2007-05-13
なおしのお薦め本(21)百人物語 1b
では次の歌。また題名がありません。
「買う人がいたから
時間を売ってみた
買う人がいたから
自分を人材にして
売ってみた
買う人がいたから
思い出を売ってみた
未来を売ってみた
買う人がいたから
友達の好意を売ってみた
家族の情報を売ってみた
風景を売った
山を売った
地球全部を売ってみた
買う人がいたから」
感じるところがありましたが、感想は書きません。
では次の歌。たぶん「ブランコマン」という題名です。
「おうおう
ブランコマン
どうしてそんなに悲しいの
漕いでも漕いでも
同じ場所だったから?
おうおう
ブランコマン
子供の時のように
楽しくなくなったから?」
これは、くたびれた大人にしかわからない詩ですね。
では次の歌。おそらく「サンドマン」という題名です。
「おうおうサンドマン
どうしてそんなに悲しいの
築いたものが砂だったから?
ホントは砂だと
最初から知っていたから?」
こんなわかりやすくて単純な詩で泣かされるなんて、ひどく頭が悪そうで、気恥ずかしいです。でも、なかなか、こういうことはないのです。それで、これは紹介しなくちゃ、と思ったのです。
実物のマンガだと、絵とストーリーが付くので、印象が異なるかもしれません。「これは」と思われた方は、ぜひマンガを読んでみてください。
なおし
