2025-10-29
とりあえず「1回数十分、週3回くらいの頻度で、100回くらい継続すると効果を実感できる」という基準が与えられた
2025-08-30「イメージ記憶と倍速読書はかなり結び付けてトレーニングを行っている」のYさんについて。
ケミカル系コンサルです。
まず、Yさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Yさんの体験レッスンの主なスコア24/6/22」たてサッケイド23 数字ランダム20・19 漢数字一行〇→420、三→210、一155 たて一行ユニット34・45 スピードチェック28・31 ロジカルテストAタイプ30/30(1分25秒)・59/60(2分56秒)イメージ記憶27/40(2分)40/40(1分30秒)初速1,161字/分・理解度A
「Yさんの体験レッスン(入会時)アンケート24/6/22」 ・「体験感想」良い緊張感と集中状態で受けられたと思う。・本を買ってある程度やっていたが、一人で取り組むには限界があると感じていた。自分のレベルに合わせて調整してもらえそうだと感じた。・「入会を決めた理由」仕事で必要なインプットが多く、効率よく学習する能力を身につけたいと思ったため。
以下は、Yさんの受講150回・160回目アンケートと最新スコアです。
「Yさんの受講150回目アンケート25/9/18」
マイナス・特になし
プラス・かなひろい:1分→45秒 かなひろいは36回の時点から1分だった(今書きながら確認して気づいた)。これもレベルアップにイメージ記憶とほぼ同じ時間がかかっていて、ようやくレベルアップできた。かなひろいの方は、実はこちらもあまり「視野を広く」、という意識が行えていない。意味をとるということと、「かな」を図形として探すということを同時にやるので個人的にかなりハードなトレーニングだと思っている。かなランダムがそもそもあまり得意ではないので、そちらとセットで伸ばしていきたい。今は一行をまとまりとしてとらえて素早く次の行へ次の行へと見ていっている。1分で最後まで見きるのがギリギリだったので45秒だとかなり厳しい。スピードチェックの要領で、マルをつけている時にはもう次を見ている、ということをどうにか連続で行っていけるようになりたい。
・イメージ記憶:30秒/20秒→20秒/20秒 イメージ記憶のレベルアップには100回以上かかっている。36回の時点でイメージ記憶は30秒20秒だった。それが昨年の9/18なので、ちょうど1年になる。続けていればちゃんと上がるのだということが分かって大変感慨深い。イメージ記憶は一度やり方を変えてスコアを落としている。入会した直後は前半と後半で分割し、前半でじっくり半分くらい見て、後半でまたじっくり半分くらい見るというやり方をとっていた。その後、講師の方のアドバイスで前半からなるべく最後の単語まで見るように努めた。それで行った場合、急いで見ていって30秒で最後までちょうど到達するかしないかくらいで、かなり記憶の抜けが多くなる。集中力を維持しつつイメージを行っては次の単語ペアに切り替える繰り返しは、非常に脳に負荷がかかる実感があった。スコア自体は落ちるものの、負荷としてはじっくり見るよりも高く、負荷が高い方が正解と考え、以来その方法で続けていた。100回以上のトレーニングを経てついに20秒20秒に至り、とても嬉しい。
イメージ記憶は次へ次へとイメージを繰り返していくとどうしても引っかかる瞬間があってそこが足をひっぱる。その引っ掛かりを小さくし、スムーズにイメージを作る能力を高めていけばさらに短縮できるだろうと思う。今後の課題としては、一つは今まで通りそのイメージスピードを高めることと、もう一つが視野の端を使うことだ。ここ数十回は序盤のトレーニングを活かし、いくつかの中盤のトレーニングでもいかに視野を広く使うかを意識してきた。スピードチェックやロジカルテストではそれなりに上手く活かせているものの、イメージ記憶でやるとイメージがおろそかになり露骨にスコアが悪くなる。ここがうまく改善して視野の広さとイメージスピードが組み合わさればもう一段能力向上が期待できると思う。
その他のトレーニングでは、数字BPもここ10回か20回くらいでやり方を変えた。視野の端を使うということを意識して、たてサッケイドの感覚で見るようにしている。見えているんだか見えていないんだか分からないくらいのスピードで、視野の端を使って視界内の意識する箇所を切り替えていく。視界に残った残像で数字を認識している(しているんだかしていないんだか、くらいの感覚)。一瞬だけ見て文字を認識することができれば、それはそのまま速読にも活きるだろう。やってみていて思うのは、視野の広さというのは空間的なものだけでなく時間的な方向にもあり、時間的な広がりの方も重要なのかもしれない。それを視野の広さとは言わない気もするが。ともあれ、パッと見て認識するという能力が向上してくれれば嬉しいので引き続きこの方向でトレーニングを続けたい。
「Yさんの受講160回目アンケート25/10/17」
マイナス・特になし
プラス・ここ10回の大きなステップアップとして、ロジカルテストがついにGタイプに入った。Fタイプをクリアするのにおそらく100回くらいかかっている。前回150回の感想にはかなひろいとイメージ記憶が100回以上かけてステップアップしたことを書いたが、時間をかけて継続した結果自分自身の能力が向上したことが分かるというのは大きな励みになる。
人間の能力は、上がっている実感が得やすいものと得にくいものがある。分かりやすいもので言えば、記憶や理解が重要となる能力、資格試験のスコアなどは比較的能力向上の実感が得やすい。一方で、運動系の技能向上や英会話能力などは、能力の伸びの実感が得づらい。自分の場合は英語で苦労していて、必要は必要だがいまいち差し迫ってもいないという中途半端な緊急度も相まって、モチベーションが上がらないでいた。この点で、クリエイトでの経験によって心理的な変化が得られたと思う。
