2025-06-17
四苦八苦したことこそが、一番の学びであった
第88期文演(25/3/29~25/5/31)アンケートです。
きょうは、商社勤務のMさんです。
2025-06-01「「いや、パパはクリエイトに行くのであって、速読に行くのではない」と答えている」のMさんです。
Mさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・昔から文章を書くということに苦手意識を持っているため。
・速読10回目、20回目アンケートを提出した際に、松田さんから文書の基本ルールを何点か指摘頂くとともに文演へのお誘いを頂きました。文演アンケートを読み関心を抱いていたこともあり、「そうか、こうした文書の基本ルールを学ぶことが自分の文書に対する苦手意識を改善することに繋がるはずだ。ぜひ受講したい」と思いました。
・とは言うものの、仕事・家庭を考えるとすぐに受講することは難しく10月開催予定にてと当初は考えていました。そう考えていたものの、ちょうど平日朝トレ・土日朝トレにも「えいや!」と申し込んだ頃に、一旦延期となっていた3月文演が改めて開講されるというブログを読み、このチャンスを逃したくないと思いすぐに申込みました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・初回授業以降、「★」を使った文章を書くことをやめようと日々努力しています。メールを書く際などに自然と「★」を使っていることに気がつくと、気持ち悪さが湧いてきて修正しております。しかし表現力不足で、「★」を使ったままの方が良かったのでは? と思うことも多いです。
・文演を受けたことで、良い文章を読んだ時に良いと感じるための感知力を初めて持つことが出来たと思います。様々な文章を読んでいきながら、真似したい良い表現をより多く見つけていきたいと思います。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 ・これまで一つの文書に自分だけで、これだけの時間をかけて考え書き直したことはありませんでした。
・最終提出は5回目の提出となりました。初回提出以降の流れは以下の通りです。
・1回目提出:第4回授業を海外出張のため欠席しました。その海外出張中の飛行機内で課題文を読み込む時間を確保し、帰国便への乗継待ちのホテルで設計図を書いたうえで、帰国便の機内で書き上げました。まぁまぁ良い出来ではないかと思いながら、一つしっくりきていないことがあることもメール内に記載して提出しました。数日後に頂いた松田さんの回答にて、見事に鼻っ柱をポッキリ折って頂きました。最後に「これ以上は、考えつかないところまでご検討ください」と記載されており、文演ブログで頻出していた、この言葉の意味を理解する苦悩でもあり楽しみの始まりとなりました。
・2回目提出:まず宿題提出のメールの中に、松田さんからの指摘事項に対してどう考えたかということは一切書かないと決めました。指摘事項に対する私の回答は要約文の修正で全て網羅されているべきと考えました。結果はまだまだ未整理な箇所が多く1回目以上の文量の回答を頂きました。
・3回目提出:GWもあり追加で添削頂けることとなり、再度設計図を書き直して取り組みました。筆者の主張する最重要なことは何か? そこに絞り込むのであれば文量が指定文量の半分でも良いから絞り込むつもりで取り組んだものの、余分な内容を削り、欠けていた要素を足したことでほぼ指定の文量となりました。3回目であり朝早起きして1時間強で終わるだろうと思い取り組んだものの、結局午前中いっぱいをつかって4時間強はかかりました。結果は必要な要素は網羅できたのか、第一段落の整理にほぼ絞られた回答を頂きました。
・4回目提出:課題文を読むこと以上に、何かヒントを得られないかと文演ブログを読み込みながら第一段落の整理に力を注ぎました。文演ブログの内容は、課題に取り組みながら読めば読むほど味わい深いものとなり、同時に迷いも生じました。提出期限ギリギリまで考えたものの、第一段落の整理にて本文にはない飛躍を組み込むことしか考えられず、違和感を感じつつ提出しました。松田さんからは第5回授業後にズバリその違和感の点を一言口頭でご指摘を頂きました。
