2018-05-12
我流・感覚的な部分で書いていた部分が多かった
第69期文演(18/1/13~3/10)アンケートからです。
きょうは、第2期朝トレ受講者のSさんです。
Sさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 僕は企業のオウンドメディアに掲載されるWeb記事などの執筆を1年近く行なっています。2018年になり今年は改めて文章力を向上させたいと考えた時に、ふとクリエイトの文演を思い出しすぐに問い合わせを行いました。最後の席に入り込むことができラッキーでした。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 文章を書く仕事をしていたとはいえ、我流・感覚的な部分で書いていた部分が多かったです。講座を受けて数多くの文章の良い点・悪い点を分析したことで、「文章のどこがいいのか」「どこが悪いのか」ということを根拠を持って考えられるようになりました。また、文章の書き出しや、繋ぎ方、語尾などなど、文章を書く上で押さえておくべきルールや細部の表現についての感度も高くなったと感じます。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 正直「大した課題じゃないな」と思い、なかなか時間もないことからサクッと片付けました。合格点を取ることに限っていえばそれで問題なかったと思いますが、「効率よく課題をこなすこと」が目的となっていて、「筆者の思いを深く理解しそれに寄り添う」という視点が全くもって頭の中にありませんでした。
A.3-2 「授業後」 普段の癖から、自分が面白いと思った点にフォーカスしてそれを伝えるということはできていたのですが、それは要約とは少し異なりました。筆者の主張を、その比重・温度感のままに短い言葉の中で簡潔に伝える。そういった姿勢を身につけることがこれからの目標です。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 速読が読む技術なら文演は書く技術。クリエイトの表が速読なら裏が文演。2つで表裏一体になっていると感じました。読み書きが全ての能力の中でも最も基本的な能力の1つであることは考えてみれば当たり前ですが、僕はどちらも学校ではあまり深く教わることがなかったように思います。最初はミクロ、表面、枝葉から始まって、徐々にマクロ、本質、幹に迫る授業は本当に後半に行くほど見逃すことができません。洗練された文例を読んでいると、知的興奮が抑えきれなくなってきて、1人頭の中で感動が爆発して飛び跳ねていたのはここだけの話です。また、過去の文章家・知識人の文章論を遡り「文章とは何か」「書くとはどういうことか」といった問いの本質にも迫る授業でした。
文演を受講することで、文章の構造や筆者の意図を踏み込んで考えるようになるので結果として文章を読む技術も上がったと感じています。まず速読で文章を読む速さ、文章を理解し処理する能力を高めたところで、文演で文章がどのように書かれるのか、いい文章はどういうものなのか学ぶことで読みと書きの力が総合的に高まりました。読む能力と書く能力が相互に補完しあっているように、速読と文演は表裏一体で2つに取り組むことでその効果を最大限に高められるのだと感じます。文演を受けて受けっぱなしにするのではなく、今後も継続して文章力を高める取り組みを行なっていきたいと思います。
「合格点を取ることに限っていえばそれで問題なかった」「サクッと片付け」たは、プロを目指すひととも思えない発言です
合格点60点ではなく、100点満点でもなく、200点を目指して格闘すべきでした。
完璧を目指せ~と繰り返し言ったことが伝わっていないのは、こちらの教授法の未熟さ拙さの露呈であります
Sさんは24歳になったばかり。
これからのひとです。
今後、奮闘努力していただければと思います。
真
