2007-04-16
『年収10倍アップ勉強法』について
  以下は、きのう日曜、シリーズ「むかしの生徒さん」の瀧本哲史さんが突然現れて、こちらが忙しそうと判断して、あっという間に帰ったとき「友達が書いたものです」と置いていった新刊書の一部です。
 
  ★文字を読むのが遅いと勉強が続かない 
     どんな勉強も、文字を大量に読むことが求められます。これは、文字を提供するものが、紙でも、パソコンでも、ホワイトボードでも、なんでも、です。
 このときに、読むのが遅いと、読むこと自体にくたびれてしまって、勉強が続きません。たとえば、エアロビクスを習おうとしても、心肺機能が弱くて、ちょっと運動をするとすぐに息が上がってしまうようでは、なかなか続きません。これと同じです。
 勉強を続かせるためには、とにかく、自然に、速く、文字を読めるようにします。そのためには、速読の訓練を積むことをお勧めします。  (略) 
  ★速読は90年代から開発された新しいテクノロジー
   速読の技術は、おもに90年代から開発されたものですので、私たち社会人が小学生や中高生のときには存在しませんでした。学校で速読の方法を習った人はいないはずです。そのせいか、どうも、信頼がおけないものではないかと考えられがちのようですが、できるようになると、本の読み方が確実に変わってきます。(略) 
  勉強をうまく続けさせるための絶対不可欠のアイテム(勝間式勉強法5種の神器)として速読力の獲得を、ということが書かれていました(P45~P49。P46にはクリエイト速読スクールの名前も)。
 
  本のタイトルは、 『無理なくなく続けられる年収10倍アップ勉強法』。
 著者は、新進気鋭の経済評論家である勝間和代さん。
 面識はありませんが、本の中身に具体性があり、友達の友達だからということではなく、好感が持てました。
頭の回転の速いひとたちが、速読に関心を持ち始めています。
 それは、これまでのような出来るか出来ないかといったバクチ的な期待感からではなく、こちらが『速読らくらくエクササイズ』で著したような、もっと現実的な、勉強のための基礎体力づくりとしての関心です。
 
  ★必要なのは、勉強へと自分を自然に追い込み、習慣化させる仕組み
    勉強はスポーツと同じで、ちょっとした「コツ」が必要と言いましたが、どんなスポーツを上達させるにも、スクワットや走り込みなど、とても地味なトレーニングの積み重ねが必要です。ところが、その時点では、なかなか成果が見えないため、成果が出る前に、いやになってしまいがちです。
 勉強も同じです。ふつうに独学で、何の仕組みもつくらずに、我流でやってしまうと、その基礎体力づくりが続きません。 (略) 
 したがって、私たちに必要なのは、勉強が無理なく続き、それが年収アップにつながるような、ごく個別具体的なやり方と、それに合わせて、自分を追い込み、うまく習慣化させてしまう仕組み一式になります。 
  ★収入の5~10%を勉強法の勉強のために投資しよう
     ところが、世の中にスポーツを教えてくれるスポーツクラブはあふれていても、勉強の結果である知識や雑学ではなく、勉強そのものの方法を教えてくれるクラブはほとんどありません。  
 でも、たとえば、プロ野球選手が、スポーツの基礎ができているため、ゴルフをしても玄人はだしであるのと同様に、一度、この勉強の基礎スキルを固めてしまうと、どんな応用勉強、すなわち、資格試験でも、セールスでも、エクセルのマクロでも、メールの編集作業でも上手にできるようになるのです(P8~P10)。
 この本には、「広範な勉強に対して、何にでも適応できるような仕組みを開発する(P216)」ための具体的方法が書かれています。
 オススメの1冊です 
    真
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