2007-05-15
こんな訓練?
体験レッスンのとき、たまに聞かれることがあります。それは、
「こんな訓練でなんで速く読めるようになるんですか?」
というような質問です。
「こんな訓練」の意味するものは、主に中盤の頭をつかう部分についてかと思います(序盤、終盤についてはまたの機会に)。
HPなどで、「こんな訓練」をし続けた人たちの成果について相当わかりやすく残してきているつもりですが、なかなか読んでもらえないカナシサがあります(初めての人には「広告」でしかないんですよね
)。
以前、このブログで『速読らくらくエクササイズ』について書いたものをもう一度(というか、これからも)掲載します。一度言えばすんだことというのは、こちらの勝手な思い込みでした
教室の生徒さんにさえ、自分が何のためにこの訓練をしているのかわからずに取り組んでいる方が、残念ながらまだいます。
「雰囲気がよさそうだから入った」は、ありがたいことです。
しかし、訓練意図を理解してひとつひとつに向かった方が、より効率的にまた楽しく取り組めるはずです。
2006-10-07ブログに書いたことです。
ただ読書速度ばかりを追及するトレーニングでは、逆に速く読めない人を生みだしてしまっているという現実があります。
BTRメソッドでは、中盤に「読書内容への集中のトレーニング」を開発したことにより、速く読めない人が限りなくゼロに近い状態まできています(年間数人、3倍速に到達しないケースがまだあります
)。
中盤に理解力向上のトレーニングがあるというのは、一見遠回りに思えるかもしれません。
しかし、脳の情報処理機能を含む諸能力が高められるため、目がただ字面を見るだけの上滑りを解消できるようになっていきます。
目だけでなく、頭そのものの回転をよくするトレーニングが用意されている、といえば分りやすいかもしれません。
以前、速読に挑戦して挫折した方たちが共通して喜ぶのも、中盤の「読書内容への集中のトレーニング」です。
速読というものに、いま一つ不信感のようなものがある方は、まず『速読らくらくエクササイズ』をお読みください。
タイトルにはらくらくとありますが、想像するようなラクさとは違います。つい一生懸命になってしまうようなトレーニングです。
読書は知的作業です。情報処理機能を強化したほうがよいのはいうまでもありません。
これまで見たこともないようなトレーニングがあります。
理解力に自信があれば、サッケイドシート主体の速読訓練でもかまわないかもしれません。
しかし、理解力の高い人たちほどここに集まっているというのは何かを示唆しているはずです。
きょう、日本実業出版社の担当者より『速読らくらくエクササイズ』がまた増刷になると電話がありました。
長い間、書店に何冊もあり続けるというのはありがたいことです。本屋さんは目利きですから。
真
