2008-01-10
速く読む方がより面白くなる本が結構多い
下記は、2007-12-27 に書いたブログです。
このタームには初日5,143字/分という歴代最高初速をたたき出した高1女子もいます。
初日にスピードチェックも59秒で。2日目には、初めて出会うロジカルテストAタイプ1ページをいきなり2分6秒で終了していました。3日目、出す文庫出す文庫「それ読んでます。それも……」とすまなそうな顔をしていました。
教室は「スゴーイ」「なるほどね」「やっぱりね」という感じの笑いが沸きました。’07夏期講習のときと似たようなO高の高1女子です。
彼女は、初日、半袖シャツでした
SEG「速読による能力訓練」E2タームで受講していた、上記
の高1生Gさんのアンケートコメントを紹介します。
■思っていたより熱中できた。トレーニングの記録はじわじわとしか伸びなかったが、視野の拡大を実感できた。集中力の上昇は実感しようにも集中している間は、そういう他の思考が消えているので時計の針のすすみでしかわからなかった。速く読む方がより面白くなる本が結構多いのも発見の一つ。やっと思う通りにトレーニングできるようになったのであと数日続けたかったが、不満点はそれくらいのもの。5日間ありがとうございました。 ―O高 高1女子―
Gさんの受講目的は、「情報処理能力の向上、好奇心の満足」だそうです
「Gさんの受講1回目の主な数字」数字ランダム24 漢数字一行Pシート三→450、一→180 たて一行ユニット47 イメージ記憶31/40(2分)、38/40(1分)初期速度5,143字/分・理解度B+・表現楽しむ(と隣に記入)
「Gさんの最終5回目の主な数字」数字ランダム44・48 漢数字一行Pシート三→3,780、一→1,110 たて一行ユニット67 イメージ記憶16/40(45秒)、34/40(45秒)倍速読書27,300字/分・理解度A-
効果的な訓練およびその理由。
①サッケイドシート……目を動かすのは読書の基礎体力にあたるから。
②スピードチェック……個人的に一番集中しやすかったから。
③たて一行ユニット……現代社会で重要とされる情報の取捨選択能力に直結するから。
④かなひろい……細部処理と全体把握を並行して進める力の向上。
⑤倍速読書……現物を対象にすると面白さが違う。
これほど訓練の意義をしっかり捉えて取り組むひと(高1の文章です
)は、成人でもそれほどいるものではありません。
ただ、数字の変遷を見るとGさんが本来持っている爆発力(いきなりのこの数値は、爆発力と言ってよいはずです)が出しきれていないじれったさがあったようです。
「Gさんの1回目の主な数字」は、スピードチェックの1回目59秒での終了(2日目ですが、実質初日のロジカルテスト1ページ2分6秒)なども勘案すると大人も含めて歴代トップの初期値といってかまいません。
他の子たちは、訳が分らずも頭脳をフル回転させていきます。
総合的にはGさんにはかなわないのですが、個別的には彼女の数値を上まわる子が出てきます(それがSEG生の凄いところです)。
きっとGさんには、この辺で集中しにくかった(集中しきれなかった)のかもしれません。初日はすべてに1番だったのに、2日目になったらもう2番3番のものが出てくるというのは、総合&個別相方のトップランナーだからこその苦しさです。
「やっと思う通りにトレーニングできるようになったのであと数日続けたかったが、不満点はそれくらいのもの」というコメントには、彼女なりの苦悩の反映があったのかもしれません。
「最後の本が面白かったのでのりました。ランダムシートのことが心残りです」
は、Gさんの5日目最終日の記録カードへのコメントです。
最後の本というのは、倍速で1冊終了した後の2冊目のミステリーです。
面白かった作品というアンケート部分にこの本に関して「サスペンスという性格が、速くページをめくらせるので速読と相性よく、熱中できた」と。
倍速時に本を自分で選択するとき、よく参考にしてほしいひと言です。
数字ランダムが1分で44・48で「心残り」というのも、訓練の意味がよくわかっています。
Gさんの知的好奇心の満足は、これからずっと先のようです

真
