2007-03-06
ブログを書くこと
ブログを書いて半年が過ぎました。
半年書いてきて、嬉しいのは、「ブログを読んでるとヤル気が出ます」とたまに生徒さんが言ってくれることです。
どういうわけか、なんか照れくさそうな感じの小声でポツリと呟いてくれます。
おそらく、こんな励ましがあるからこそ一所懸命書いてきたんだろうなと思います。
きょうはそのポツリと言ってくれた方のひとり、隣県の公立小学校の先生についてです。
Aさんはいつも大柄な体から朗らかさのようなものを発散させています。
土曜か日曜にがんばって週1回、ドアツードアで片道2時間をかけて通ってくれています。
Aさんは昨年06年7月初めに入会し、現在まで31回受講しています。
受講目的欄には、 「本を長い時間読めるようになりたいため」と記入されています。
短時間での読了が目的ではなく、長時間の読書をしたいとは、とてもまともな考え方のような気がします。
受講後の毎回のコメントも的を射ています。
1回 (コメントなし)
2回 漢数字一行で数字を広く見ることができた。他の方の凄さを見せていただいて半分ショックで、半分やる気が出てきました。松田先生は顔はやさしかったけど、指導はシビアでした。
3回 イメージ記憶は突飛なイメージな方がよく覚えられた。ロジカルテストが少しよくなったのが嬉しい。
4回 スピードボードで、問題を一問とばしてしまって、解答がズレてしまった。大きなサッケイドシートは▼▲の向きが混ざってしまった。
5回 スピードチェックが伸びた。嬉しい。ロジカルテストもまた伸びた。嬉しい。
このような、「やる気が出た」「よくなったのが嬉しい」「また伸びた」などのプラス思考の記録を残す人を単純なやつと嘲るのは簡単です。
しかし、「できない」「意味ない」「教え方がよくない」などと言ってるよりは、ずっと複雑な神経のような気がします。
それは、たとえば、スイミングスクールに5回通って「意味わからない。力がついたなどとはとても思えない」とは言いません。きっと、思いつきさえしません。
「疲れたけどサッパリした」とか、「今日はちょっと息つぎがうまくいった」というプラス感覚をもちながら帰途につく、がフツーなのではないでしょうか。
習い事のはじめは、自分を励まそうとすることが重要です。
それもよくなってきているところ、よくなろうとしているところを見ようとすること、そして、記録に残すことが大事です。
そのとき、結局は自分との闘いなわけですから、自己を激励する材料としてこのブログがあれば、という気がします。
そのために書いています。
真
