2008-07-16
自分の文章を客観的にダメだしできるようになり
第47期文章演習講座は、6月21日(土)に全8回を終了しました。
最終回は2名欠席の16名。
欠席の2名は、仕事が忙しくて出席できないと最終日連絡がありました。仕方ありません
第47期アンケートの紹介者第一番は、こちらと同世代(こちらより何歳か年下ですが)のYさん。
宿題提出もアンケート提出も先頭を切っていました。
国家公務員を早期退職し、いま翻訳の仕事をしだしているそうです。
51歳のYさんは、受講28回でロジカルテストDタイプに突入し、次の受講29回目には3分以内で終了しています
Yさんの文演アンケート
Q.1どんな目的で受講しましたか?
A.1 家内が中国語で書いた小説が、台湾で企画出版された。日本語版は中国語の教え子が、翻訳して自費出版した。彼女は現在中編を執筆中で、今度は自分が翻訳にチャレンジしたいという気持ちが受講のきっかけとなった。しかし、大学卒業後28年間一貫して技術畑を歩いてきたため、書く文章は企画書、報告書、学術論文などで、文体や修辞を意識したことはほとんどなかった。文章の基本を知りたいと思っていたときにこの講座を見つけ、体験記の内容から役に立つものと確信できたため受講を決めた。
Q.2文演を受講し、文章への印象が変わったことなどありますか?
A.2 今まで、イメージをふくらませながら本を読んでいなかったため、文章を書くとき、イメージを与える工夫の必要性に気がついていなかった。文章表現には、情景描写や感覚表現の技術が必要であるという印象が加わった。
Q.3宿題の「要約」については、いかがでした?
A.3-1「授業前」要約は、キーワードを見極める、制限された文字数にそぎ落とす、筆者の意見は変えない、抵抗なく読めるようにするなど難しさが良くわかった。
A.3-2「授業後」 17人それぞれ個性があり、違いを確認することで自分の問題点もわかってきた。もっと素直に書くべきで、その中で自分のスタイルを出すことがより重要であると思った。
Q.4全体的な感想をお聞かせください。
A.4 英語のパラグラフライティングは学ぶ機会があっても、日本語の文章を書く方法を教えるところは少ない。日本人であるからには、日本語を大切にし、正しく、美しく書けるようになりたいと願う。松田さんは、今まで培ったノウハウをていねいでわかりやすく教えてくださったし、受講生も真剣に取り組み、発言も積極的で、効果があがる授業であった。文演受講により、自分の文章を客観的にダメだしできるようになり、達成感がある。
最終回終了後、ちょっとお話する機会がありました。
「本條とは大学時代の同級生です」とYさん。
『ふえ
』とこちら。
本條さんとは、クリエイトの推薦文を書いてくれた元SEG講師。いまは千葉大の教授になっています。
本條さんと、同じく元SEG講師で受講生だったHさんの声がなければSEGとの提携はなかったはずです。
もう10年以上も前に、本條さんは、このプログラムについて「頭の基礎体力」を鍛えるのに非常に良い方法と書いてくれています。さすがです。
その本條毅さんと「同級生」ということですから、Yさんが優秀なのは当然です。
Yさんのような方が、ちゃんと取り組んでくれる教室にしていけないとダメと思っていますので、速読だけでなく、文演も合格点をいただいた気分です
真
