ただひとつ違うのはクーパーさんは106歳なんです | 教室ブログ by クリエイト速読スクール

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2008-11-05

日々の感想

ただひとつ違うのはクーパーさんは106歳なんです

 以下は、きょう11月5日(水)日本時間午後2時から行われた次期大統領バラク・オバマさん(47)の勝利演説の一部です。

 同時通訳者は中嶋寛、飯田雅美さんです。

 若い人も高齢者も、お金持ちも低所得者も、共和党も民主党も、白人も黒人も、アジア人もヒスパニックも、障害を持つ人も持たない人も、ゲイの人もそうでない人も、レスビアンの人も、私たちはみんな個人の集まりであるんだということ。ブルーステート、青の州、赤の州というのはない、私たちは団結したアメリカ合衆国であるということなんです。それが答えです。(略)

 新しいアメリカがこれから立ち上がろうとしています。
 世界をばらばらにしようとする人たちに対しては「私たちはあなたたちを打ち負かします」と言います。平和と安全を求める人たちにはわたしたちは支援します。そして、アメリカのともし火がまだ灯っているのか疑う人は、私たち国民の本当の力は、富や武力からくるのではなく、私たちの理想からくる、民主主義、自由、機会からくるということ。そして希望からくるということであります。たゆまぬ希望から私たちのともし火、将来があるということです。
(略)

 アトランタで投票した女性がいます。それは、他の人と同じようにこの選挙で自分の声を届けようとしました。ただひとつ違うのはクーパーさんは106歳なんです。
 奴隷の時代のすぐ後に生まれた人です。車のなかった時代です。2つの理由で投票できませんでした。女性であること、そして肌の色の故であります。
 今夜、彼女がこれまで1世紀の間に見たアメリカのことを考えます。そして、その戦いと前進と希望を彼女は見てきました。人々はアメリカの心情を信じてやってきました。私たちはできるんだということを。そういう声がときどき抑えられることもありました。しかしいま投票することができます。そして私たちはできるのです。ついに投票することができました。
 彼女はニューディールの時代も生きてきました。
(略)そして、に爆弾が落ちたとき、国民が立ち上がるのを、そして民主主義が守られたのも彼女は目撃したのであります。(略)
 月にも到着しました。ベルリンで壁が壊れました。世界がつながりました。科学と私たちの想像力がつながったのです。そして、今年のこの選挙で彼女はタッチスクーリーンで投票しました。
 106年の間に、アメリカは辛い時代もいい時代もありました。アメリカが変わることができるということを彼女は知っているのです。そうです、私たちにはできます。

 

 理想や希望や未来について高らかに語り恐れを抱いたり、疑いを持ったり、皮肉な態度を取ったり」しない、堂々としたスピーチでした。

 「子どもたちが眠りについたあと、両親が起きてどのようにして住宅ローンを支払うのか、そして医療費を支払うのか、子どもたちの学費をどうやって支払うのか考えてい」ることを知っている人とともに、世界は、これからの4年間を生きていくことになります。 

 

          ※クリエイト速読スクールHP


 

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