2008-02-06
なおしのお薦め本(45)『コーヒー噴いた 2ちゃんねるの笑える話』
クリエイト速読スクール文演第1期生の小川なおしさんから、久しぶりのお薦め本が届いています。今回も「オマケ」つきです。
2ちゃんねる新書編集部・編
掲示板に投稿されたものの中から選ばれたものです。四つ紹介します。
まず一本目。
「キモイを『気持ちいいの略』と勘違いしていた親父
『あぁ~キモイ! 風呂は最高にキモイなぁ~! 裕子、お前も入ったらどうだ? キモイぞ~』」
ありそうな話ですね。では二本目。
「夏休みに『カラマーゾフの兄弟』上下を一気に読んで感動したなあ
そのあと『カラマーゾフの兄弟』中を発見したのでまたびっくりした」
これを読んだ私がびっくりです。では三本目。
「正月休みの日に弟とデジカメを買いに行き、2人で楽しんでいた。その日の晩、ばあちゃんが部屋になにか持ってきた。
『これデジカメにやりな』
キャベツの芯だった」
カメですからね。では四本目。少し長めです。
「17歳の夏。夜中に一人で地元をふらふらしてたら、
泣きながら歩いてる女の人と遭遇した。
一回見てみぬフリをしてやり過ごしたのだが、
なんかいたたまれなくなって話しかけてみた。
『あ、あのぉ・・・だいじょうぶですか』
って。すると女は
『ひぐっえっぐ・・・だいじょうぶ・・・です・・・えっぐっ』
と全然大丈夫じゃない。
10分くらいずっと泣きじゃくる彼女を見守っていた。
おれはこのとき、人生で一番勇気を出したかもしれない。
おっぱいもんで逃げた」
妄想を小噺に昇華させたということで評価したいと思います。おみごとではありませんか。
裏表紙に「思わずプッと噴き出してしまう、笑える傑作投稿集」と書いてありましたが、まちがいありませんでした。
なおし
■参考記事
※もりぞう爺さんの話(上)
オマケ
―なおしのメール―