「何を、どれくらい量・期間継続すると、どれくらい向上する」ということについての不確実性がモチベーションを維持する上での弊害となっていたが、とりあえず「1回数十分、週3回くらいの頻度で、100回くらい継続すると効果を実感できる」という基準が与えられた。この基準が頭にあると「今日とりあえず少しでもやっといた方が得」というマインドになる。こうして新しい良い習慣を少しずつ整備しながら数か月後の大きな変化に期待したい。
前回の感想では「視野の広さというのは空間的なものだけでなく時間的な方向にもあり、時間的な広がりの方も重要なのかもしれない」ということを書いた。自分でも中途半端な理解だったので、分かりづらい表現になっていたと思う。元々数字BPシートの取り組みに関する文脈で、ブロック全体を見つつ、対象の数字を「見つけた」と認識するよりも早く視線を動かしながら、一方で一瞬だけ残っている残像で対象の数字を「見つける」という感覚がある、というものだった。これについて、講師の方とディスカッションする機会があり少しお話ししつつ、より深く理解できたような気がする。
まず、この時間方向の視野というものがワーキングメモリとは違うのかということについて、私の感覚ではこれは違うと思う。私の中でワーキングメモリが関わっていると強く思っているトレーニングはかなランダムとロジカルテストだ。かなランダムの方では、探す文字の保持に関わっている。例えばあ行を探そうと思うとあ〜おの5文字を頭に保持して探さなければならない(これが難しい)。またロジカルテストでは、並べ替える文字が増えると複数回の並べ替え処理が発生するので最初の並べ替えを保持しなければならない。数字BPパターンで残像を頭に探す感覚はそれらとは違う。写真記憶や映像記憶という概念があり、どうやら世の中には見たものをそのまま記憶できる方がいるらしいが、それに近いのかもしれない。数字BPパターンでいえば、1,4,7のような比較的見えやすい数字は「見る」と「見つける」がほぼ同時に起こる。一方で2,3,6,9のような識別しづらい数字は、「見る」と「見つける」の間にラグがある。能力向上の一つの方向性はシンプルにこのラグを減らすことで、もう一つの方向性は写真記憶の能力を高めてブロックを直接見ていない時間も頭に残った画像で「見つける」ための処理ができるようになることなのかもしれない。さらにもう一つの方向性は空間的な意味での視野自体を広げることで、究極的に紙面全体が認識可能であれば少なくとも数字BPパターンというトレーニングにおいて写真記憶は必要なくなる。
最終的に目指すべき能力のゴールとしては、かなランダムを例にとると・紙面全体を認識できる広い視野・50音のあ〜んまでを頭に保持できるワーキングメモリ・「見る」と「見つける」がほぼ一致する識別能力・ページをめくる間も直前の画像を保持できる写真記憶能力
これらがあればかなランダムの冊子をぺらぺらめくれるようになるのだと思う。大きな変化を信じて着実に進んでいきたい。
「Yさんの受講163回目の主なスコア25/10/27」たてサッケイド大167 かなランダム35・33 数字ランダム65・66 かなBP107(2分)県名BP68 漢数字一行三→9,825、一→6,030 たて一行ユニット227・232 スピードチェック29/40(42秒)・29/40(42秒)かなひろい48/50(45秒)ロジカルテストGタイプ20/24(3分)・19/26(3分)スピードボード8×820/21(3分)・18/21(3分)イメージ記憶14/40(20秒)30/40(20秒)倍速読書『#100日チャレンジ』11,200字/分・理解度A-「かなBPと県名BPのスコアが上がった。文字列がパッと目に入る感覚があった。かなひろいはギリギリ最後まで見切ることができた」※数字BP・漢数字一行は、前回のスコアです
月別受講回数は、6月1回・7月16回・8月11回・9月11回・10月10回・11月10回・12月11回・2025年1月10回・2月10回・3月10回・4月10回・5月11回・6月10回・7月3回・8月10回・9月10回・10月9回の計163回です。
かなひろいが「1分で最後まで見きるのがギリギリだったので45秒だとかなり厳しい」が、きのうは、48/50(45秒)でした。
Yさんの凄みは、10回ごとアンケートを細かくみていくと、スコアを確実に上げてきているところ。
気分にムラがなく、すべてに精いっぱい打ち込んでいるのが伝わってきます✨また、文演を受けていないにも関わらず、教室ブログでの表記ルールに合わせてもきています(表記ルール無視の文演受講済み生には悄然😔)。
「「1回数十分、週3回くらいの頻度で、100回くらい継続すると効果を実感できる」」が、月10回受講→レッスン2回プラスに繋がっていけばうれしいのですが。

Yさんにも、クリエイト速読オンラインでの写真提供をお願いしました。
快諾していただきました。
ありがとうございます🙇♂️ マツダ
※Yさん関連ブログです
・2024-07-24「自分のレベルに合わせて調整してもらえそうだ」(受講10回)
・2024-08-19「結果的に疲れづらくかつ速く読めることに貢献している」(受講20回)
・2024-09-09「今のレベルに入ったときはこれは無理でしょ、と思っていたものの、だんだん終わりが見えてきている」(受講30回)
・2024-11-10「図書館という選択肢が生活の中に入り込んだことは大きな変化だと感じる」(受講40回・50回)
・2025-02-06 「読書という行為の理想的状態を実現するための部分トレーニングと全体トレーニングをうまく織り交ぜて構成されているかが分かる」(受講60回~80回)
・2025-04-17 「記念すべき100回を迎えた」(受講90回・100回)
・2025-05-18「全体として、うまく疲れることができたら正解、というルールの中で実施している」(受講110回)
・2025-08-07「新しいロールには新しいインプットが求められるので」(受講120回・130回)
・2025-08-30「イメージ記憶と倍速読書はかなり結び付けてトレーニングを行っている」(受講140回)
