2018-05-20
作者の見栄、曖昧さ、隠していることなど、
第69期文演(18/1/13~3/10)アンケートです。
きょうは、再入会女子のKさんです。
Kさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・どんなことを行っているのだろうと以前から興味がありました。
・日頃から文字を打たないようにしています。理由は、私の作った文章ではニュアンスが伝わりづらく、相手が誤解して受け取るケースが多かったからです。苦手意識を持ったままではいけないと思い、申し込みをしました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・最低限のルール・中身・無駄なし、全てバランスが取れていないと文章が成り立たないと感じました。・意識して作るだけでもわかりやすくなると思ったので受講して良かったです。
・文章って難しいなと感じたのは、実用書は無駄なく明確に書いたほうがわかりやすいですが、小説は読者の想像をかきたてる描写をあえて書いていたり、色んな意味にとれるな、と思う表現もあるので、同じ文章といっても違いがあるということに気がつきました。文章を書くといっても、業務報告なのか、旅日記なのか、内容によって書き方が変わってくるというのは大きな発見でした。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 ・一番大変だったことは、文字数が余ってしまい何を足してよいのか判断がつかなかったことです。足らないということは何か重要な箇所を逃しているのだろうと必死に探しました。・松田先生の「作者らしさ」という言葉を手掛かりに、特徴的な表現はどこだろうと考えました。「●●●」という言葉をつなぎたかったのですが、上手くいかず自信を持って提出には至りませんでした。
・要約する際、決めていたことは、一切自分の言葉を使わないことです。要約する私は素人、作者はプロ作家だからです。授業中「自分の言葉を使わなくても要約はできる」とおっしゃっていたので、作者の言葉を崩さずにつなぎ合わせるほうが良いと思いました。
A.3-2 「授業後」 ・1回提出で合格点をいただいたことにとても驚きました。文章に携わる仕事をしていないので、読み取り方が違うのではないか、視点がずれているのではないかと不安だったからです。
・上手くつながらなかった箇所を指摘いただいて、このようにしたらわかりやすいとつなぎ方の提案・例をいただいて納得しました。1行入れるだけですんなり繋がるので、その言葉を見つけたり作りだすのが本当に大変だと感じました。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・悪例を題材にして「ここが悪い」と具体的に指摘する授業は少ないと思います。「こんな文章を読ませるなんてバカげてますよね~」とおっしゃる先生が面白かったです。
・簡潔で短い文章を作ろうと思うと、普段使ってない言葉ばかり選んでいましたが、その必要がないことがわかったので、とても気が楽になりました。読み手に寄り添った文章が一番大切だと感じました。
・色々な例を読んで感じたのは、作者の見栄、曖昧さ、隠していることなど、他人に知られたくないことって意外と文章を通して読み手に伝わってしまうのだと思いました。思ったことを素直に書いたほうが一番良いという意味がわかりました。ありがとうございました。
2017-11-15「大量の宿題と暗記があるため、頭の回転を良くしたくて再入会しました」のKさんです。
以前は44回。
再入会後の現在は、25回(18/5/6)の受講です。
Kさんは、現在、英語学校に通っています。
学校では、「同じ意味の単語を2つ1セット、750セット覚えるという宿題がある」そうです。
イメージ記憶によって、「英単語暗記が格段に速くなりました」とアンケート送信メールにありました。
イメージ記憶30秒・30秒ですから「格段に」も当然かと思います(いちばん慣れ親しんだフィールドで効果を最大化が、各トレーニングの主目的ですから)。
文演時の帰りは、日付をまたぐことがあったそうです。
これだけ骨格のしっかりした文章を書けるわけですから、これからは「誤解」などおそれず、バンバン発信してほしいです。
ポイントは、「内輪」に書くときもある程度「不特定多数」を念頭に置かないと内輪でも「こんな文章を読ませるなんて……」となりかねません。その点はちょっと注意していただければと思います。
次期、第70期の第2回文演日程変更は、重大な理由があったわけではありません。
生徒さんへの宿題告知を1日も早くと思いたっただけであります。
第69期も第71期も連続しています(最新HPは週明け更新されます)。
何かあったんですか、と聞かれましたので、ひと言書き添えておきます
真
