NHKあさイチで「速読」が紹介(2) | 教室ブログ by クリエイト速読スクール

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2011-11-28

お知らせ

NHKあさイチで「速読」が紹介(2)

 (承前 

      「右脳」「左脳」の話も多少出ましたが、脳関係は研究が急速に進んでいる分野なので、教室ではこのような言葉で説明はしていないと伝えました。 あくまでどんな教材を提供していけるかが重要なむねを説明しました。

 また、Xさんが体験レッスンで
行わなかったトレーニングも説明しています。

 

   「イメージ読み」

 「イメージ記憶」を今度は文章で行うような感じで。「イメージ読み」では、1,400字のショートショートをその人の中の最短時間でできるだけ鮮やかな場面をイメージしていくことが大事なトレーニング。入会時全員3分の持ち時間を、少しずつカットしていき、最後は10秒で読んでもらって内容を書き出します。あさイチの主婦層等を対象とした読書トレーニングとしても有効だと伝えています。ただ漫然と読んでいると、後から「今の話は何だっけ?」みたいになることも多いかと思いますが、イメージを描いて読むことでかなり防げます。「熟読」しろと言われてもどうしたらよいかわからない人も、「頭の中に場面を思い浮かべる=イメージする」という具体的な指示を出すことで、読み方の手がかりを得られる人も多いはずと説明。

 

   「スピードボード」

   テキストとボードを見せて、進め方を説明。イメージにスピードをつけていくためのトレーニング。1分でできるような方なら、驚異的なスピードで頭の中のイメージが動いている。このトレーニングにXさんはとても関心を抱いた様子でした。もちろん番組的に取り上げやすいという視点からでしょうが、しきりに「へぇー」とリアクションされていました。

      

Q:家庭でもできる速く読めるようになるトレーニングはありますか? 

A:新聞や雑誌を毎日15分間理解度A-で読むことです。毎日どのくらい読むことができたかをチェックしていきます。きちんと1か月行えば23倍になります。もっと速く読める人が出てきても何の不思議もありません。 

  読書習慣があまりない人は、どの本も同じペースで読む傾向があります。理解度A「よくわかる」と理解度B「だいたいわかる」の間に理解度A-「わかるけど急いで読んでいる」状態を意識的に作っていくことが大事。→ゆくゆくは読む内容によってスピードに変化をつけられることにつながる(読書が苦手な主婦や高齢者も対象なのでまず読みなれることが第一と念頭にあったので、それほど強調はしませんでした。とにかくまずA-の読み方に慣れてもらうことが大切と説明しました)。

 

  ・この後「倍速読書トレーニング」を、教室でどのように行っているかを簡単に説明

  

Q:115分だけでも効果はあるでしょうか。もっと長い時間の方がいいですか? 

A:15分でも効果はあります。もちろん長い時間の方がより効果的なのは確かですが、まず続けていけることが大事です。あまり長時間にしてしまうと、続かなくなる危険性が大きくなります。まず1か15分で行い、それに慣れたら20分、30分と読む時間を増やせていけたら理想的です。

 

Q:逆に15分でも続かないという方へのアドヴァイスは?  

A:なるべく自分の興味の持てるジャンルの本を読むといいです。

  新聞に抵抗がある方でしたら、雑誌でもかまいません。本人が読みやすいと思う本がいいです。できるだけ1行の文字数が少ない本で。スピード感覚を養いやすいですから。

   

・この後、話題は認知視野拡大、そして、目の動かし方へ

Xさんが体験レッスンで行ったシートトレーニングに関して説明をしていく。

Q:「サッケイドシート」は上級者になるとどういう目の動かし方になるのですか?

  私(Xさん)は体験レッスンのとき、ひとつひとつポイントを追っていきましたがどうなんでしょうか? 

A:初めはひとつひとつ追っていくのですが、徐々に目の上下のふり幅をゆるやかにしていけることが理想です。「ユーキャンの通信教育」で使っているテキストで説明。ノートに目の動きを描いて説明。 

 

Q:「漢数字一行Pシート」は上達するとどのように見れるようになるのですか?

  私(Xさん)はひとつひとつ文字を追っていく感じでしたが? 

A:もちろん初めはひとつひとつになるかもしれません。トレーニングを積んでいくことで徐々にまとめて見られるようになります。Xさんも、「三」や「一」に比べると「〇」が見やすくなかったですか?

  「はい、とても見やすかったです」

  まずは「〇」などの見やすい文字で、広く見る感覚をつかんでいくことが大事です。

  

  このシートは縦に10文字で、新聞の一行に近い長さです。文字数がまったく同じ一行になっている新聞もあります。このシートで広く見る感覚をつかんでいくことは、新聞や雑誌の数行をまとめて見ることにつながっていきます。 

 

Q:「たて一行ユニット」も広く見ていくことが大事なのですか?

A:もちろんです。一文ずつ見るのではなく、なるべく複数の行を同時に見ていきます。最終的には8つの文をまとめて見ていけることが理想になります。 

  このトレーニングがシート類の中で最も本の形に近いですので、とても大切になります。クリエイトのブログをご覧いただければ、Xさんばかりでなく、体験レッスンを受けた方たちと、100回ぐらい受けている生徒さんたちの数値はまったく違うことがわかっていただけるはずです。

  

  「サッケイド」で目の反応をよくし、「ランダム」で文字を広く見、「かなブロック」で視野を広く取りながら文字を検索。そして、「漢数字一行」で数行を見ていき、この「たて一行ユニット」で今度は文を広く見ます。すべてがつながっているんです。

 

  本に最も近い「たて一行ユニット」ができているかどうかは、トレーニングが順調にできているかのよいバロメーターになります。

  

                      NHKあさイチで「速読」が紹介(3)
                                                 
 ・「
NHKあさイチで「速読」が紹介(1)

 

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