第44期文演アンケート(3)ビジネスマン編 | 教室ブログ by クリエイト速読スクール

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2007-07-19

『文演』情報

第44期文演アンケート(3)ビジネスマン編

 第44期文章演習講座のアンケートです。

 今回は、20代・30代のビジネスマン3名です。なお、Q.3宿題の「要約」、「授業後」は、カットします。

  Q.1どんな目的で受講しましたか?

 A.1 会社の昇格試験の論文対策のため。

  A.2 仕事の関係で建物の管理会社に報告書を提出することがよくあり、その文章について全く自信がなかったため。
 
社内で自分の会社のサービスについて、専用ソフトの使い方についてマニュアルを作る立場になったため、これまで他の人が作ったものを見ると要点がうまく分からず、要するに何をすればよいのか? と聞きたくなる。会話でやり取りをすれば分かるのだが、マニュアルだけで判断しようとするととても時間がかかる。自分もそうならないため。

 A.3 文章を上手に書けるようになりたい、自分の言いたいことを正確に書けるようになりたい、と以前から希望していたため。
 
 また、今秋よりイギリスの大学院への留学を希望しています。英語以前に、日本語でも論文をきちんと書けるようになりたいと思い、日本語文章を上達させるために受講しました。

  Q.2文演を受講し、文章への印象が変わったことなどありますか?

  A.1 言葉の定義の大切さ・説明することの大切さ

  A.2 今まで本を読んでいて、正直文章の構成など考えたことがなかった。要約をしたおかげで、本を読むときも要点はどこで何が言いたいのか? を考えるようになった。
 
速読しながら、ここまで考えられるようになれば、正直、スゴイことだと思った。

 A.3 ・文章を書くときには批判されることを覚悟して書かねばならないということを思い知らされました。 ・もっと自分の書く文章に責任を持って書けるように常識を身につけること、少なくとも自分のベストを尽くさねばならないと思いました。   

 Q.3宿題の「要約」については、いかがでした?(※「授業前」のみ掲載します)

  A.1「授業前」文章を要約するために捨てるのが大変だった。どれも大事に思えてしまう。なので、文章の構成をロジカルに考えるように意識した。ただ、あらためて自分の文章を読むと、原文から切り貼りした感じになっていた。 

  A.2「授業前」文字数が決まっていて、その中で収めるのがとても難しかった。最初まとめてみると、2倍の量になっていた。「手順」をヒントに必要のない文章を削っていったが、結局文字数が足らず、まとめがうまくいかなかった。足りたところでも、どうやってまとめていいのかよく分からなかった。

  A.3「授業前」一つの文章を今回ほど何度も読んだことはありませんでした。原文を何度も繰り返し読んで、大事なところをつなぎ合わせて要約しました。指定文字数以内に収めるのが大変で、何を入れて何を外すのか、試行錯誤しましたが、こうした要約の過程自体を楽しむことができました。

  Q.4全体的な感想をお聞かせください。

 A.1 どんな文章がよい文章か? 何を意識して文章を書けばよいのか? その答えのあるトビラを開いた感じがある。しかし、いまいる部屋は、何百とあるうちの1つでしかなく、これからも勉強する必要性をより実感している。

 A.2 文章をどう書けばよいのか全く分からなかったが、ここに来て少し自信がついた。もっともこれから努力していかなければなりませんが。今まで文章についてここまで深く考えたことがなく、授業は驚きの連続でした。

 A.3 毎回毎回の授業が多くの発見と刺激に満ちていて、充実した時間を過ごせました。優秀な同期の方にも恵まれて、皆の意見を聞くのも参考になりました。松田さんの厳しい言葉の裏に表現に対する深い愛情があるのだなと勝手に感じていました。
 
松田さんの言うことが正解ではないという授業スタイルも良く、発言しやすい雰囲気が緊張感を高めてくれました。
  残念だったのは、仕事と留学準備で忙しく、せっかく学んだことを自分のものにしきれていないところです。時間を見つけて自分のものにしたいです。
 
徒然なるままに書きましたが、受講を決めて正解でした。「速読」も「文演」も、もっと早く出会いたかったです。

 20代といっても2人は29歳、30代といっても1人は33歳、ほとんど同年代の3人の会社員でした。

 この年頃なら、仕事をしていれば中堅となり、なおさら速読や文章表現の重要性を感じるのではないかと思います。

 きょうは厳しいことをひと言、書き記しておきます。

 文演を受ける皆さんは共通して専門的知識が豊かで、勉強意欲も高いことは認めます。

 ただ、読むことをずいぶんお手軽に考えているところがあります。 

 朗読してもらうと一目瞭然です。

 筆者の書いたとおりに正しく読める受講生は多くはありません。別に中学の国語ではありませんから全く問題ないのですが、それにしても漢字の読み間違いから始まり、勝手な言いかえまでたくさん出てきます。

 速読などは、確固とした国語力の上にあるはずです。まずは、正確に「読む」ということを狙ってほしいものです。スピードなどはその先です。

 SEGの高校生たちには、そういう読み間違いをほとんど見かけません。

 「自分の考えの前に、相手の考えた結果の文章をていねいに読む力」は、読書の最低限のルールのはずです。  

 

            ※クリエイト速読スクールHP 

 

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