2007-08-07
ムリをしても死なないから
先週のD2タームで、教室に一人になるまで粘ってアンケートを書いていたSさんのコメントです。
Q. 速読訓練とはどういうものと考えていましたか?
A. 頭がよくなりそう。本を読むのが速くなりそう。
Q. どんな目的で?
A. 夏休みに今までと少しちがった経験をしたい。
Q. 実際に受講してどうでした?
A. まず、先生の手のひらの上に乗せられたな、と思った。どの訓練をしても先生のおっしゃった通りの結果が出てしまう。私は先生の考えもしないような結果を出そうと頑張ったが、それも先生の計算の内である。
先生は訓練中、よくムリをしてムリをしてとおっしゃった。「ムリをしても死なないから」と、先生に乗せられてムリをしてみてよくわかった。「ムリをしなくていいのよ」なんてうそっぱちである。ムリをすればするだけ、結果がついてくる。
「ムリをしろ」なんて教えてくれる先生はそうはいない。それだけでも、私はこの講習を受けたかいがあったと思う。―K中 中3女子―
どんな訓練が効果的でしたか? には、イメージ記憶訓練と回答しています。
理由は、「私は今まで丸暗記をしていた(結構得意だった)ので、あまり良い結果はでなかった。しかし、続けていけば一番応用できる訓練だと思うため」と答えています。
好きな作家は、「加納朋子、伊坂幸太郎、森絵都、田口ランディ、村上春樹」だそうです。
上の
アンケートの着想の面白さは、やはり本を読んでいるからこそという気がします。
どの質問にも、ハスに構えたところのない前向きさ。
中学3年生でこんな文章が書けるとは、これから先が楽しみな人です。
ラスト一行の「それだけでも、私はこの講習を受けたかいがあったと思う」も、なかなか意味深長なコメントで、イイです。
真
