2008-10-29
Hさんについて
26日日曜昼ごろ、突然Hさんという男性が訪ねてきました。
地元広島から東京への出張です。
「ちょっと寄っただけです。すぐ帰ります」
と、いまの仕事の名刺を置いて、あっという間に帰ったそうです。
Hさんは、もう10年ぐらい前の生徒さんです。
10代・20代・30代とずっと柔道で体を鍛えていたとのこと。肩幅が常人の1.5倍ほどあるかと思わせる体型をしています。速読を受けていたとき、その押しの強い体格&性格で、たまにスタッフを困らせていました。
そのアクの強さが抜けたのは、文演を受けてからです(文演受講したいと言われたときは、気が重くなりました
)。
クワタさんに調べてもらったら、Hさんは、2001年受講の第25期生とわかりました。どういう心境の変化があったのか憑き物が落ちたように素直(従順)になり、真剣に教室に通うようになりました。
Hさんが、郷里の広島に帰ってもう5年はすぎています。
上京したとき、今回のように突然であったり、「松田さんかクワタさん、きょういますか?」と電話があったりしたあと顔を出し、10分ほどお茶を飲んで帰っていきます。
日曜日、さっさと帰るHさんに、クワタさんが
「Hさん、Hさん、きのうできたばかりのうちの新しい本です。これあげます」
とでも言ったのでしょうか、Hさんに『キャリアが高まる1日15分 速読勉強法』を手渡したそうです。
きのう火曜日、そのHさんから電話をもらいました。
また応対したのは、クワタさん。
「すごいいい本でした。あれなら必ず売れます」と話しただけだったそうです(このときこちらは街をプラプラしていました
)。
たまにここは財団法人ですか? とからかわれます(大昔からです)が、ここはどう言われようと営利法人です。
生徒さんが入ってこなければ、会社を維持することはできません。
しかし、クリエイトはいいかもと思い入会を検討しているこれからの10人の生徒さんより、Hさんのように10年前の生徒さんが「いい本だ」と電話をくれる方がずっと大事と言っていられるような体力を、いつまでも持ち続けたいものです。
ブログを持つということは、書かなければぼんやりと忘れてしまうようなことも書き残していけます。
真
