2025-12-22
書く力をつけたいと思って受講したつもりが
第89期文演(2025/10/18~12/13)アンケートです。
第1回は、入会68日で51回受講したAさんです。
20代後半のエンジニア。
2025-12-11「理解力というよりも理解しようとする力がついてきた」のAさんです。
Aさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・文章に限らず自分の思考をアウトプットすることが苦手だったため、少しでも改善できればという淡い期待から受講を決めました。また、速読スクールが開講する文章講座がどういうものか興味もありました。開講時期が限られていたこともあり、受講できるうちに受講しておこうと思いました。
ブログを見ると、ほかの方から勧められての受講が多いようだったので、入会したてのときに内容を十分に把握しないまま申し込んだのは、やや早計だったかもしれません。ただ、それは受講後からすれば杞憂でした。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・良い文章と悪い文章、それぞれに明確なポイントがあることです。文演を通して、良い文章はそう簡単に書けるものではないと思わされました。また、安易な表現に逃げている文章や、読み手をごまかそうとしている文章は、簡単に見透かされてしまうことも分かりました。文章を書く際は、良い文章を書こうとする前に、まずは悪い文章にならないよう、減点要素をなくすことを心掛けたいです。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 ・正直なところ、要約くらいたやすいだろうと高をくくっていました。原文から重要なポイントを拾うだけだと考えていたからです。初回提出の際も、「これで大意はつかめているだろう」と思う文章を提出しました。提出後、その甘さや文章の隙を見事に指摘されました。
特に、キーワードを含めるという視点が欠けていました。最終提出までになんとかキーワードを2つまで絞り込みましたが、提出時刻ギリギリまで迷い、結局迷ったまま提出することになりました。提出から数日後に振り返ってみると、どこか釈然とせずつながりのない文章になっていることに気づきました。原文を読み返すと、最終的に選ばなかった方がキーワードだと思える構成になっていました。最初からもっと原文と格闘すべきだったと反省しています。
A.3-2 「授業後」 ・全員の要約が同じ内容になっていなかったことが印象深かったです。同時に、要約は書き手がどこまで内容を読み取れているかが正確に反映されるものだと認識させられました。丁寧に仕上げられた方の要約を見ると、自分が不要だと思って削った部分をうまくまとめられており、完成度の高いものになっていました。自分の要約はキーワード不足を除けば問題ないと思っていたものの、実際には拾えていないポイントもあり、読解力のなさを痛感しました。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・受講生のレベルが高く、的を射た発言が飛び交っていたことが印象的でした。中高生の発言もレベルが高かったと思います。それに対して自分は、的を射た発言がほとんどできませんでした。その背景には、一読者として、書き手の文章をそのまま受け取る姿勢で読んでいたことがあると思います。批判的に読む意識がなかったため、文章の芯をとらえることができませんでした。批判的に読むことや、読んだ感想を言語化することは苦手な部分なので、これから磨いていきたいです。書く力をつけたいと思って受講したつもりが、終わってみれば読むことについて深く考えさせられる機会となりました。
ぼんごのおにぎりは、1つだけかと思いきや3つもいただけるという大盤振る舞いで、味・量ともに大満足でした。これ以上ないご褒美をありがとうございました。
以上となります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
Aさんの要約は「読解力のなさを痛感」とか書いていますが、よくできていました。
「10回ごとアンケート」の読みやすさと、中身のある文章に見合った要約でした✨
「書く力をつけたいと思って受講したつもりが、終わってみれば読むことについて深く考えさせられる機会となりました」は、いまも新幹線で通う大学の先生Yさんと、似た感想です。おそらく、教室ブログを渉猟した上でのAさんの通い方です。
できたら、まだまだ通ってほしいです。Yさんは、受講671回(25/12/11)。歴代2位です。

入会して間もない生徒さんが文演を受講したいという声には、少し高い壁を設けてきました。
文演だけ受けて、速読は不要という生徒さんはクリエイトの本旨ではないので(アンケート未提出とかもよく)。
Aさんのように速読トレをしっかり受けて、自身の処理能力を鍛えてもらうのが、クリエイトが目指しているプログラム。入会してすぐに、文演を受けてもらって本当によかったです。
そこからすれば、Aさんと同じ日に入会した中3女子Sさんは、未成年ということもあり瞠目も瞠目(きのう1限で45回)です。
2人とも中盤に体当たりしています(ロジカル、AさんはDタイプ終盤。SさんはDタイプ突入)。
速度が上がってオワリじゃないのが、クリエイトの速読トレですから。 マツダ
