ノンフィクションはこれを読め!
きのう木曜日、クリエイトに1冊の本が届きました。
『ノンフィクションはこれを読め! - HONZが選んだ150冊』
これ一冊で《現代》がわかる
ノンフィクション書評サイトHONZいち押しの150冊
--成毛眞のもとに集った精鋭レビュアーによるノンフィクション書評サイト〈HONZ〉の年間ベストを集大成。 メンバー間の互選で第一位に輝いた『理系の子』、第二位『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』、第三位『ナチスのキッチン』をはじめ、『さいごの色街 飛田』『河北新報のいちばん長い日』『地球全史』『神は数学者か?』『スパイス、爆薬、医薬品』『見て見ぬふりをする社会』『地図から消えた島々』など、精選150冊を紹介。 いま読むべき本はここにある! --
20人の「精鋭レビュア-」の1人である鈴木葉月さんからの「献本」でした。きのう、2012年10月25日が発売日です。
「150冊」の「書評」は、日本史、世界史、民族・風俗、事件・事故、ビジネス・テクノロジー、社会、アート・スポーツ、教養・雑学、生物・自然、医学・心理学、サイエンスの11分野に分けられています。
鈴木葉月さんとは、このブログに何回も登場しているクリエイトの生徒さんです。体験記までお願いしています。
・2011-10-26「書評はじめました 鈴木 葉月」
・2011-05-10「今後も「現状維持」でお願いできれば幸いです」
・2011-03-02「本のキュレーター勉強会について」
が、最近のブログです。
ここしばらくお見限りですが、いまも通っています(なにせ、MBA渡米前日まで教室に通い、夏休み・冬休みと帰国のたびに現れていたひとですから)。
HONZに関しては、こちら
を読むとわかります。リンクを貼るより、このブログに載せてしまいます。
HONZとは
HONZは単なる書評サイトではありません。HONZは読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイトです。たまたま手に取った本の感想をまとめたサイトではありません。厳選された読み手が、何冊もの本を読み、そのなかから1冊を選び出して紹介するサイトです。HONZの書き手にはそれぞれ個性があり、選び出す本にもそれぞれクセがあります。ご自分のテイストにあうHONZの書き手を見つけることもHONZの使いかたの一つでしょう。
HONZが対象とするのは小説を除くすべての本です。サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術などあらゆる分野の著作を対象とします。ただし、ビジネス書、自己啓発書、IT専門書は取り扱いません。また、HONZ読者の入手性を考慮して、出版されてから3か月以内の新刊書に対象を絞っています。
HONZは出版文化そのものも楽しもうと思っています。ベストセラーではないが、丹念に作られた本。有名ではないが、個性が光る著者。独特の視点から選び出したブックリスト、編集者の思い入れなども紹介します。HONZの読者も出版文化の一員です。本の世界をご一緒に楽しみましょう。
HONZ代表 成毛 眞
体裁は、書評に入る前に成毛眞さんのはじめにがあり、次にHONZ年間ベスト座談会-発足から一年、HONZメンバーは他の人のレビューをどう読んだのか-があります。我らが葉月さんも座談会では発言しています。が、葉月発言よりも、村上浩さんの「鈴木葉月メソッド」への言及に、目がとまりました。
「鈴木葉月方式って衝撃的でしたよね。大きな書店でカートに気になる本をどんどん入れていって、会計のときにいらない本をレジで返すっていうやつ」
大人買いを超えて、大人戻しをクリエイトしている葉月さんです。
書評の合間には、HONZ設立顛末記、著者インタビューその1・その2があり、HONZ活動記その1~4(ただし、「3」は夜活)があり、ラストにはメンバー20人中16人のHONZとワタシが一挙掲載となっています。
本体の書評を後回しにして、本書のために書かれた文章から目を通しました。
「文章がしっかりしてないと、書評っておもしろくないでしょう(p13鈴木葉月)」というメンバーなだけあって、読ませます。
とくに、p217上段の村上浩さんの500字は出色です。ご一読ください。
真
※クリエイト速読スクールHP