私は今回の経験を思い出します。文字数は正しいか、表記に誤りはないか、文章を点検するときの心持ちが、文演を受けたことで、また今回の経験で、これまでとは全く違うものになっていくのではないか、と感じました。

  また、他の受講生の皆さんの「要約」が参考になるものばかりで、丁寧な言葉の扱い方、まとめ方を発見できました。いつも言葉や文章に対して謙虚であること、それを大切にしようと思うきっかけになる最終回だったな、と感じます。

  失敗もひっくるめて、最終回はたくさんの「一生の財産にできる知識」に出会うことができた、充実した時間でした。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
毎回の受講では、アマチュアとプロの文章それぞれに触れて、どういった表現は避けるべきなのか、好ましいのか、といったことを、先生にリードされつつ自分で考える時間が大半でした。その中で、自分では言語化できなかったモヤモヤを、他の受講生の方がズバッと言い当てて、スッキリするという経験が数多くありました。一人が見つけた疑問をベースにして、たっぷり考えに考えて、全員で違和感の正体に辿り着いたときの感動と静かな興奮は、今でも思い出します。

  自分の中の文章に対する姿勢、価値観が大きく揺さぶられた講座でした。国語の教師を目指す身として、いつも自分の中に持っておきたい「良い文章の判断基準」を形づくる足がかりをしっかりと得ることができました。いま、この大学生の時期に受けることができて本当に良かったです。ありがとうございました!


 Mさんの要約は、内容的にはよく取られていました

 ただ、100字不足。

 100字分、書くべき部分が抜けていました。それだけです。


 Mさんを紹介してくれたのはSさん(←Sさんは、ロジカルGタイプ・スピボ8×8・イメージ記憶15秒/15秒です)


 Mさんの話では、「『自分が教えるより、松田さんに直接学んだほうがよいと思う』と言って、何も話してくれません」とのことでした。「何も話してくれ」ないのが功を奏したようです。細かなことを教えないで、親しい人間に文演を受けさせたのは、若松さんというビジネスパーソンが大学院を受験する奥さんあたりが始まりです。


 速読は受講43回(22/3/4)

 これからSさんのスコアやレベルをどれだけ追いかけられるか、楽しみなMさんです。  






         ※クリエイト速読スクールHP  

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