ことばには本当に、無意識の自分が顔を出すということを思い知った | 教室ブログ by クリエイト速読スクール

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2014-12-25

『文演』情報

ことばには本当に、無意識の自分が顔を出すということを思い知った

 第62期文演14/9/27~12/6アンケートです。

  第1回は、証券アナリストのSさんです。

 2014-07-09クリエイトに通う前はほぼ毎日睡魔と闘い、睡眠障害かと病院に行くほどだったので驚くべき変化」のSさんです。

 アンケート提出期限のおととい届きました(みなさん、ほぼここ数日です



      
Sさんの文演アンケート



 
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
  A.1 相手を正確に理解したり、自分を表現したりしたかったから。
 親と話しながら「何を言いたいのかさっぱり分からない」と呆れられたり、現代文の模試で大問まるごと一つ0点だったりなどということを繰り返すうち、「ことば」への苦手意識が強くなっていった。文章を書くどころか、大学入学後は進んで本を読むこともほとんどなかった。自信がなくてコミュニケーションを取ることも嫌だった。社会人になってからは「もう大人になっちゃったし、いいか」と自分を納得させようとしたこともあったが、「何とかならないかな」との思いも消えなかった。
 そもそもクリエイトに注目したのも文演が開講され、そこで「要約」を取り扱うことを知ったからだった。要約は正確な理解のために勉強したいと思っていた。教えてくれる場所がなかなか見つからなかった分、クリエイトを知ったときはすぐに「これだ」と思った。ただ、当時は関西に住んでいたため、受講はいったん先延ばしに。ブログを読みながら、「いつ行こうかな。早くお金貯まらないかな」などとのんびりしていた。そこに松田さんが大病を患ったという記事が載った。文演がなくなるのでは、チャンスを知りながらすぐ物にしなかった自分はやっぱり甘いなどと慌てたが、松田さんは復活、私は東京転勤となり、無事今回の受講に至った。


  Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
  A.2 
訓練により文章は上手くなる可能性があるということ。
 
文章の上手さはセンスや才能で決まる部分が多いのではと少し拗ねていたが、努力の余地があるんだなと感じた。
 松田さんに「どんなふうに表現するか、考えることは楽しい」と言われたことも印象的だった。私はまず、「考えられる人」を目指そうと思った。


 
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
  A.3-1 「授業前」
 気の向くままに書いた最初の何回目かで、要約は指定の文字数にすんなり収まった。しかし、推敲が上手くいかなかった。出来上がったものを崩すのが嫌で、思い切った書き直しができなかった。そもそもどこが悪いのか見当もつかなかった。それまでに何時間もかけて文章を書くときのポイントを教わったのに、受講前と変わらず「てにをは」や文末を整えることに終始した。最終回当日は教室でどんなことを言われるのかと憂鬱な気分だったが、取り敢えず、昼間だけと釘をさされた眠気覚ましの処方薬を飲んでから家を出た。

  A.3-2 「授業後」 最終回では最初に指名されるとは思いもよらず、びっくりした。直接の指導はあっという間に終わり、残り時間は他の人へのコメントを聞きながら静かに学ぶ形になった。指導された箇所は、きちんと教わっていたのにできていない部分がほとんどだった。その分、「こういうことか」と腑に落ちた。
 また、大事な箇所を盛り込めていなかったことも大きなミスだ。
 しかし、要約の出来の悪さよりずっとこたえたのは、他の人の良さを見抜けなかったことだった。どの要約にもその人らしさが出ており、良い点は必ずあった。松田さんはそれを一つひとつ、丹念にひろってくださった。「最終回など怖くない」と再三言われていたが、言葉どおり、細やかに気配りされた授業だった。私は他の人の良い点など、ほとんど見つけられなかった。見つけようともしなかった。自分のことは棚に上げて、少しのミスや違和感も許さない普段の態度がそのまま出ていた。ことばには本当に、無意識の自分が顔を出すということを思い知った。


  Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
  A.4 
速読への意欲が再び高まったことが良かった。
 
文演自体は、正直に言うと魔法のような特効薬ではなかった。今後もしばらくは、読む面でも、書く面でも、変わらず苦労が続きそうだ。文章のルールを知っていることと、それが実際に身に付いていること、さらに読ませる文章が書けることには、それぞれ大きな隔たりがある。前から分かっていたつもりだったが、今回自分で要約をしたこともあって、思った以上にハードルが高いことに気付いた。
 講座中も、私はいい生徒ではなかった。発言しなくてもいいことに甘え、怠けた。
 ただ今回良かったのは、講座のメンバーに恵まれていたことだと思う。松田さんには「おとなしすぎる」と言われた62期生だったが、穏やかな雰囲気が居心地良かった。
 せっかくだったので、最終回の日に、トレーニングのやり方について近くに座っていた方々に質問してみた。講師の方に教わったり、ブログで読んだりするのとはまた違うリアリティがあった。特に「自分のリミッターを外す」という話が良かった。最近はトレーニングの数字が頭打ち状態にあり、教室に行っても無駄に回数を消費するような気がして足が遠のいていたが、もう一度頑張ってみようという気にさせられた。
 表現することと自分との距離間は、まだまだ落ち着きどころを見つけられそうにないが、速読でもがきつつ、また自分なりの道を探っていきたい。
 松田さん、スタッフのみなさん、3か月に渡り、ありがとうございました


 まさか「東京転勤」してからの、ほどない速読受講&文演申し込みとは思いませんでした。

 「最終回では最初に指名されるとは思いもよらず」は、入会前、遠く「関西」地方でブログをよく読んでいただいたことへの感謝の気持ちです。

 第61期文演受講のYさんも、京都から東京に転居してすぐでした。そして、Yさんも「最初に指名」でした。

 

   Sさんアンケートは、速読記録カードコメントの 「サンタクロースだった」も含め、本音満載。

  ホッとさせてくれます



 
Merry Christmas   

   

 

          ※クリエイト速読スクールHP

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