2018-03-13
より普段の読み方も意識するように
第69期文演(18/1/13~3/10)アンケートが届きました。
第1回は、いの一番到着のHさんです。
お仕事は図書館司書です。
Hさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 もともと、文章演習は私なんかが参加して……と気が引けていて受けるつもりはありませんでした。しかし、速読の50回目がちょうど終わり、時間的にも受けられるのは今のタイミングしかない、と思い総仕上げのつもりで参加しました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 何気なく読んでいた文章の細部のニュアンスを意識するようになりました。速読では、素速く読み重要な箇所、筆者のいいたいことを読み取る力も鍛えられますが、要約もまさに同じですね。筆者の主張したい要点を見つけ、抜き出し、まとめること、この時間のかかる作業を一度丁寧にじっくり取り組むことで、より普段の読み方も意識するようになりました。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 もともと要約は苦手意識がありました。授業で教わった要約の基本についても、なるほどためになりましたが、本当に文演の醍醐味を感じたのは最終回でした。
A.3-2 「授業後」 それまで、要約も松田先生のアドバイスをもとに直し、スッキリした気持ちで仕上げた……と思っていたものが、他の方の要約、アドバイスをきいて自身の不出来さに恥ずかしくなりました。でも、それはなんというか、気持ちの良い衝撃でした。ここまで徹底的に要約と向き合うことは日常でも日本教育の場でもなかなかありません。ひとつひとつ、その人のいまの状態から直すべきこと、努力すべき方向性を指摘してくださっているのが分かり、改めて先生の着目点はすごいなぁ、と。自分が真剣に集中して向き合う分だけ、得られるものは大きいです。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 1回あたり・およそ3時間と、少し身構えてしまう気持ちもありましたが、はじまってみると本当にあっという間でした。毎回、気付きがあり、爽快感のあるトレーニングでした。松田先生も、他のスタッフの皆様も、生徒分の準備が色々あり大変だったかと思います。素晴らしい演習の授業、ありがとうございました。深謝して、ここに御礼申し上げます。
Hさんは12月25日に50回を終了しました。
「最後です。ここに来ると、頭がすっきりして毎回気持ちよかったです。来年は文演します。ありがとうございました」と、記録カードに記入。
茨城県某市から通っていました。
受講21回と22回の間に1年2か月のブランクがあります。
クリエイトに50回通うベスト期間は半年。しかし、イレギュラーがあるのが人の常。それで50回コースは2年、80回コースは3年になっています。
受講回数も50回受けなければ挫折というのは、1日制or2日制or3日制の短期講座主宰者の言い分。20回は受けてほしいですが、それ以上は、あと10回も・20回も・30回も受けられます、さらに継続もできますという設計です。
Hさんの文演アンケート紹介ですが、ちょうどいい機会でした
Hさん、また時間をつくられて速読に通ってみてくださいね。
「頭がすっきりして毎回気持ちよ」い経験をできることは、大事ですよね(たぶん、こういうことに「気持ち」が向くのが20回超えてからという気がします)。
そういえば、第68期文演受講生でアンケート未提出のMさん、これからもお待ちしています。最近は、各Q.1行回答のようなアンケートはスルーしていますが、Mさんの文章は逆かと思います。厳しい指摘で、外に出せないときは、クリエイト内部で熟読玩味させてもらいます。
真
