2009-12-27
明日がんばります
SEG「速読による能力訓練」B3ターム(09/12/15~19)アンケートからです。
4回目は、高1女子Dさんのコメントです。
■短い時間で一気に集中するので、当然それなりに頭は疲れましたが、3日目以降から格段に楽になりました。目が勝手に動くような感覚でトレーニングも楽しくやることができ、終わった後は少しもの足りないくらいでした。いつも読まないような作品もいくつか読むことができて、とても良かったです。いただいたプリントも内容がいちいち面白く、また読む時間が段々少なくなるのが嬉しくて全部読みました。本を速く読むだけではなく、集中力が上がったので勉強や趣味など多岐にわたって活用できる講座でした。また受けたいくらい名残惜しいです。
「Dさんの最終5回目の主なスコア」数字ランダム47・48・45 かなBP59 漢数字一行三→595、一→207、九→84 たて一行ユニット56・65 ロジカルテストC15/18・19/19 イメージ記憶19/40(45秒)、33/40(30秒)倍速読書10,200字/分・理解度A ―F高 高1女子―
Dさんの初めてのスピードチェックは33・38。
スピードチェックの大人の最初の平均は20前後。30までいくのが大変なトレーニングです。それをDさんはアッサリと1回目でクリアしています。
かなひろいもいきなり満点。ひとつの取りこぼしもありませんでした。こういう人ほど内容書きがいいという共通点があります。
教室で読んで面白かった作品には、4日目のイメージ読みに使用したショートショートを選んでいました。「短いのに面白さが凝縮されている気がしてとても良かったです」という感想が。ちょっとした表現が大人です。
以下は、Dさんの記録カードの分間読字数と理解度、そしてコメントです。
①1,800字B+ 「頭痛がかなりします。充実感はとてもあります」
②5,400字B 「ページによってムラがありましたが、全体的にかなり速く読めました」
③5,600字A 「小説がとても面白く、急いで読めば昨日の2倍の量読めて嬉しかったです」
④11,200字B+「本が大変面白く、もっとたくさん読みたいです」
⑤10,200字A 「4年勝てなかった友達に百人一首で勝てました。明日がんばります」
初日・2日目あたりに「頭痛がかなり」するのは、ふだんよりずっと集中してもらうためです。
よくできるようになる子と、ポワーンと終ってしまう子の違いはここにあります。1分2分ただシートに向かっていればよいというものではありません。そこで自分の限界値を求めていくことに、このトレーニングの意味・狙いがあります。
最初は、「頭痛がかなり」するぐらいがちょうどよいのです。
「先生、この講習は、カルタ大会のようなものにも効きますでしょうか。最終日の次の日、百人一首の大会があるんです。中学生までは順位とかはつかなかったんですが、高校生から優秀者には賞状が出るんです」
Dさんは初日、授業が終わった後ひとり居残り、こちらに質問してきました。
こちらは彼女の初日のスコア(この「高さ」はカルタだったたのかー!)とこれからのトレーニングを掛け算して、自信満々に『大丈夫です。間違いなく有効です。Dさんなら優勝も狙えます』と。
「優勝とかそういうものではなく……」と、彼女はひいていました。
「最終日の次の日」、C3ターム初日、授業中に廊下で待つDさんを教壇から見つけました(最近の教室は、外から中が覗けるように戸にガラス窓が嵌められています。クリエイトも、事務室から教室が見えるようになっています)。
賞状を持ってきてくれたのです。チラリとしか見ることはできませんでしたが、たしかに何位とかはありませんでした
立派な賞状ということはわかりました。わざわざ持ってきてくれるなど想像もしていませんでしたので、Dさんの気持ちが伝わってきました
真
※クリエイト速読スクールHP
