2008-09-19
目を使うということは漠然と知っていたので、それを少しでも上手く吸収したいと思っていました
8月22日(金)に終了したSEG「速読による能力訓練」F3タームアンケートから、高2生T君のコメントです。
F3タームのアンケートはすでに終えたつもりでしたが、1件プラスアルファで紹介します。
■目を使うという訓練がいくつも存在するということに驚いた。ただ、個人個人の目標が不明瞭だった感があり、もう少し言ってもらえたら目標が設定しやすいと思った。目と頭を両立させて活かすことで、イメージ力と集中力が上がるというのがとても理解できた。まだ、読書のときに速く読もうとするとどうしても視野に一行全てが入らないで、どんどん左へ流れてしまい、思うように読めていない。一行を上から下へ、というのをくり返すとあまりに効率が悪い(精読なら仕方ない?)が、これを速くしていくのがいいのか、複数行でくり返すのがいいのか、一行横流しがいいのか、そういうのも知れたらなおよかった。―K高 高2男子―
「T君の最終5回目の主な数値」数字ランダム42・48・53 漢数字一行Pシート三→653、一→417、九→113 たて一行ユニット75・64 ロジカルテストCタイプ19/25・27/29 イメージ記憶13/40(30秒)、26/40(30秒)倍速読書7,000字/分・理解度A-
T君は、おとといの9月17日(水)4時半からの体験レッスンに出席しました。こちらは、残念ながらこの時間は留守にしていました。
上記の最終5回目の数値をご覧いただけば予測がつくように、T君の体験レッスンでの成績は、目をみはるものでした。
レッスン終了後の「説明」で、
「ブログを見ています。ぼくのアンケートはいつ乗るんですか? 松田先生に会いたかったです」
と話していたそうです。
SEG生でブログをよくチェックしている、などと人づてでも聞いたのはたぶん初めてです。
T君はF3タームのなかでは、トップクラスの成績でした。もちろん、ブログに紹介しようかと迷いました。
しかし、「目を使うという訓練がいくつも存在する」ことなどに代表されるように(入り口の)読み方・見方にこだわりを持っています。こちらが高校生たちに教えている考え方と違うため、パスしたのでした。
数字的には、相当に贅沢な注文です。
でも、きょう紹介したのは、こんなケース(「ブログに乗せてください」)初めてだからです。
・T君の受講前の速読への印象「理論を延々と語られて、途中から実践形式に読書。講習の後半は読書ばかり、になると思ってました」
・T君の受講目的 「目を使うということは漠然と知っていたので、それを少しでも上手く吸収したいと思っていました」
・T君の効果的訓練「サッケイド……眼球が動いているのを意識できるようになり、それが速くなっているのが実感できたから。スピードチェック&ロジカル……集中力つけるにはもってこいだった。タイムが縮まらないと悔しくなるくらい楽しいものだった」
知識のない新しい訓練に対しては逆に素直に受け入れ、高スコアをマークしています。
好きな作家、作品、分野は? という質問には、 「小説なら比較的なんでも」とひと言。
ロジカルとかイメージ記憶とかよくできているものをみればわかりますが、彼はそのとき、どのように読んでいるか・見ているかなどはまったく考えていないはずです。ひたすら、速く理解しよう、速くイメージしようとしていたはずです。
T君は、ロジカルテストDタイプ、トリプル90問にも挑戦できる素質を持っています。
T君、もっともっと高みを目指して頑張ってくださいね。
文演を受けるといいかもしれません。
真
