2019-01-03
文章にじっくりと向き合っていいんだという発見
第71期文演(18/10/13~12/8)アンケートからです。
きょうは、外資コンサルのSさん。
2018-02-12「懐かしい感じがした。もっと頭を追い込めたので、少し悔いが残った」の再入会者Sさんです。
Sさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 文演を通じて、文章にじっくりと向き合うことで、思考力や言語能力が鍛えられるのではないかと思ったから。ブログで文演のアンケートについては何度か目にしていたため、頭には常にあり、いつ受けようかと考えていた。決定打は、最後の一席が余っているから受けてみませんか? という松田さんからのお誘い。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 世の中に出回っている文章が、いかによく考えられているものであるか、ということが理解できた。書き手と担当編集者に、文章を理解させてもらっているのだなと思わざるをえない気がしてきた。仕事でもプライベートでも、テキストで誰かに意図を伝える時には、特に神経質になった。意図不明、意味不明な文章を見るとイライラしてしまうようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」体力、エネルギーを使いとても疲れた。八方塞がりになり、ああでもないこうでもない、と悩む時間が多かった。読み込みや組み立てをもっとやるべきだったと後悔した。ディティールにこだわりながらも、大枠を外さないことが、こんなに難しいとは思わなかった。
A.3-2「授業後」他の受講生の要約と比較すると、どうでもいい些細な部分に気を取られ、全体性を見失う自分の性格が浮き彫りになり恥ずかしかった。それに対し、外してはいけない部分を捉え、枝葉でオリジナリティを出している人がおり素直に凄いなと感じた。要約トレーニングの積み重ねで、そういった感覚を養いたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 文章を深く理解するには、時間も労力もかかるという当たり前のことに今更気がついた。速読トレーニングを受けていることと、熟読経験の乏しさからか、速く読まなければという強迫観念があったが、それが少し和らいだ。文章にじっくりと向き合っていいんだという発見は、読書を楽しくしてくれている。また、深く理解すべきところと、飛ばしても問題ない部分を、メリハリをつけて読み分けることで、速読のスピードも上がるのだなと理解できた。要約の訓練は個人的に続けたいし、速読に関してもこれからが本番だな、という気持ちでいる。
Sさんの宿題は、さすがにポイントをおさえていました。
「些細な部分」にイマヒトツの「枝葉」がありましたが、それで、このように自分を突き放せたところがSさんの伸び代です。
また、「決定打は、最後の一席が余っているから受けてみませんか? という松田さんからのお誘い」とありますが、第71期は、前日まで17名スタートと予想していました。
文演初日の10月13日(土)。4限にSさんが速読のレッスンにみえました。文演の話をすると「次のを受けたい」と。『10月11月12月に予定がないなら、今回の文演を受けませんか? きょう1回目を受けてダメなら、そのまま来なくてもかまわないですよ』と勧めました(話の骨だけですが)。長い文演で初めてのことでした。「そういうことでしたら……」と、あっさりSさんは受講し、一度の休みもなく受けてくれました。
Sさんということもありますが、再入会生徒さんへの信頼でした。
goo文字数の関係で、Sさんの速読スコアのみを載せておきます。
「Sさんの受講24回目の主なスコア18/12/9」たてサッケイド65 数字ランダム93・90 漢数字一行〇→4,590、一→1,980 、六→225 たて一行ユニット92・97 スピードチェック40(58秒)・40(54秒) ロジカルテストCタイプ11/21(3分)・13/20(3分)イメージ記憶15/40(45秒)29/40(30秒)倍速読書『むーさんの自転車』3,500字/分・理解度A
「速読に関してもこれからが本番だな、という気持ち」ということですから、Sさんの今後に期待です。
再入会時も80回コースです。あと56回+2回(体験+レッスン0)=58回あります。
再入会後の受講10回・20回目アンケート、そしてこれからと、まだどんどん紹介できそうです。 真
