2008-01-08
大勝軒
2008年1月5日(土)、東池袋大勝軒(本店)がオープンしました。
東池袋再開発対象地域のため、去年の3月に閉鎖してから1年弱。
店舗を、護国寺方面に走る首都高5号線の高架下に移転しての再開となりました。
1月7日(月)、開店時刻の午前11時に行きました。もうすでに、入り口までに50人ほど並んでいました


つけ麺の元祖、創業46年の大勝軒本店が再開発でなくなるということがニュースになり、2時間3時間待ちが当たり前のようになってからは、とてもとても足を運ぶことなどできなくなっていました。
きのうは、店が大きくなったからか40分ほどで入店できました(並んで待っているとき、この冬初めてゾクッとするような寒さを感じました
)。
店先には、初代大将の(引退した)山岸さんが招き猫よろしく、でかい身体を小さなパイプ椅子にのせて、入店するひとや食べ終わって出てくるひとに、ていねいに挨拶していました。
「あのひとの『あっどうもどうもどうもどうも』を聞きたくてくるひともいるよねきっと」は、こちらのむかしの知り合いの初めて行ったときのコメントでした。
ちゃんと話したことがありませんのでわかりませんが、彼のひとのいいところは、おそらく2回店にきたひとは忘れないのではないかという記憶力のよさからではなかろうか、と踏んでいます。
ラーメンの味ばかりでなく、山岸さんの「あどうもどうもどうもどうも」という人懐こさが、いつの間にか大行列につながっていったのかもしれません。
行列が入口に近づいてくると、山岸さんが馴染みのお客さんたちと話をしているのが聞こえてきました。
「もう全国で100店ぐらいありますよ。自分の店じゃなく、弟子たちのだけど。ハワイにもありますしアハハハ」
あのひとこのひとと話しています。
店から出てくるひとの中には、行列の目の前で握手をして帰るひとたちがいました。
して、味は?
うまかったです(感想になっていないですみません
)。家が近所でよく通っていたむかしの味のままです。
……ただ、長時間並ぶ(これからはどんどん長くなりそうです)ことはできませんので、また南池袋大勝軒に通うことになるはずです。
味はまったく同じですから(南池袋の店長だった飯野さんという若者が、大勝軒本店2代目大将を襲名したんですし)。
(ほとんど)行列することもなく、『メンやわで、メン半分で、味辛めで』なんていうわがままなリクエストもできますし。
山岸さんは、お客さん(7割が、30歳は超えているだろうという男性でした)に携帯でカシャッカシャッと写真を取られていました。
味一筋、芸一筋、人柄のカリスマです。
真
