2025-08-30
イメージ記憶と倍速読書はかなり結び付けてトレーニングを行っている
2025-08-07「新しいロールには新しいインプットが求められるので」のYさんについて。
ケミカル系コンサルです。
まず、Yさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Yさんの体験レッスンの主なスコア24/6/22」たてサッケイド23 数字ランダム20・19 漢数字一行〇→420、三→210、一155 たて一行ユニット34・45スピードチェック28・31 ロジカルテストAタイプ30/30(1分25秒)・59/60(2分56秒)イメージ記憶27/40(2分)40/40(1分30秒)初速1,161字/分・理解度A
「Yさんの体験レッスン(入会時)アンケート24/6/22」 ・「体験感想」良い緊張感と集中状態で受けられたと思う。・本を買ってある程度やっていたが、一人で取り組むには限界があると感じていた。自分のレベルに合わせて調整してもらえそうだと感じた。・「入会を決めた理由」仕事で必要なインプットが多く、効率よく学習する能力を身につけたいと思ったため。
以下は、Yさんの受講140回目アンケートと、最新スコアです。
「Yさんの受講140回目アンケート25/8/18」
マイナス・特になし。
プラス・序盤のトレーニングについて、スコアの伸び自体はさほどないものの、全体を見る感覚が変わってきたような気がしている。ここ10~20回のトレーニングは、周辺視野を使うことを意識している。序盤、中盤、倍速読書とすべてにおいて周辺視野を使うにはどう意識したらよいかを考えながらやっている。明確に視野の端で処理できたなと感じたのはずっと停滞していたロジカルテストFタイプのスコアが伸びた120回くらいの時だった。視野の端で文字の並び順を処理していてタイムが縮んだ経験があり、そこから視野が広がるとはこういうことかという理解を得たという感覚があった。
かなランダムシートや数字ランダムシートでは特にそうだが、特定の何かを探そうと思ったら脳は無意識に点に集中しようとする。これが人によるのかどうかはわからないが、少なくとも自分はそうだ。この長年の習慣を変えて、広く見て、複数個所(理想的には広い面で)同時に探すということを行えなければならない。これをするには脳のリソース配分が重要で、広く見るということと、探すということを同時に行わなければならず、これが難しい。視野の中央ではなく端の方でそれを行える状態というのは、点で探す状態と、面で全体で探せる状態との中間に位置しているのではないかと思う。この中間状態の発見というのは私の中では結構興味深い、かつ意義深いことだと感じている。
名著『ワールドトリガー』では、上るべきステップが実力よりも高いと人は停滞する、停滞した時は登れる段にまでステップを刻め、というメッセージが登場する。私たちは今読む力を視野の広さ、目を動かす速さ、文字の認識、脳内での処理等に刻んでいる。これはいわば横方向の刻み、つまり要素分解で、比較的分かりやすい。一方刻みには深さ方向があり、ここで言っているのは深さ方向にも刻め、という話である。ただしこの深さ方向、これは個々人の認識や感覚的なものなので極めて分かりづらい。例えばいつも物事を視野の中心で認識している人にとって、視界のすべてが認識できる人の感覚は、その人になってみなければ分からない。この手の感覚的能力の場合、「視界のすべてを認識しよう」という意識での訓練は、本人の実力と乖離がありすぎて大きな苦痛を伴うし、あまりうまくいかないだろうと思う。おそらく意識すべき要素が多すぎて集中が分散するためだろう。今の実力とゴールの中間状態が分かるということは、深さ方向にステップを刻んでいることに相当し、意識して取り組む箇所が限定されるため自分の実力に合ったトレーニングを行いやすくなるのではないか。その観点で、日々のトレーニングを少しずつやり方を変えながら試行錯誤するというのは、この中間状態を発見するために非常に有意義なことだといえるだろう。
その他、ここ10回くらいの変化としては、イメージ記憶の伸びを感じている。自分の場合30秒/20秒で、2回目でだいたい20個強くらいだったのが30個前後に伸びてきた。イメージ記憶で鍛えられる能力は、文字を見て即座にイメージや概念に結びつけるものであり、倍速読書とも関連が深い。そのため私自身、イメージ記憶と倍速読書はかなり結び付けてトレーニングを行っている。イメージ記憶の感覚を倍速読書に持ち越すイメージで、視界でとらえたものを即座に概念に変換しようと努めながら倍速読書に取り組んでいる。脳内音読については正直未だに消えていない。ただ音がつぶれて溶けてきたような気がしてきて、音自体が完全に消えないながらも処理が早くはなっているのではと思う。YouTubeの動画を見る際、ブラウザのアドオンで2倍を超えた速度にすることはしばしばあるが、今まではせいぜい3倍程度だった。先日4倍でも割とどうにかなるということに気づき、これは音の処理が早くなっているのでは、という実感を得た(もちろんこれは話すスピードによる)。脳内音読が消えて、見てすぐに理解できる視読ができるようになればブレイクスルーを実感できるだろうとずっと取り組んできたが、そっちが地味に伸びてくるか、と思った(これはこれで良いこと)。