・5回目提出:第5回授業にて多くの刺激がありました。その内容を念頭に要約文を読み直して推敲しました。いかに原文通りに筆者の考えを要約するか。平易な言葉で誰もが分かる内容となっているか。何度も音読を繰り返してスムーズな流れになっているかを考えました。提出期限日の夜遅くに「これ以上は、考えつかないところまで考えた。とこの瞬間は思っている」と思いながらメールの送信ボタンを押しました。ただし、第一段落の締めはいまの自分には考えつかない、なにかより良いものがあるだろうと考えており、参加者の皆さんの要約文を読むこと、最終回の松田さんの講評を伺うことを楽しみに第6回授業を終えた夜に本パートを記載しました。
A.3-2 「授業後」・1回目の提出では重要箇所を取れていなかったのみならず、授業で取り扱った文章作成の基本ルールも守れていませんでしたね。と、優しくご指摘頂きました。
・恥ずかしいというよりも、すがすがしい気持ちで聞くことが出来ました。そういう内容の1回目から5回目までに四苦八苦したことこそが、一番の学びであったからです。
・課題文を読み返し、配布資料を読み返し、そこで改めて気がついたことを要約文の修正に組み込んでいくことを繰り返していた過程こそが学んだんことを身につけることであったと思います。
・参加者の皆さんと比較すると、自分の要約文は要約機械を通して出てきた無味乾燥・無感情な文書に感じました。なんとか重要箇所を最低限取ることで精一杯だったということが表れているのかもしれません。後悔はなくも、上には上がいるということを実感できました。
・一方で、第一段落でGoodとされたものが素っ気なく感じました。書き出しの段落が重要であると授業で複数回取り上げられていた内容からすると、これだけで良かったのかと意外に感じました。最終的に第一段落を第二段落にどうやって繋げればよいかに悩んだことから、若干消化不良を残しました。そこでアンケートを書きながら最終版を最終回内容を踏まえて更新していくと、2行不足まで削ったあとで、重要事項の次点要素を加えていくことで32行に落ち着きました。また数日後に読み返すと疑念が湧いてくるのでしょう。なにか一つの模範回答があるものではありませんので、こうして延々と考え続けることが出来ることが、この課題の意味なのだろうと思うことで、私の中での第88期文演を終了致します。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・参加者の方にも恵まれて、毎回とてもよい雰囲気の中で参加できてよかったです。
・88回の中で洗練されたプログラムが、初回から最終第7回までの各授業毎のテーマが要約文宿題に必要な要素として繋がっていたことを全授業終了後に実感しています。
・毎回約2時間半、ひとつも聞き漏らさないぞという気持ちで集中した臨み甲斐のある内容でした。毎回授業後に集中から解き放たれて、心地よい充実感とともに帰宅しておりました。
・文演ブログ通り、参加者の要約文は多様でした。また各参加者が一つ選んだ要約もバラつきがあったことも面白かったです。
・初回授業の際に参加者H君からのコメント(「★がない」)が、とても印象に残っています。それ以降、仕事において「★がない」と同じ視点ももって課題に取り組めているか? と考えてしまっています。
松田さん、数多くの学びがありました。有り難うございました。
「★」は伏字です。久しぶりの使用かもしれません(A.4の伏字に「とても印象に」がMさんらしいです。88期生にしかわかりませんが)。
「昔から文章を書くということに苦手意識を持ってい」るとか書きながら、つねに最速のレポート提出ですからあまり真に受けないほうがいいです(実際、Mさん要約支持者も数人いました)
最近、医系と理系を統合した国立の出身者と聞いています。
ナンバーワン商社の上位管理者。
偉そうさがまったくないため、どんどん良質情報が集積されるという循環を身につけているのは、羨ましい限りです。
クリエイトの新企画にも、いの一番に応えてくれた年齢不詳男子です
真
※Mさん関連ブログです
・2024-12-30 「仕事も含めて向上心の火がついてきた」
・2025-02-13「貯金を吐き出し切ったと思いますので」
・2025-03-29「家族の賛同は得られていませんが、飛び込んだもん勝ちと思って楽しみたいです」
・2025-04-03 「トレーニングでの全力の出し切り方を、通常時間帯のトレーニングでも継続していきたい」
・2025-06-01「「いや、パパはクリエイトに行くのであって、速読に行くのではない」と答えている」