ところで、前回のアンケートで「最近労働が忙し」いという表現につっこみをいただいていた。こんな細かいところに気づいていただけるとは。これは実は私の思想が反映された表現だ。私は”仕事”という表現の代わりに真面目半分冗談半分でしばしば”労働”をあてる。仕事という言葉には、こなすべき使命というような、必要で意義のあること、といった善のイメージがあると思っている。このため「仕事が忙しい」という表現はそれ自体が良いことであるか、あるいは言い訳に使う場合はそれが仕方ないことであるかのようなニュアンスを伴う。一方で、人生の目的は仕事ではなく、仕事は所詮賃金を得る手段にすぎない、という見方がある。その立場に立てば、「仕事が忙しい」に対しては、そんなことにうつつを抜かしていないで人生にとって大事なことをやれ、ということになる。この観点を常に傍らに持っておくために、賃金を受け取って何らかの働きを提供する”労働”という言葉を”仕事”に言い換えている。尚、使命感を持って働くことを否定する立場ではない。単にそういう視点を持つよう心掛けている、ということなのでご容赦を。
「Yさんの受講143回目の主なスコア25/8/28」たてサッケイド130 数字ランダム70・67 かなBP88(2分)漢数字一行〇→9,450、三→10,375、一→6,750 たて一行ユニット216・212 スピードチェック25/40(42秒)・26/40(42秒)かなひろい37/56(45秒)ロジカルテストFタイプ22/30(2分30秒)・22/30(2分37秒)スピードボード8×813/21(3分)・15/18(3分)イメージ記憶19/40(30秒)28/40(20秒)倍速読書『街とその不確かな壁』8,000字/分・理解度A-「全体に広く見る意識でできた。スピードチェックやロジカルテストは目の端で処理できる量が少し増えた気がする。ただし、正解率が低いので上げていきたい」※スピードボードは、前回のスコアです。
月別受講回数は、6月1回・7月16回・8月11回・9月11回・10月10回・11月10回・12月11回・2025年1月10回・2月10回・3月10回・4月10回・5月11回・6月10回・7月3回・8月9回の計143回です。
「まだ30代前半。これからがすごく楽しみな人です」と前回ブログで書きましたが、いつか「クリエイトいいよ」と推してもらえるのではないかと、手前勝手な期待をしている「人」です。
「ワールドトリガー」に関しては、まったく知らないのでリンクを貼ることができませんでした
なお、「表現につっこみ」は、要約宿題に関してだけです。悪戦苦闘した要約に対して、想定外「つっこみ」を狙います

土曜は、ほぼほぼ丹羽豆腐店の日。
お稲荷さん10個に、白鶴豆腐2・上生揚げ2・心太2・大吟醸 絹1を購入しました(次のご婦人は、おぼろ豆腐1・がんもどき4……と)。
お稲荷さんはまずすぐに一つずつ食し、残りは1個ずつサランラップで包み冷凍。配偶者の朝昼兼用主食になっています。
Yさんご一家にも丹羽豆腐店をオススメします(長嶋茂雄、大谷翔平同様の呼びすてです)。
真
※Yさん関連ブログです
・2024-07-24「自分のレベルに合わせて調整してもらえそうだ」(受講10回)
・2024-08-19「結果的に疲れづらくかつ速く読めることに貢献している」(受講20回)
・2024-09-09「今のレベルに入ったときはこれは無理でしょ、と思っていたものの、だんだん終わりが見えてきている」(受講30回)
・2024-11-10「図書館という選択肢が生活の中に入り込んだことは大きな変化だと感じる」(受講40回・50回)
・2025-02-06 「読書という行為の理想的状態を実現するための部分トレーニングと全体トレーニングをうまく織り交ぜて構成されているかが分かる」(受講60回~80回)
・2025-04-17 「記念すべき100回を迎えた」(受講90回・100回)
・2025-05-18「全体として、うまく疲れることができたら正解、というルールの中で実施している」(受講110回)
・2025-08-07「新しいロールには新しいインプットが求められるので」(受講120回・130回)
※クリエイト速読スクールHP
